プレイレポート
ソロプレイも熱いが16人対戦はもっと熱い! ハンパじゃない自由度のオープンワールドアクション「ライオットアクト2」の先行体験会に参加してきた
本作は,2007年に発売された「ライオットアクト」の続編となるオープンワールドタイプのアクションゲームで,プレイヤーは巨大都市“パシフィック シティ”を守るエージェントとなり,さまざまな脅威から善良な市民を守るべく戦うことが目的だ。
なお開発は,「ライオットアクト」「Fable II」「PGR - プロジェクト ゴッサム レーシング-」などの開発に携わったスタッフ達が2009年1月に設立したスタジオである,Ruffian Gamesが手がけている。
今回はマイクロソフト社内でメディア先行体験会が行われ,「ライオットアクト2」を,最大16人対戦が可能なマルチプレイを含め,発売に先駆けてプレイすることができたので,その模様をレポートしよう。
アクションのぶっ飛び具合は「2」でも健在
障害物は避けて通るな,登って通れ
恥ずかしながら,筆者は前作を未プレイだったのだが,そんな筆者がプレイしてまず驚いたのが,キャラクターのジャンプがめちゃくちゃ高いということ。ビルの二階くらいの高さであれば平気で飛び上がれるし,高層ビルの屋上から飛び降りてもダメージを受けることはなく, むしろ落下する際の浮遊感が心地よいほど。
たとえば,ミッションで目的地に急いで向かうといったときでも,ビルをよじ登ったりジャンプを駆使すれば,あっという間に到達できてしまう。「ライオットアクト2」のアクションは,見た目がダイナミックなだけでなく,自由度の広がりや爽快感の向上などにも繋がっている,といっても大げさではないだろう。
「普通はこんなことできないよ!」と思ってしまうようなこともできてしまうので,「ライオットアクト2」では,プレイヤーの発想しだいで思いもよらぬ遊び方が生まれる……かもしれない。ともあれ,自由度は相当に高い印象だ。
操作性もスムースで,筆者がプレイしてストレスを感じることはほとんどなかった。また個人的には,敵を銃撃する際,オートで照準を合わせてくれる補助システムが地味に嬉しかった。手動で照準を合わせるのが苦手な人は重宝するだろう。
ちなみに,「ライオットアクト2」では敵が数多く出現するものの,単体の強さは手こずるというほどではない。というか,強力な武器があれば圧倒的な強さで敵を屠れる。「これイジメでしょ」と,思わず敵に同情の念を抱いてしまうほどだ。
なおミッション中は,司令官から指示が出たり画面左下にあるトラッカーがナビしてくれたりする。広大な街中であっても,迷って進めなくなるようなことはないだろう。
「ライオットアクト2」には,さまざま種類のスキルが用意されている。これらのスキルは,アイテムを入手したり,敵を倒したりすることで向上させられる。主なスキルは以下の条件で向上する。
移動スキル:ステージに点在する“アジリティオーブ”の収集や,ルーフトップレースへの参加
射撃スキル:射撃で敵を倒す
格闘スキル:近接攻撃で敵を倒す
爆破スキル:爆破で敵を倒す
運転スキル:車で敵を倒したり,ロードレースに参加したりする
これらのスキルは,上げれば上げるほど強力になる。スキルの演出もどんどん派手になっていくので,プレイヤーがレベルアップをより実感しやすくなっている。
サクっと気軽にプレイできてアツくなれる
最大16人対戦モードがとにかく楽しい!
次は,「ライオットアクト2」における新要素である最大16人対戦のマルチプレイで,今回は3種類のルールでプレイさせてもらった。
トラッカーがあるため敵の配置などをすべて把握できるのはありがたいのだが,それは他プレイヤーも一緒なので,一瞬たりとも油断ができない。
案の定,筆者が他のプレイヤーを倒してぬか喜びした瞬間,後ろから別のプレイヤーに倒されるといったことも多々あり,とにかく気が抜けないというのが,このモードをプレイした印象だ。
なお倒された際に若干のロードが入るものの,すぐさまリスタートできる仕様になっていた。プレイ中のモチベーションはまったく落ちないというか,リベンジの気持ちの方が大きくなって,プレイ意欲をかき立てられてしまった。
当然のことだが,対戦プレイの相手はCPUではなく人間なので,銃の種類や格闘攻撃などを使い分けるといった,相応の戦略が必要となってくる。それだけに,相手を倒せた時の爽快感は格別である。
体験会ではボイスチャット環境がなかったので,味方との連携プレイ取れなかったのが残念だが,それでもかなり手に汗握るバトルだった。ボイスチャットを使ってプレイすれば,さらに盛り上がることは間違いなしだ。
ただ逃げ回るだけなら意外といけそうだと思っていたのだが,本ルールでは,追跡する側のプレイヤーすべての武器がロケット砲という,追われる側としては悪夢のようなシチュエーション。筆者も何回かはオーブ奪取に成功したのだが,ものの数秒でオーブを奪われてしまった。
ちなみに,追われる方もUVショットガンで応戦できるのだが,とにかく敵の猛追が激しくて気が休まるヒマがない。どれだけ上手く逃げられるかが,本ルールのポイントになりそうだ。
さて,発売が約1か月後に迫った「ライオットアクト2」。キャンペーンモードモードだけでも相当遊び込めそうだが,マルチプレイもそれに負けず劣らず楽しめそうである。オープンワールドタイプのアクションゲームが好きな人だけでなく,よほど苦手でなければ,ぜひプレイして,そのダイナミックなアクションに酔いしれてほしい。
スクリーンショット集
- 関連タイトル:
ライオットアクト 2
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