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【ヒャダイン】PlayStation Vitaを買って,時代の変化に驚いた
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印刷2014/05/31 00:00

連載

【ヒャダイン】PlayStation Vitaを買って,時代の変化に驚いた

ヒャダイン /  音楽クリエイター

画像集#001のサムネイル/【ヒャダイン】PlayStation Vitaを買って,時代の変化に驚いた

ヒャダインの「あの時俺は若かった」

ブログ:http://ameblo.jp/hyadain/


第29回「PlayStation Vitaを買って,時代の変化に驚いた」


画像集#002のサムネイル/【ヒャダイン】PlayStation Vitaを買って,時代の変化に驚いた
 ども。前回は「戦国無双4」PlayStation 3 / PlayStation Vita)のことを書いたところ,ご好評いただいたようで嬉しい限りです。Twitterの「戦国無双」公式アカウントからもリプをいただいたりして,ニヤニヤしております。もちろん,あれからもプレイしまくっておりますよ!
 で,ですよ。最近はちょっと外仕事が多くて,待ち時間や移動時間が増えたので,家で戦国無双4ができない。むむむむむ。収集5つけて修羅武器をひたすら集める作業をしたいのに! 克己5とおまもり付けて,神速ぶっぱなして愚直にレベル上げをしたいのに!!

 あ,戦国無双4,PlayStation Vita版もあったよね。そうだ。PlayStation Vitaを買おう! ということで買っちゃいました,PCH-2000。軽い。なんだこの軽さは! ウソみたいに軽い。これ,モックアップじゃないよね? 軽すぎて現実感がない!
 ただまあ,同じタイトルを遊べるとはいえ,携帯ゲーム機なんだからどうせ映像とか機能とか劣化してんでしょ? なんていやーな感情を持ちながら,PlayStation Vita版の戦国無双4を挿入。起動! なんじゃこりゃ。すげえ。グラフィックスの解像感が想像以上! しかもサクサク動くよ。タッチパネル機能もあるよ。リアパネルも使えるのね。
 しかも! PlayStation 3版で買ったDLCまで使える! たまらん。高機能すぎる。かくして移動中,待ち時間はもちろん,なぜか家にいてもPlayStation 3を立ち上げることなく,ベッドに寝っ転がりながらPlayStation Vita版の戦国無双4をプレイする始末です。いやぁ〜,今さらながらPlayStation Vitaってすげえ。

画像集#003のサムネイル/【ヒャダイン】PlayStation Vitaを買って,時代の変化に驚いた 画像集#004のサムネイル/【ヒャダイン】PlayStation Vitaを買って,時代の変化に驚いた

 で,携帯ゲーム機について思いを馳せてみました。昔は重かったよなあと。ちなみにPlayStation Vitaの最新版PCH-2000は219グラム。僕の思い出の携帯ゲーム機,初代ゲームボーイは単三電池4本込みで約300グラム。厚さはPlayStation Vitaが15mmで,ゲームボーイは30mmなので,確かに進化していますね。
 でも好きだったなあ,ゲームボーイ。まずフォルムが格好良かったんです。真っ白の長方形型にあんず色のAボタン,Bボタン。そして黄緑色の液晶! しびれますよね。ソフトも今みたいにちっこくなくて,ドスン! って感じ。調べたところ,なんとCPUが8bit。あの図体で8bit。まあ,だって25年も前ですもの。そっか。四半世紀も前にこんな素晴らしいクオリティでゲーム機を作ってたんだ,と思うと鳥肌ですね。

 そんなゲームボーイ。やっぱ「テトリス」ですよね。キング・オブ・暇つぶし! 今でもスマホゲームの売れ筋はパズルゲームですが,ゲームボーイの頃もパズルゲームがヒット商品だったんですね。持ち運べる機器ではみんなパズルで遊びたがるのかなと思うと,なんだか不思議なような納得しちゃうような。
 そして「ボケットモンスター赤・緑」! これは名作でした。ケーブルをつないだら通信ができて,友達とポケモン交換ができるんですよね。わざわざゲームボーイ本体を2台買って,一人でポケモンをコンプするなんていう強者もいました。3音+1ノイズで奏でられるBGM,モノクロで小さな画面,スペックとしては今と比べ物になりませんが,それでも夢が詰まっていましたゲームボーイ。

 で。ここ最近街でよく見かけるのが,子供達がアウトドアで携帯ゲーム機を持ち寄って遊んでいる光景。公園に集まって,鬼ごっこやかくれんぼをするわけでもなく,ベンチに座って画面を凝視しながらゲーム三昧。
 こんな様子を見て「子供達の情操教育に良くない」とか「公園まで来てゲームをするなんて不健康だ」なんて,批判的に見る大人も多いように思います。しかし僕は「何が悪いのよ?」と思うんですよ。
 確かに僕らの頃は前述のとおりのゲームボーイで,お互いの通信機能もなかなか大変で,しかも重くてデカいし,太陽の下では画面が見にくいしで,公園に持って行くことはそんなになかったかもしれません。
 だけど,今のように薄型軽量化,無線での通信プレイも充実している状態だったら,サッカーボールやグローブを持っていくのと同じ感覚で持って遊びに行きますよ,携帯ゲーム機。
 ファミコンが出てきた頃,僕は6歳とかだったので,ファミコンと共に育ってきた最初の世代だと思うのですが,ファミコンの遊び方って一人で部屋でプレイするだけじゃなく,友達をたくさん家に呼んで誰か一人がプレイしている姿を後ろで見ているとか,そういう文化がありました。
 誰かがプレイしているのを見ているだけで何が楽しいんだ? と当時の大人達に言われたこともあります。しかし我々子供は,そのプレイを見ながらお菓子をむさぼり,あーでもないこーでもないと騒ぎ立てるのが楽しかったのです。言ってみれば野球中継を一緒に見てる気分でしょうか。今っぽく言うと,実況主のプレイをコメントであーでもないこーでもないとコメントするニコニコ動画みたいな感じでしょうか。

 「俺達の頃は服をドロドロにして冒険したり,虫を集めて遊んでいたっていうのに,今の子供はゲームばかりしてロクな大人にならない」的なことを言える人もいますけど,胸を張ってそう言える人ばかりじゃないと思うんですよね。少なくとも僕は「ロクな大人」になれているという自信が持てないので,そんなことは言えないです。それに,ゲームばかりしている=ロクでもない,という決め付けも,ちょっと乱暴じゃないかと思うんですよ。
 ただまあ,分かるんです。人間というのはどうしたって自分の知らない世界に対してある種の恐れを感じてしまい,知らず知らずのうちに攻撃的な姿勢をとってしまいがちなんですよね。このケースも,自分の幼少期における思い出や経験が前提にあって,それに当てはまらないものに対する恐れが出てしまうんでしょう。
 確かにね。公園に集まってゲームをしている子供達の姿は異様に見えるかもしれません。でも,「集まる」という行動をやめていない子供達の心理,真意をちゃんと評価するべきではないでしょうか。虫は採らないけれど,みんなで集まってポケモンを捕まえたり,妖怪と触れ合ったりしているのです。いいじゃないですか!

 逆に今って,ゲームが子供と大人の共通言語にだってなってるわけです。真剣にゲームで競演することだってできる時代です。そう考えると,楽しい時代じゃないですか!
 そんなキラキラとした希望を持って,今日も僕はPlayStation Vitaを起動させるのでした。まあ,戦国無双4はCERO レーティングB(12歳以上対象)だけども!

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■■ヒャダイン(音楽クリエイター)■■
音楽を作ったり,TV番組に出演したりと,マルチな活動をしているヒャダイン氏。2014年7月19日に公開される映画,「烈車戦隊トッキュウジャー THE MOVIE」(劇場版「仮面ライダー鎧武」と同時上映)には,なんと声優としてナイル伯爵役を演じることになったそう。鉄道好きだから,でしょうか?
  • 関連タイトル:

    戦国無双4

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