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ATIにお別れ。AMD,ATIブランドを統合し,GPUは「AMD Radeon」に
2010年8月30日,AMDは,2006年のATI Technologies買収後も使われてきた「ATI」のブランド名を,AMDブランドに統合すると発表した。ブランドの統合は2010年中に完了予定。RadeonやFirePro,VISION Technology,そしてCPUとGPUを統合した次世代プロセッサであるFusion APUはいずれも,AMDブランドで展開されることになるわけだ。
#### 以下,リリースより ####
今日のパーソナルコンピュータは、これまでのような生産性向上のためのツールから、情報・コミュニケーション・エンターテインメントにとって必要不可欠なリソースへと急速な進化を続けています。事実上あらゆるPC ユーザーが、フォトグラファー・ビデオプロデューサー・コンテンツライター・コンテンツパブリッシャーのすべてを同時に兼ね備えるようになり、さらに高品質なHD ビデオコンテンツに対しての期待値も増しています。
このように、人々がPCを使用する方法が変化していることに対して、AMDは、PCメーカー様へ設計段階から支援し、PCを販売促進する際の手法を変えてきています。そして、業界もこの変化に注目し始めています。
・1年足らず前に開始した「VISION Technology from AMD」イニシアティブにより、ノートブックの製品採用数が前年度比3倍に拡大しました。このVISIONに込められたメッセージは、「ビジュアル(映像)に優れたPCが欲しければVISIONステッカーを探そう」というシンプルなものです。PCの使用用途に合わせて消費者が機種を簡単に選択できるよう、VISION は使用用途に応じて階層的に構成されています。
・過去9か月にわたり、AMDは業界唯一の完全なDirectX 11グラフィックス製品ファミリーをリリースし、世界で最も鮮明なPCエクスペリエンスを実現してきました。この結果として、AMDは急拡大するディスクリートGPUビジネスにおいて市場シェアリーダーの座を取り戻しました。またアップル社が最近刷新したiMacとMac Proの製品ラインでは、AMDのグラフィックスが採用されています。
・最近、AMD Fusion APU(Accelerated Processing Units)のデモを初めて実施しました。今年中には低消費電力の「Ontario」製品を出荷する予定です。
・最後に、米国、欧州、アジアにおいて、インテルの独禁法施行令への遵守状況について政府当局による調査が引き続き行われておりますので、AMDのお客様やパートナー各社は報復的措置を恐れることなく自由に購入の判断を行うことができます。
AMDは、ユーザーの使用用途に応じた新しいマーケティングアプローチであるVISIONテクノロジーや、ますます重要性が高まってきているディスクリートGPU市場でのリーダーシップを確立してきております。 そして近い将来発表予定のAMD Fusion製品によってITと家電の分野に新たなイノベーションの波を引き起こす事が期待されています。そして、現在、世界中のお客様と相談したうえで、今年中にはATI製品ファミリーをAMDブランドに移行する計画です。これにより私たちのブランドは一つになり、世界中でブランド認知を向上させることができます。
ATIというブランドには別れを告げますが、その精神はAMD RadeonやAMD FireProグラフィックス製品、VISIONテクノロジー プラットフォーム、さらには近く発表予定のすべてのAMD Fusion APUの中に生き続けます。
今後のご支援に感謝いたします。
ジョン・ヴォルクマン(John Volkmann)
ブランドマーケティング担当 コーポレートバイスプレジデント
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