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米Google,ソーシャルゲームの最大手Zyngaに大規模出資。スタート予定のGoogle GamesでZyngaタイトルを展開か
Zyngaは,Facebookを中心にゲーム事業を展開し,現在はFacebookの収益の50%を超えるビッグビジネスに成長した。しかし,Facebookが導入を図った決済システム「Facebook Credits」をめぐって関係がぎくしゃくし,現在,米Yahoo!とパートナー契約を結ぶなど(関連記事),Facebook離れを図っているように見える。Zyngaは,昨年(2009年)だけでもベンチャー資本から5000万ドルを調達しており,さらにソフトバンクがZyngaとの業務提携を準備しているというニュースもネット界隈を賑わせた。TechCrunchによれば,ソフトバンクの出資額は,1億5000万ドルとのこと。
どうしてこんなにZyngaに注目が集まるのかといえば,やはり業績が絶好調だからだろう。2010年前半の収益は予想を上回る約3億5000万ドルで,2011年には10億ドルに達するのではないかと見るアナリストもいる。6月23日に掲載した記事でもお伝えしたように,Zyngaの新作タイトル「FrontierVille」は,リリースからわずか数日で500万人のアクティブユーザーを獲得したという。
Facebook人気の一端を支えているのが,中毒性の高いZyngaのタイトルであるのは間違いなく,Googleは,2010年中にもスタートするといわれるGoogle GamesのメインにZyngaを据えることになるのだろう。同じ思惑が米Yahoo!にもあるのは間違いなく,北米IT業界のビッグプレイヤーの間で,Zynga人気は衰えることがないようだ。
どうもスケールの大きな数字ばかり並んで,我々エンドユーザーにはピンとこないところもあるが,アジア進出を強く望む――ソフトバンクとの業務提携はその一環と言われる――Zyngaだけに,日本のゲーマーにとっても無縁の話ではないだろう。
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Copyright (C) 2010 Zynga Game Network Inc.. All rights reserved.
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