Codemasters，銃撃と破壊の饗宴をとことんまで楽しめそうな新作FPS，「Bodycount」を開発中

　この時期，欧米のショッピングシーズンに向けたタイトルのリリースが終わり，ちょっとばかり遅れてしまったタイトルもおおむね出揃い，そろそろ新作発表が相次ぐのが恒例。もっとも，最近の海外メーカーは，わざとショッピングシーズンを外すところも増えていて，一概にそうだとも言えなくなりつつはあるのだが，ともあれ，イギリスに本拠を置くパブリッシャ/デベロッパ，Codemastersは現地時間の2010年3月9日，新作タイトル「Bodycount」を2011年の第1四半期にリリースすると発表した。ゲームのジャンルはFPSで，対応機種はPlayStation 3およびXbox 360となっている。ただし，日本法人であるコードマスターズによれば，日本での発売は現在のところ未定となっているとのこと。

日本法人「コードマスターズ」公式サイト

※2010年3月10日10：30追記
　初出時，本作はPC，PlayStation 3，Xbox 360対応とお伝えしていましたが，その後，Codemastersの日本法人であるコードマスターズから，対応機種がPlaystation 3およびXbox 360のみになるという訂正連絡を受けたため，本文をアップデートしました。

　Bodycountは，2006年にリリースされたFPS「Black」のストーリーとデザインを担当したStuart Black氏をクリエイティブディレクターとして招いて制作されるタイトルで，ゲームエンジンとしては「Colin McRae: DiRT 2」（PC/PlayStation 3/Xbox 360/Wii/PSP/NDS）や「OPERATION FLASHPOINT: DRAGON RISING」（PC/PlayStation 3/Xbox 360）などに使われて実績のあるCodemasters製の「EGOエンジン」が採用されている。

　詳細についてはあまり発表されていないのだが，舞台設定は，スパイとなったプレイヤーが国際的な勢力争いに巻き込まれていくというものになるようだ。目撃者は一人残らず始末するのがスパイの非情な掟なので，数々の現代兵器を駆使し目撃者や敵をガンガンやっつけていく，スパイの行動としては多少気にかかるが，派手で楽しいものになりそうだ。
　オンラインモードでは対人戦のほか，最近のゲームでは欠かすことのできなくなったCo-opモードもフィーチャーされれる予定だ。
　制作は，CodemastersのスタジオであるCodemasters Studios Guildfordが担当している。


　Blackの特徴は，攻撃によってさまざまなオブジェクトが破壊可能であるところだった。2006年の作品で，対応機種がPlayStation 2/Xboxにしてはがんばっていたと思うが，今回のBodycountでは，最新ハードウェアによってその点がさらにパワーアップされる模様だ。
　Black氏は「『Bodycount』は銃撃と破壊のすべてを味わえるゲームです。当社の持つダメージの再現技術により，従来とは異なるゲームの楽しさを提供します。いつまでも壊れることのない安全な場所に身を潜めておくことは出来ず，環境は常に変化し続けます」とコメントしており，破壊こそがゲーム性の根幹になるようだ。

　こうしたところを売りにするFPSタイトルは最近増えているような印象があるので，Bodycountがどのようなダメージ表現を見せてくれるのか興味深い。2011年第1四半期（Codemastersの場合，2011年1月から3月の間）と，リリースはちょっと先だが，FPSファンならその名前を記憶しておこう。