ニュース
ノートPCにもFermiが。NVIDIA,「GeForce GTX 480M」の情報を公開
NVIDIAのノートPC用GPUは,200シリーズ,300シリーズと順調にシリーズ番号こそ上がってきたものの,最上位のGeForce GTX 200MシリーズがG92コアをベースとするなど,革新が停滞気味だった。それだけに,GeForce GTX 480Mの登場によって,世代的には大きな飛躍を果たすことになる。
パフォーマンスの目安となるCUDA Coreの数は352基。GF100(=GeForce GTX 400)において,CUDA Coreは32基で1基の「Streaming Multi-Processor」(以下,SM)を構成し,さらに4基のSMで“ミニGPU”となる「Graphics Processing Cluster」を構成する仕様になっているが(関連記事),352を32で割ると11なので,GPCは3基ということになりそうだ(※ただし,NVIDIAはGPC数について明言していない。そのため,4GPCが有効化され,そのうち5基のSMが削減されているという可能性もある)。
このほか,主なスペックは下記のとおり。
- CUDA Core数:352基
- SM数:11基
- GPC数:3基(※筆者推測)
- テクスチャユニット数:44基
- ROPユニット数:32基
- コアクロック:425MHz
- シェーダクロック:850MHz
- メモリインタフェース:256bit
- 標準構成メモリ仕様:GDDR5
- メモリクロック:2.4GHz相当(実クロック600MHz)
- DirectX:11.0対応
- OpenGL:3.2対応
- PhysXアクセラレーション:対応
- 3D Vision:対応
- CUDA:対応
- PureVideo:対応(PureVideo HD)
北米時間25日の時点では「スペックが明らかになっただけ」なので,いつ頃搭載ノートPCが出てくるのかは分からない。ただ,OEMベンダー大手のCLEVOが搭載ノートPCをすでに用意済みということも踏まえると,国内でゲーマー向けPCとして登場するのも,そう遠い話ではなさそうだ。
※26日13:15追記
一部スペックについて,初出時に「未公開」とお伝えしていましたが,NVIDIAに確認が取れたので,本文をアップデートしました。
- 関連タイトル:
GeForce 400M
- この記事のURL:
Copyright(C)2010 NVIDIA Corporation