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[Gamescom]イタリアのパブリッシャKalicanthusがロシア産のファンタジーMMORPG「Craft of Gods」を初披露
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印刷2009/08/21 17:43

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[Gamescom]イタリアのパブリッシャKalicanthusがロシア産のファンタジーMMORPG「Craft of Gods」を初披露

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画像集#004のサムネイル/[Gamescom]イタリアのパブリッシャKalicanthusがロシア産のファンタジーMMORPG「Craft of Gods」を初披露
 イタリアでゲームポータルを運営するKalicanthus Entertainmentが,新作ファンタジーMMORPG「Craft of Gods」を,Gamescomにおいて初披露した。本作は,ロシアのサンクトペテルブルクに本拠を置くSoluciones Imposiblesが開発中の作品で,ヨーロッパでは年内にもオープンβテストが実施予定となっている。

 スラブ民族の神話をモチーフとする本作の舞台となるのは,キキモラやサイレンといった70種類以上のモンスターが棲む「アクヴィロン王国」。
 計210種類におよぶ豊富なスキルを習得しながら,上限となるレベル100に到達することで,半神半人の“デミゴッド”となることがゲームの目的である。

スタッフによるプレゼンテーション
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 さて,パブリッシャのKalicanthusは,「Dark Age of Camelot」を通して知り合ったゲーマー4人が,2007年に設立した会社だ。設立からまだ2年ほどしか経っていないが,イタリアにおいて,ロシア産のオンラインゲーム6作をサービスインさせた実績があるという。
 同社は,Craft of Godsをフラッグシップタイトルと位置づけており,ドイツのハンブルク市に支部を構え,ヨーロッパ地域でのローンチに向けて準備を進めているそうだ。

 一方,本作のデベロッパであるSoluciones Imposiblesは,ドミニカ共和国出身のロシア人が代表を務める会社である(社名がスペイン語なのは,ドミニカ共和国の公用語がスペイン語だからだろう)。
 こちらの会社は,学生時代のゲーム仲間が集まって興したらしく,これまでは,カジュアルゲーム開発や,グラフィックスシミュレーション関連の仕事に取り組んできたという。

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 ゲームの話に戻そう。
 スラブ民族の神話をモチーフにしていると聞いても,いまひとつピンと来ないが,ブーススタッフの話から推測する限り,コアゲーマー向けのオーソドックスなMMORPGに仕上がっているようだ。

 プレイヤーキャラは全部で5種類で,いずれもヒューマノイド。善の神「Svalog」,悪の神「Black Snake」を信奉する二つのグループに分かれ,PvPのほか,大規模なRvRを展開していくことになる。
 本作では,RvRを行うとき,いずれかの勢力に力が偏った場合,バランスをとるために,弱いほうの勢力に対して“神の加護”が与えられる仕組みだ。

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 本作にはスキル制が採用されており,キャラクタークラスの概念は存在しない。スキルには,攻撃系や魔法系,生産系など,14系統(各15種類)が用意されており,自分好みに習得していける。
 14系統のうち,半分以上の8系統は,戦闘とは直接関係のない生産関連のスキルとなっており,勢力争いに関心がなければ,生産者として生きていく道もある。これらのスキルで生産できるアイテムは,ざっと1500種類に上る見通しとのことだ。

 また,ゲーム内のすべての動物に対してテイミングが行える仕様で,好きな動物をペットにしたり,移動時に騎乗したりできるようになる。
 騎乗動物というと,馬やトラ,ドラゴンといったものが思い浮かぶが,家畜のウシや,リクガメなどにも乗れるそうだ。利用価値がどこまであるか分からないが,本作の楽しみの一つになりそうだ。

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 上で述べたように,年内にはオープンβテストが実施される予定とのことだが,Gamescomに合わせて公開されたスクリーンショットや,ブースで公開されている映像では戦闘シーンが確認できず,開発がどこまで進んでいるか分からなかった。

 なお,ローンチ時には英語,イタリア語,ロシア語の3か国のバージョンを用意し,ビジネスモデルには月額課金方式を採用する予定とのこと。
 ヨーロッパ全域での展開に向けて準備が進められている本作が,果たしてゲームファンに受け入れられるのか,今後の動向に注目したいと思う。

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  • 関連タイトル:

    Craft of Gods

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