Mad CatzがPS4用の“格ゲー向け”ゲームパッドを発表。「ストリートファイターV」デザインのエントリー向けアケコンも

　Mad Catz Interactive（以下，Mad Catz）は，PlayStationプラットフォームに向けたゲームパッドの新製品「Street Fighter V FightPad PRO」と，アーケードスティックの新製品「FightStick Alpha」が開発中であることを，同社の公式Twitterにて明らかにした。

　Street Fighter V FightPad PROは，かつて同社から発売されていた格闘ゲーム向けゲームパッド「FIGHTPAD」の後継にあたる製品だ。公開されているのは下の写真のみだが，形状が大きく変化し，左右非対称のデザインになっているのが見て取れる。［△/○/×/□］の4ボタンに［R1］［R2］を加えたボタン配置はFIGHTPADと変わりないが，左右のアナログスティックが追加されているので，格闘ゲーム以外もプレイできるゲームパッドになりそうだ。
　そのほか詳細は不明ながら，「PS4」「PS3」と書かれた切り替えスイッチを備えているあたり，両プラットフォームに対応するものと思われる。Mad Catzロゴが描かれた部分はタッチパッドのようにも見えるが，この点は続報に期待しよう。

左右非対称でソリッドなデザインとなったStreet Fighter V FightPad PRO。グリップは左手側が細長くなっていて，使い勝手が気になるところ。製品名に「Street Fighter V」とあるとおり，右のグリップには「ストリートファイターV」のロゴが入れられている。カラーは赤・白・青・黒の4色が用意されるようだ

Mad Catz公式Twitterによるツイート

　一方，アーケードスティックの新製品であるFightStick Alphaは，同社がエントリー市場向けに販売していた「Arcade FightStick」（国内未発売）の後継製品だ。こちらも詳細は不明だが，公開されている画像からは，PlayStation 4＆3両対応であることや，底面に滑り止めシートを備えていることが見てとれる。実際の販売価格が分からないことにはなんとも言えないものの，エントリークラスの価格帯でこの仕様だとすれば，なかなか魅力的な製品になるかもしれない。

天面上部のコントロールパネル部を見る限り，基本的な機能は一通り揃っていそうなFightStick Alpha。こちらも同じく「ストリートファイターV」のロゴ入り。エントリー向けということで，ボタンやレバーは（三和電子製などではない）同社オリジナルのものになりそうだ

Mark Julio氏によるツイート

　またアーケードスティック製品では，同社のフラッグシップモデルである「Arcade FightStick Tournament Edition 2」の「ストリートファイターV」モデルとして，「Street Fighter V - 'Chun-Li' TE2 FightStick」が発売されることも明らかとなっている。天面に「ストリートファイターV」版の春麗のイラストを配したデザインで，こちらは2015年秋の発売予定とのことだ。

春麗のイラストが眩しいStreet Fighter V - 'Chun-Li' TE2 FightStick。ちなみに「ストリートファイターIV」のコンシューマゲーム機版に合わせて発売された，初代Tournament Editionの春麗モデルは，日本で発売されなかったこともあり，今となってはかなりのレアものになっている。ぜひ手に入れたいという人は，Mark Julio氏のツイートから最新情報の配信リストに登録しておくと良いかもしれない

Mark Julio氏によるツイート

　なお，今回の発表はあくまで北米市場向けであり，日本で発売されるかどうかは分からない。いずれも魅力的な製品だけに，今後あるだろう日本法人からの発表に期待しておこう。

Mad Catz公式サイト