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マフィア梶田の二次元が来い!:第173回「ハンティングに勤しむ1年プランナー組の艦これ先生」
また傑作SSを撮りまくったので,ぜひとも機会を見て載っけたい。自称“エモートの魔術師”であるところの俺が,研究に研究を重ねた結果,どう見ても“例のアレ”的な危険度MAXのSSが撮れてしまって……イチかバチか,これスクエニチェック出してみるか……? いや,二度とFFXIVの記事を書かせてもらえなくなる気がするっ! アカン!
……こっそりTwitterに載せることにシマース!
「RADIO 4Gamer」の第180回では,カプコンより2013年9月14日に発売されるニンテンドー3DS用ソフト,「モンスターハンター4」を特集しました。本作は言わずと知れた「モンスターハンター」シリーズの最新ナンバリングタイトル。
新種モンスターや武器の追加に加え,高低差を生かした立体的なアクションや,オトモアイルーによる合体攻撃も可能になるなど,さまざまな面で進化を遂げています。
番組では,プロデューサーの辻本良三氏とディレクターの藤岡 要氏をお招きし,4人で新モンスター「ゴア・マガラ」を狩りに行きました。
いやぁね……正直ずっとシリーズで遊んできて,「そろそろ飽きるかな」と思っていた部分もあったんですよ。でもね。ダメですわ。こんな面白いもの,飽きられるわけがない。見てくださいよこのプレイ動画を。みんな必死ですよ。全力で楽しんじゃってますよ。
収録後も落とし穴の設置をミスった辻本さんに対する藤岡さんのツッコミがネチネチと続き,その容赦のなさに爆笑でした。その様子を見て,「こういう人達が作っているから,このシリーズは面白くあり続けているんだろうな」と実感しましたよ。自分達で作ったゲームをあそこまで必死に,楽しそうにプレイするクリエイターなんてなかなかお目にかかれませんて。一人のファンとして,すごく嬉しい気分になりました。
さて,いよいよ明日には狩猟解禁。とてつもなく待ち遠しいですな!
さて,最近の俺はといえばFFXIVと同じくらい「艦隊これくしょん -艦これ-」にもドハマりしているわけですが,このゲームって本当に史実ネタが多いんですよね。
残念ながら俺自身は,戦史や艦船についてそこまで詳しいわけではないので,大半のネタが理解できないのですが,Twitterなどを通して詳しい提督から話を聞いたり,自分でネットや書籍を調べてみたりしています。そしてそれがまた,艦これをプレイするうえでの楽しみの一つになっています。
このように,ゲームなどのエンターテイメントを通して今まで触れてこなかった分野に興味が出てくるというのは,たいへん素晴らしいことだと思うんですよね。とくにライターなんかをやっていると,そうやって得た知識を思わぬところで生かせたりするものでして。常々,視野を広げなければ……とは思っているんですが,これが日常生活に追われていると,意識的に行動するのがなかなか難しい。当然ですが新しい土地を開拓するより,すでに開拓された土地に住み続けるほうがずっと楽ですからね。
その点,艦これは気軽にプレイできるブラウザゲームであるということと,知識欲を刺激するゲームデザインで,プレイヤーに“調べなければ”ではなく,“調べたい”という気持ちを抱かせてくれるところが,バランス良く組み合わされていて,ものの見事に心をキャッチされてしまったわけですよ。
そして実はこの,“調べたい”と思わせるテクニック。俺自身も身に付けたいところなんですよね。たびたび話題にしていますが,俺は現在バンタンゲームアカデミーという専門学校で,ゲームライター科とゲームプランナー科の講師をやっておりまして。
ゲームプランナー科では「ゲームサーチ」という授業を担当しているんですが,これはそのものズバリ「ゲームについて調べる,分析する」という能力を養う授業なんです。だから,それを専門にしているゲームライターが,講師として教壇に立つことになっているわけです。
なぜそのゲームが面白いのか,なぜそのゲームがはやっているのか,どういう背景があって,どういう土台があったうえで成功したのか……などなど,とにかく視野を広く持ってゲームの魅力に迫っていく。そういう力を,クリエイターとして身に付けてほしいという意図で行われている授業……なんですが,これがなかなか難しい。
これはどの授業にも共通して言えることだと思うんですが,我々のような講師が導いてあげられるのは,あくまで“入り口”までなんですよ。授業をする,課題を出すということはできても,それは結局のところ“やらせている”“やらされている”わけです。ゲームで例えるなら,延々とチュートリアルステージをやっているにすぎないんです。
ならば,どうすれば先のステージに進めるのか。ここで最大のボス“やらされている”の壁を必殺の“やりたいから”で乗り越えなければいけない。つまるところ,いつまでも“教えてもらう”という意識では,永遠にチュートリアルステージから抜け出せないということです。
先生としては「課題終わったー!」で満足するのではなく,その課題で得た知識を生かして自分からさまざまなゲームや業界事情に興味を持って踏み込んでほしいんですよね。……まぁ,前述したようにプロでもそれがなかなかできないから,難しいんですけれども。
逆に言えば,学生のうちに貪欲に動くことができたら,とてつもないクリエイターになれると思いますよ。いやマジで。ただ,身も蓋もない言い方をすると,そういう人は専門学校に行かなくても大成するものです(笑)。
……とまぁ,そんな感じで。ちょい無理やりですが,言いたいことは伝わったんでないかなと。今期のゲームサーチ授業はもう終了しましたが,次に入ってくる1年生に対しても,艦これのような先生でいられたらと思っております。
……ん? 「艦娘みたいな先生のほうがいい」ってか? そんなん俺も教えてほしいわッ!! 日向先生ーー!! 俺と夜戦(補習)してくれーー!!
- 関連タイトル:
モンスターハンター4
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艦隊これくしょん -艦これ-
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