連載
マフィア梶田の二次元が来い!:第2回「ポカポカするゾンビでフルメタルな極道は龍が如く」
初っ端から私事で申し訳ないのですが,先日,温泉に行ってきたんですよ。まぁ遠出する時間はないので,都内にあるスパなんですけど。
ここ最近,四六時中顔がむくんでたり,ひどく背筋を痛めたりと,妙に体の調子が悪く,会う人会う人に「安西先生……温泉に行きたいです……」とボヤいてたら,杉田さん(編注:マフィア梶田が公私にわたりお世話になっている声優,杉田智和さんのこと。保護者……というか飼い主的な存在である)が駄々っ子を見る目で「よし,じゃあ行くか!」と連れて行ってくれたんですわ。
![]() |
![]() |
![]() |
大の大人が二人して「動物ふれあい広場」で猫やヒヨコや蛇と戯れたり,水風呂で悲鳴をあげて知らないおじさんに笑われたりしていたら,気持ち悪いくらい身も心もリフレッシュできました。温泉の効能によって新陳代謝が異常に増幅し,食欲も倍増。癒されすぎて,二人とも人相がちょろっと変わっちゃいましたよ。
![]() |
![]() |
そ,ソろそろ癒し効果も切れタのか,なンか……体はカユいし気分もワルいけド……レン,載2カイ目……イッテみ
かゆい うま
マフィア梶田の
スライディング土下座!!
ふぅ……間一髪。某傘会社の知り合いがワクチンをくれなければ危なかった。あのまま症状が進行していたら,体中から変な突起物が生えて“触手男優”に転職せざるを得ない状況に追い込まれるところでした。
なお,今回からは話題別にコーナー分けをすることにしました。まずこの「スライディング土下座!!」のコーナーでは,RADIO 4Gamerで語りきれなかった裏話や反省会の模様をお届けしていきます。そのうちきっとデザインも完成すると思うのでお楽しみに。
![]() |
![]() |
まぁ正直,今のところはあまり特徴のないアプリですが,今後のアップデートに期待しての事前投資です。GPS機能を利用したリアルデートが実装されたら,俺は血反吐をブチマケながらでもリア充どもの巣窟(オシャレスポット)へと突入する所存。凛子彼氏の筆者,愛花彼氏の杉田さん,そして,寧々彼氏のSP佐藤(編注:マフィア梶田のペルソナであるSP田中の同僚。エロメガネ。詳しく知りたい人はGoogle先生にでも聞いてみよう)という3人で,デートスポットにジェットストリームアタックを仕掛け,瞬く間に制圧してくれましょう!
![]() |
年季の入ったゲーム好きならば,アーカイブス化してほしい作品の一つや二つは当然あると思いますが,実は,筆者にもゲームアーカイブス化を強く希望したい作品があります。
その名も,「破壊王 キング・オブ・クラッシャー」。……知りませんよね。そうですよね。1998年にファブコミュニケーションズから発売されたPlayStation用ソフトで,謎のハエ型生物によって凶暴化したサラリーマンが異形の生物へ変貌し,車やビルなどをとにかく壊しまくるというカオスなゲームです。もう,タイトルからしてキワモノの臭いがプンプンするのですが,「サラリーマン,壊しまくり」という異常な凄みを感じさせるキャッチコピーに魅了され,当時ピュアピュアボーイだった筆者は「良作に違いない!」と買ってしまいました。
結果は,プレイすればするほどに,精神に多大な負荷がかかるという凄まじいゲームでした。シナリオライターの正気を疑う超展開ストーリー,ペーパークラフトのようなグラフィックス,針山地獄で腕立て伏せをしているかのような操作性……タイトルに偽りなし。見事にプレイヤーの心をズタボロに破壊してくれます。
![]() |
まぁ,何だかんだ言って12年経った今でも覚えていますから,インパクトのあるゲームだったことは確かです。コンセプトだけは非常に良かったんですよ。俺のバイオレンスゲーム好きのルーツかもしれません。逆に言えば,これをプレイしていなかったら,もっとマトモな人間になってたかもしれんです。
え? じゃあ,なんでそんなゲームをアーカイブス化してほしいのかって? そんなの決まってるじゃないですか。皆さんにも俺と同じトラウマを背負ってほしいんですよ!! さぁ良い子のみんな! Twitterで「破壊王 キング・オブ・クラッシャー」のアーカイブス化を呼びかけようじゃないか!!
マフィア梶田の
Let'sパリイorディフレクト
![]() |
仕事抜きで,普通に趣味としてもプレイしている本作ですが,最大の特徴は何と言っても,シリーズ初の“4人の主人公”。個性豊かなプレイヤーキャラクター達によって,より厚みを増した人間ドラマは,もはやゲームというより大作映画のようです。戦闘スタイルがそれぞれまったく違うことで,バトルもより楽しく,派手になっており,長時間プレイしていてもまったく飽きがきません。
![]() |
![]() |
また,ラジガメでもその魅力の一端をお伝えしましたが,ミニゲームも相変わらず凄まじい作り込みで,単体のゲームとして見てもレベルが高いです。ダーツにゲームセンター,バッティングセンター,パチンコ,キャバクラ,卓球などなど……開発スタッフは,どれだけプレイヤーに寄り道をさせたいのかと。「ドラクエ」シリーズでは,カジノ狂いの勇者が量産されましたが,それが「龍が如く」シリーズになると,“キャバクラ狂いの元極道”という異常な生々しさを醸し出していますわ。
前作で好評を博した“天啓”システムも,もちろん健在で,今回もインパクト溢れる天啓が満載。渋いキャラクター達が大真面目でバカな行動を取る場面には,爆笑間違いなしです。4Gamerの読者レビューでも高評価を得ている「龍が如く4」。まだプレイしていないというPS3ユーザーは,ぜひ一度遊んでみてください。
![]() |
![]() |
ちなみに,三池監督は昔「フルメタル極道」というアッパーな映画を撮っているのですが,実はこれにも北村一輝さん(当時は北村康さん)が出演しています。無念の死を遂げた下っ端ヤクザがマッドサイエンティストによって改造手術を施され,最強のサイボーグ極道として蘇るという,「ロボコップ」も取り締まりを拒否するようなイカれた物語なのですが,北村さんはそのフルメタル極道のかつての親友,そして敵役を演じています。かなりの外道です。まさか,後に桐生一馬を演じることになるとは,誰も想像できなかったでしょう。
ギャグとシリアスと男気が絶妙にブレンドされた秀作なので,「フルメタル極道」と「龍が如く 劇場版」。まだ見ていないのなら,是非あわせてチェックしてみてください。
何だか最後はゲームから話がそれてしまいましたが,まぁこの辺にしておきましよう。これ以上書き続けると,本格的にまったく関係ない「実録外伝 ゾンビ極道」についてまで語ってしまいそうだ……。
ともあれ,「龍が如く4」は掛け値なしの傑作! 過去作をプレイしていなくても,ゲームに収録されたダイジェストムービーで,話の流れがざっくり確認できるので問題ありません。シリーズ未経験ならば,とにかく騙されたと思って遊んでみてください。
では,強引に締めたところでまた次回をお楽しみに! アイルビーバック!
|
- この記事のURL:
































