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「Portal 2」のリリースは2011年に延期。Aperture Scienceから,2通めのメッセージが到着
Aperture Scienceからメディアにメールが届き,Electronic Entertainment Expo(E3)で予定されていた「Portal 2」の発表イベントが突然中止されたことは,6月2日に掲載した記事でお伝えしたとおり。北米時間の6月9日,Aperture Scienceから2通めのメールが届き,Portal 2の発売が2011年に延期されたことが発表された。
まずは,適宜抜粋して本文を訳してみよう。
Aperture Laboratoriesという名称でも広くビジネス展開しているAperture Scienceが,オブザーバーを招待して行なった審査に基づく,発売予定日に関する再考プロセスが成功したことを,Valveと共同で発表いたします。これにより,当初設定されていた発売予定日を守らなかったのに,世界で30を超えるゲームオブザイヤーを受賞した「Portal」の続編「Portal 2」の開発が,2011年の発売を目標に進められることが決定しました。
この決定に関して,両社の代表者は皆さんの身の安全が大きな理由だったことを挙げています。Portal 2は計画より多少遅れることになってしまいましたが,未完成のままポータル利用を許可して,Valveの時間軸に穴が開くようなことになれば,体内分子の高速な破壊によって,地球上のすべての生命が根絶やしになってしまうかもしれません。
また,「発売の遅延は,製品の向上にもつながります」と両社の代表は続けます。ただ,この発言により,「製品を粗悪にするため発売を延期させます」という,おそらく歴史に残る発言をする機会は逃してしまいました。
念を押しておくと,Aperture Scienceは「Portal」や「Half-Life 2」に登場する架空のハイテク企業であり,今回もその名前を使ってValveがメディア向けのプロモーションを行なっているというわけだ。
前回のメールが配信されて以来,メディアやファンの間では,「Half-Life 2: Episode 3が出るのだ!」「いや,Source Engine 2だ!」といったウワサが飛び交っていたが,それに対して,今回のメールの本文の最後にはこのように記されている。
「ポータルデバイスの使用実験でどれだけValve社員が死にかけたのか」という質問や,何度聞かれてもお答えできない,E3での「Portalがテーマだって言ってんだろ!」サプライズに関して詳しく知りたいのであれば,取り急ぎイベントへの参加をご要請ください。
つまり,Portal 2そのものはサプライズではないが,Portalがテーマになったイベントが行われるというわけで,これを信じれば,Half-Lifeシリーズの新作や,Source Engine 2の発表ではないことになる。
とはいえ,そう素直でないのがメディアの心理で,新たなウワサとして「PortalがProject Natalに対応するため,開発が遅れている」なんてのが浮上してきた。いずれにしろ,真実は,現地時間の14日に明らかになる。
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(c) 2011 Valve Corporation. All rights reserved. Valve, the Valve logo, Portal, and the Portal logo are trademarks and/or registered trademarks of Valve Corporation in the United States and/or other countries.
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