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最上位CPUは最大56コア112スレッド対応。IntelがHPC向け第2世代「Xeon Scalable Processor」を発表
Cascade Lakeは,既存のXeonシリーズと同じく14nmプロセス世代のプロセッサで,1つのプロセッサパッケージ内に最大56基の物理CPUコアを搭載するシリーズ「Xeon Platinum 9200」をラインナップしていることや,深層学習向けの拡張命令「Vector Neural Network Instruction」(VNNI)を追加した「Intel Deep Learning Boost」(DL Boost)への対応が大きな特徴だ。
第2世代Xeon Scalable Processorでは,メモリ周りの強化もポイントとなっている。第1世代のXeon Scalable Processorでは,メモリコントローラが最大6チャネルのDDR4-2666対応となっていたが,新製品では最大12チャネルのDDR4-2933対応へと強化された。
注目のXeon Platinum 9200シリーズは,最大56コア112スレッド対応を実現したプロセッサだ。1基のCPUダイは28コア仕様で,それをパッケージ上に2基実装する仕組みとなっている。
IntelがCascade Lakeを予告した2018年11月時点では,CPUコア数が最大48基となっていたが,製品版ではそれを上回るスペックをラインナップに加えてきたわけだ。
言うまでもなく,ゲーマーが購入するような製品ではないものの,深層学習向けの命令セットが将来の一般消費者向けハイエンドCPUに実装されるということはあり得るかもしない。
Intelの第2世代Xeon Scalable Processor製品情報ページ
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