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マフィア梶田の二次元が来い!:第2回「ポカポカするゾンビでフルメタルな極道は龍が如く」
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印刷2010/04/16 17:19

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マフィア梶田の二次元が来い!:第2回「ポカポカするゾンビでフルメタルな極道は龍が如く」



 初っ端から私事で申し訳ないのですが,先日,温泉に行ってきたんですよ。まぁ遠出する時間はないので,都内にあるスパなんですけど。
 ここ最近,四六時中顔がむくんでたり,ひどく背筋を痛めたりと,妙に体の調子が悪く,会う人会う人に「安西先生……温泉に行きたいです……」とボヤいてたら,杉田さん(編注:マフィア梶田が公私にわたりお世話になっている声優,杉田智和さんのこと。保護者……というか飼い主的な存在である)が駄々っ子を見る目で「よし,じゃあ行くか!」と連れて行ってくれたんですわ。

著者近影。可愛い動物達と戯れるマフィアの図。ヒヨコのカヲル君(勝手に名付けた)の脳内では,ベートーヴェンの「交響曲第9番 第4楽章」が流れていたに違いない
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 大の大人が二人して「動物ふれあい広場」で猫やヒヨコや蛇と戯れたり,水風呂で悲鳴をあげて知らないおじさんに笑われたりしていたら,気持ち悪いくらい身も心もリフレッシュできました。温泉の効能によって新陳代謝が異常に増幅し,食欲も倍増。癒されすぎて,二人とも人相がちょろっと変わっちゃいましたよ。

ゾンビ梶田(左)とゾンビ杉田(右)。もちろん本当にゾンビ化したわけでなく,「ZombieBooth: Alive in 3D photo」(iTunesが起動します)というiPhoneアプリを使ったお遊び。顔写真をゾンビ風に加工してくれるという,ゾンビ好きにはたまらないアプリです。杉田さんマジ怖ぇ
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 そ,ソろそろ癒し効果も切れタのか,なンか……体はカユいし気分もワルいけド……レン,載2カイ目……イッテみ

 かゆい うま


マフィア梶田の

スライディング土下座!!


 ふぅ……間一髪。某傘会社の知り合いがワクチンをくれなければ危なかった。あのまま症状が進行していたら,体中から変な突起物が生えて“触手男優”に転職せざるを得ない状況に追い込まれるところでした。

 なお,今回からは話題別にコーナー分けをすることにしました。まずこの「スライディング土下座!!」のコーナーでは,RADIO 4Gamerで語りきれなかった裏話や反省会の模様をお届けしていきます。そのうちきっとデザインも完成すると思うのでお楽しみに。

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 さて,昨日(4月15日)放送されたRADIO 4Gamer第2回では,セガのPlayStation 3用ソフト「龍が如く4 伝説を継ぐもの」を特集しました。主にキャバクラや卓球など,ミニゲームをプレイしましたが,メインパーソナリティである岡本信彦さんのリアクションが,非常に良かったのが印象的でしたね。キャバ嬢相手のトークで一喜一憂したり,卓球でおっぱいをガン見してハッスルしたり。「龍が如く」シリーズは,もちろん一人でじっくり遊ぶのもいいですが,多人数で遊んでも面白いものだなと,新たな発見がありましたよ。ラジオで扱うだけじゃもったいないタイトルなので,同作に関してはのちのコーナーでもジックリ語ってみようと思います。


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 「News for Gamer」では,「ラブプラス i」の発売と「ファイナルファンタジーIX」のゲームアーカイブス化について紹介しましたが,ラブプラス iについては「こちら」の体験会レポートでもお伝えしたとおり。5年ものあいだ,NTTドコモのお世話になっていたにも関わらず,何のためらいもなくSoftBankに魂を売り渡しました。いや違うんですよ。物欲に弱いとかじゃなくて。彼女がSoftBank派だったんだからしょうがないでしょう。女に合わせてやるのが,器の大きい男の生き方ってもんですよ。
 まぁ正直,今のところはあまり特徴のないアプリですが,今後のアップデートに期待しての事前投資です。GPS機能を利用したリアルデートが実装されたら,俺は血反吐をブチマケながらでもリア充どもの巣窟(オシャレスポット)へと突入する所存。凛子彼氏の筆者,愛花彼氏の杉田さん,そして,寧々彼氏のSP佐藤(編注:マフィア梶田のペルソナであるSP田中の同僚。エロメガネ。詳しく知りたい人はGoogle先生にでも聞いてみよう)という3人で,デートスポットにジェットストリームアタックを仕掛け,瞬く間に制圧してくれましょう!

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 そして「ファイナルファンタジーIX」のゲームアーカイブス化。Twitter上での反響からアーカイブス化が実現したという,非常に夢のある話です(関連記事)。
 年季の入ったゲーム好きならば,アーカイブス化してほしい作品の一つや二つは当然あると思いますが,実は,筆者にもゲームアーカイブス化を強く希望したい作品があります。
 その名も,「破壊王 キング・オブ・クラッシャー」。……知りませんよね。そうですよね。1998年にファブコミュニケーションズから発売されたPlayStation用ソフトで,謎のハエ型生物によって凶暴化したサラリーマンが異形の生物へ変貌し,車やビルなどをとにかく壊しまくるというカオスなゲームです。もう,タイトルからしてキワモノの臭いがプンプンするのですが,「サラリーマン,壊しまくり」という異常な凄みを感じさせるキャッチコピーに魅了され,当時ピュアピュアボーイだった筆者は「良作に違いない!」と買ってしまいました。
 結果は,プレイすればするほどに,精神に多大な負荷がかかるという凄まじいゲームでした。シナリオライターの正気を疑う超展開ストーリー,ペーパークラフトのようなグラフィックス,針山地獄で腕立て伏せをしているかのような操作性……タイトルに偽りなし。見事にプレイヤーの心をズタボロに破壊してくれます。

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 しかしクリアしましたよ。意地で。100円ショップで買ってきたような安っぽい皿をひたすら割り続けるという,意味不明な実写エンディングムービーを見たときは,危うくブチギレてテレビに頭突きをかますところでしたがね。
 まぁ,何だかんだ言って12年経った今でも覚えていますから,インパクトのあるゲームだったことは確かです。コンセプトだけは非常に良かったんですよ。俺のバイオレンスゲーム好きのルーツかもしれません。逆に言えば,これをプレイしていなかったら,もっとマトモな人間になってたかもしれんです。
 え? じゃあ,なんでそんなゲームをアーカイブス化してほしいのかって? そんなの決まってるじゃないですか。皆さんにも俺と同じトラウマを背負ってほしいんですよ!! さぁ良い子のみんな! Twitterで「破壊王 キング・オブ・クラッシャー」のアーカイブス化を呼びかけようじゃないか!!


マフィア梶田の

Let'sパリイorディフレクト


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 ボツにしてしまうには惜しいセンスなので,杉田さん発案の連載タイトルを再利用(詳しくは連載第1回の著者紹介欄を参照のこと)。ここでは,最近ハマっている物(主にゲーム)の話をしていきます。今回はラジオでも扱った「龍が如く4」について語っていきましょう。
 仕事抜きで,普通に趣味としてもプレイしている本作ですが,最大の特徴は何と言っても,シリーズ初の“4人の主人公”。個性豊かなプレイヤーキャラクター達によって,より厚みを増した人間ドラマは,もはやゲームというより大作映画のようです。戦闘スタイルがそれぞれまったく違うことで,バトルもより楽しく,派手になっており,長時間プレイしていてもまったく飽きがきません。

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 また,ラジガメでもその魅力の一端をお伝えしましたが,ミニゲームも相変わらず凄まじい作り込みで,単体のゲームとして見てもレベルが高いです。ダーツにゲームセンター,バッティングセンター,パチンコ,キャバクラ,卓球などなど……開発スタッフは,どれだけプレイヤーに寄り道をさせたいのかと。「ドラクエ」シリーズでは,カジノ狂いの勇者が量産されましたが,それが「龍が如く」シリーズになると,“キャバクラ狂いの元極道”という異常な生々しさを醸し出していますわ。
 前作で好評を博した“天啓”システムも,もちろん健在で,今回もインパクト溢れる天啓が満載。渋いキャラクター達が大真面目でバカな行動を取る場面には,爆笑間違いなしです。4Gamerの読者レビューでも高評価を得ている「龍が如く4」。まだプレイしていないというPS3ユーザーは,ぜひ一度遊んでみてください。

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3月18日に行われた「龍が如く4」発売記念抽選会での名越総合監督
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 そういえば……読者の皆さんは「龍が如く 劇場版」を見たことがあるだろうか。そう,あの三池崇史監督によるゲームの実写化作品です。桐生一馬役の北村一輝さん,真島吾朗役の岸谷五朗さんと,メインキャスト陣の異常なハマリっぷりが印象的だった映画ですが,個人的に最も衝撃的だったのは,「龍が如く」シリーズの総合監督である名越稔洋氏が演じた,ラスボスこと神宮京平。映画でヘリコプターに乗り,ドタマを撃ち抜かれて死ぬゲーム開発者なんて,これまでも,そしてこれから先も名越さんくらいでしょう。
 ちなみに,三池監督は昔「フルメタル極道」というアッパーな映画を撮っているのですが,実はこれにも北村一輝さん(当時は北村康さん)が出演しています。無念の死を遂げた下っ端ヤクザがマッドサイエンティストによって改造手術を施され,最強のサイボーグ極道として蘇るという,「ロボコップ」も取り締まりを拒否するようなイカれた物語なのですが,北村さんはそのフルメタル極道のかつての親友,そして敵役を演じています。かなりの外道です。まさか,後に桐生一馬を演じることになるとは,誰も想像できなかったでしょう。
 ギャグとシリアスと男気が絶妙にブレンドされた秀作なので,「フルメタル極道」と「龍が如く 劇場版」。まだ見ていないのなら,是非あわせてチェックしてみてください。

 何だか最後はゲームから話がそれてしまいましたが,まぁこの辺にしておきましよう。これ以上書き続けると,本格的にまったく関係ない「実録外伝 ゾンビ極道」についてまで語ってしまいそうだ……。
 ともあれ,「龍が如く4」は掛け値なしの傑作! 過去作をプレイしていなくても,ゲームに収録されたダイジェストムービーで,話の流れがざっくり確認できるので問題ありません。シリーズ未経験ならば,とにかく騙されたと思って遊んでみてください。
 では,強引に締めたところでまた次回をお楽しみに! アイルビーバック!

■■マフィア梶田(ライター)■■

4Gamer契約ライター。しゃべりの素人なのに,なぜかラジオのレギュラーを2本も持っているという規格外の男。そのうえ,人気声優 浪川大輔さんの第1回監督作品である映画「Wonderful World−ワンダフル ワールド−」に,龍興役として出演しているというのだから,世の中狂ってい……捨てたものではない。今後,「龍が如く 劇場版」の続編が制作されることがあるなら,ぜひチンピラ役で出演するというミラクルを起こしてほしい。

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