キュートなお人形のような新種族がお披露目に「SEVENCORE」オフラインイベントレポート

会場では信田 郁プロデューサーと，「ラペルズ」でお馴染みのGMファルケン氏が司会を務めた

　ガーラジャパンは，2012年9月15日，東京・秋葉原のアイ・カフェAKIBAPLACEにおいて，新作MMORPG「SEVENCORE」のオフラインイベント「SEVENCORE PREMIRE」を開催した。
　SEVENCOREは，動物やメカ，は虫類など，さまざまな「マウント」に搭乗できることをウリとしたゲームだが，9月19日からオープンβテストが開始される予定となっている。それに先立って，早くもオフラインイベントが開催されたわけだ。

　クローズドβテストの時点では「シオン」「ブルータス」「ヌーク」といった3種族が実装されていたのだが，今回のイベントで新種族「アイモン」が発表された。
　既存の3種族の頭身が高いのに対し，アイモンはまるで人形のような可愛らしいイメージ。
　会場で公開されたPVでは，並んでダンスする姿や戦う姿が見られたが，巨大なモンスターに小さなアイモンが立ち向かう様はインパクトが強く，シリアスでハードな印象が強かったSEVENCOREのイメージを大きく変えるものとなりそうだ。
　SEVENCOREは海外でもサービスが行われているが，アイモンの実装は日本が最初になるとのこと。予定されていたアイモンの体験プレイは残念ながら中止となってしまったが，信田 郁プロデューサーは「可能な限り早く実装する」と約束してくれた。

キュートな見た目のアイモン。日本での実装が最初となる

踊り，かつ戦うアイモン達。モンスターとの身長差が凄いことになっている

レジェンドアイテム，マウント強化，上位職など，盛りだくさんのアップデートを予定

キーボードなどが当たるジャンケン大会も行われ，盛り上がりを見せた

　続いて，開発元であるNORIAの開発企画部長 チェ・ヒョンジュン氏を交えての質疑応答が行われた。
　チェ氏は「正式サービスが近づいて嬉しいです。パーティやギルドなど，深いコミュニティを基本にしたプレイを考えていきたいです」と意欲を示した。

――　SEVENCOREの特徴であるマウントは，今後どういう方向性で調整されるのですか？

　マウントはSEVENCOREの重要なポイントとなります。単なる乗り物ではなく，ゲーム内容にどう絡めていくか，そして深いコミュニティを作るうえでの重要な要素として，いろいろなスキルや役割を与えていくことを目標にしています。

――　飛行できるマウントや，空中戦のイベントなどは増えるのですか？

　飛行マウントは格好いいのですが，操作が難しいという側面があり，どう実装するかで苦労しています。今後は，プレイヤーさんが簡単に操作できるような飛行マウントも考えています。

ガーラジャパンのキム・チエCEOは，「いただいたご意見を実現すべく開発チームと交渉していきたいです」と語った

――　既存職業について，どう調整するのですか？

　職業の特性を強くする方向で調整していきます。低レベルでは誰でもソロで遊べますが，高レベルではパーティなどコミュニティを作って遊んでいただくというのが現在の方針です。マジシャンが弱いというご意見もありますが，コミュニティが形成されていくことで解決されていくのではないかと考えています。

――　職業に関して新要素は追加されるのですか？

　上位職への転職や，新規スキルを追加するアップデートを予定しています。

――　アイテムに関する新要素はありますか？

　「レジェンドアイテム」という，ワールドに一つしかない貴重なアイテムが登場します。正式サービスのスタート時にお見せできると思いますが，具体的な情報はもう少しお待ちください。
　また，既存マウントのスキルをアイテム化することも予定しています。例えば，早く走るスキルを「バグ」に付けることで，素早く走り回るバグを作れたりもします。

――　今後はどんなアップデートが予定されていますか。

　アーク大陸の北方に，大きな大陸が登場します。ここは100レベル以降くらいで到達可能となる場所です。現在のSEVENCOREはファンタジー色が強いですが，この新大陸ではSF的な雰囲気が強くなり，これまで以上にSEVENCOREの魅力が出てきます。
　また，新要素として「レアマウント」が追加されます。既存のマウントは「ノーマル」「エリート」の2種類ですが，これよりも強力なのがレアマウントで，スキルも既存のマウントより強力なものを持っています。そのほか，新種のマウントも多数追加予定となっています。

NORIAのチェ開発企画部長（中）と，信田プロデューサー（右）。チェ開発企画部長によれば，カメの出番を増やしたほうがいいというスタッフからの意見があり，イデア平原にカメ絡みのイベントが多く実装されたそうだ

　会場では，SEVENCOREのテストサーバーを使ってのゲーム大会も行われた。スタートエリアである「ロストアイランド」から，いかに速く脱出するかのコンテストや，次々出現するモンスターからクリスタルを防衛する協力イベントなど，来場者たちが一丸となってゲームを楽しむ姿が印象的だった。

NORIAのチェ開発企画部長。アイモンは既存のキャラクターとイメージが違うだけに，開発側でもいろいろと苦労があったそうだ

　新種族アイモンに関し，チェ開発企画部長に少し話を聞くことができたので，お伝えしていこう。

4Gamer：
　アイモンは既存のキャラクターとだいぶ頭身が違いますが，作られるうえでの苦労などありましたか？

チェ氏：
　開発には1年ほどかかりましたが，SEVENCOREの世界観に合っていて，なおかつカワイイキャラクターを作るのに苦労しました。これまでSEVENCOREは，ガッチリとした体型のキャラクターが出てくる欧米系のデザインだったので，そことのバランスを取るのも難しかったですね。

4Gamer：
　アイモンの見どころというのはどんなところとなりますか？

チェ氏：
　アイモンは自然と親しむ，妖精的なコンセプトを持っています。グラフィックスもSEVENCOREの自然とマッチするように調整してきましたので，そのバランスを見てほしいですね。特徴である耳や尻尾も，マウントとマッチするようなデザインとしていますので，そこも見どころとなっています。

4Gamer：
　本日はありがとうございました。

　今までのイメージを変える新種族アイモン。キュートな姿がゲームにお目見えするのもそう遠くないことのようで，気になる人はこれからの情報をチェックするとよさそうだ。