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二足歩行ロボット用物理演算シミュレーションソフトウェア「Go Simulation!」,9月18日に発売。無料デモ版も配布中
本作は以前お伝えしたように,2009年12月の発売が予定されていたが,それが延期されていた。
従来,実際に二足歩行ロボットを作ろうと思うと,それなりに高価でなかなか手が出せなかった。本作は,PC上に3D空間を作り,そこに3Dモデリングされたロボットや,障害物を配置,ロボットにさまざまな動きのモーションを設定することで,手軽に二足歩行ロボットを作り,動作シミュレーションが行えるのだ。
3D CGソフトやCADソフトで作ったSTLファイル形式やXファイル形式の一部のポリゴンデータに対応しており,それらで作ったロボットを取り込むことが可能だ。
物理演算APIには,ロボット系学会の論文で多数使用されているOpen Dynamics Engineを採用。ロボットを自分で設計するためのサンプルとしても使える,実際に市販されている二足歩行ロボットキットのモデルデータも付属するので動きや関節の取り付け方などの研究もできる。そうして自分で作ったロボットを使い,ゲームモードでバトルや障害物レースなどを楽しむことも可能となっているのだ。
また,新しいロボットやステージのデータは,公式サイトで配布する予定とのこと。二足歩行ロボット大会「ROBO-ONE」のシミュレーション大会「on PC」などでも,公式のソフトウェアとして採用されているので,そういった大会に興味がある人は,本製品を購入して自分のロボットを作ってみてはいかがだろうか。
なお公式サイトでは,無料のデモ版の配布もスタートしている。購入前に本製品がどんなものなのか,ロボットがどのように動くのかなどを確認したい人は,デモ版に触れてみよう。
◆ 無料デモ版 ◆
無料デモ版配布
無料のデモ版の配布開始。ご購入前に動作確認ができます。
無料デモ版の制限内容
(1)ゲームの、「バトル」と「ダッシュ」をお楽しみいただけます。
(2)「ロット設計」と「ステージ設計」モードは使用できません。設計機能は使用できないようになっております。
(3)ロボットやステージデータは、インストールされたもののみ使用可能です。改造したり、他のロボットを使用することはできないようロックされております(一部許可されたものを除きます)。
http://techno-road.com/products/gosimulation.htmlからダウンロードページへ
「Go Simulation!」公式サイト
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