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[E3 09]「リトルビッグプラネット」ばりの充実したエディット機能がウリのレースゲーム「ModNation Racers」
本作はもの凄くざっくり表現すると「マリオカート」と「リトルビッグプラネット」を足して二で割ったようなゲームだ。つまり,マリオカートタイプのアイテムなどを駆使した,ハチャメチャなレースを楽しめるうえ,リトルビッグプラネットのようなエディットが行えるゲームなのである。
あるといえば「エキサイトバイク」の頃からある,レースゲームのコースエディットだが,本作のエディット機能はかなり充実している。コースだけでなく,車や,それに乗る人も自分で作れるのだ。
プレゼンテーションでは人物のエディットから行われたが,目,鼻,唇など顔の主要パーツのほか,髪型や服装なども選べ,オリジナリティの高いキャラクターを作成できるようだ。車の外装はさすがにボディタイプとカラー程度しか選べないが,それぞれの選択肢が非常に多いため,理想の車を作成できるだろう。
エディット機能が最も充実しているのは,やはりステージだ。コースのレイアウト,サーフェイスだけでなく,周りに家や木などを配置するといったデコレーションもできる。さらに,選択した範囲を一気に盛り上げて丘を作ったり,逆にへこませて湖を作ったりといったことも可能で,起伏に富んだコースでも簡単に作れるのだ。また,コースの飾り付けに利用するための家は,連続して置くと自動的に別パターンのものが現れるようになっており,ひたすら同じパーツが連続してしまうという事態を回避できる。なんとなく作っても,それなりにバリエーションができるのは便利だ。
もちろん作ったコースはネットワーク上にアップロードして,ほかの人と共有できる。どれだけの人がコースを作成するかはまだ分からないが,ゲーム購入後もコースが増えていくというのは嬉しいものだ。また,他人のオリジナルコースにも手を加えられるので,一から作るのはめんどくさいという人でも,気軽にエディットの楽しさに触れられるだろう。
ちなみに会場から出た,オリジナルコースでのレース時にはどんな曲を流せるのかという質問に対して,Ho氏は「いい機能を用意している」とコメント。いったいどんな機能なのかは分からなかったが,Ho氏の表情を見た限りは,期待してよさそうだ。
エディット機能は本当に充実しており,製品版に収録されるコースをデザインした人でも納得の出来なのだという。PLAYSTATION 3のコントローラだけで操作できるエディタで,プロが満足するほどなのだから,その質の高さが分かるだろう。
William Ho氏 |
James Greave氏 |
今回のプレゼンテーションでは触れられなかったが,本作にはストーリーキャンペーンモードが用意される。これはチュートリアルから始まり,最終的にエリートレーサーを目指していくという内容で,遊びながらレースの腕前を磨けるというものだ。自分でさまざまなものをエディットしたり,対戦プレイをしたり,ソロでじっくり楽しんだりと,さまざまな遊び方が用意されている。
なお,本作は海外で2010年に発売される予定だ。開発者を驚かすほどのエディタ使いが多い日本だけに,ぜひ国内での発売も決定してほしいものだ。
- 関連タイトル:
ModNation 無限のカート王国
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