VF5の5on5大会「第16回 ビートライブカップ」フォトレポート。3年半ぶりの開催に，全国のバーチャ勢が集結

　2018年4月1日，東京都江東区のイベントホール・豊洲PITにて，アーケード版「バーチャファイター5 ファイナルショーダウン」（以下，VF5FS）の5on5大会「第16回 ビートライブカップ」が開催された。


　このイベントは，イベント団体「VFR（Virtua Fighter Relationship）」が主催する同シリーズのコミュニティ大会だ。東京都町田市にあったゲームセンター「ゲームスポットアテナ 町田店」に端を発し，アテナ杯という名前で1994年にスタートしたこの大会は，当初は数か月に一度の小規模大会だったが，参加者の増加に伴い，すぐにいち店舗には収まりきらない規模へと成長。会場を近場のイベントホールに移し，年に一度の大規模大会へと発展していった。
　2000年に「ゲームスポットアテナ 町田店」が「ビートライブ」へと店名を変えたことで大会名も「ビートライブカップ」となり，そこから2014年の「第15回 ビートライブカップ」まで毎年催されていたものの，2015年以降はさまざまな事情により開催されていなかった。今回の第16回大会は，その3年半の沈黙を破っての開催である。
　バーチャファイターコミュニティを象徴する大会の復活に，当日は102チーム510名の選手が参加したこの大会の模様をレポートする。

前回大会優勝のチーム「大仏パンチ」

「バーチャファイター5 ファイナルショーダウン」公式サイト

「VFR」公式サイト

Twitch内 配信アーカイブ

久しぶりのビートライブカップにバーチャ勢が集結

会場には，古の優勝チームから現役プレイヤーまで，さまざまな年代のプレイヤー達が集結。3年半ぶりの開催ということもあって，雰囲気は同窓会に近い

主催の山岸氏

長らくシリーズの公式実況を務めてきたセクシー齋藤氏の掛け声とともに，決勝トーナメントがスタート

ビートライブカップ名物の“赤絨毯”を通って入場する選手達

決勝は過去に優勝経験もある名古屋の名門チーム「ファミリー餃子五人前♪」と，主に関東エリアの強豪プレイヤーで構成される「Minage」によって争われた

「ファミリー餃子五人前♪」の先鋒にして，最強ジャン使いの一角として知られるぷうた選手（写真中段）。まさにシリーズの集大成を見るかのような精密なプレイで，4人抜きを達成

これまで何度もチームの危機を救ってきた「mirage」の大将・しわ選手（パイ）がぷうた選手に一矢報いるも……

「ファミリー餃子五人前♪」の次鋒，ケイスタ選手（シュン）がしわ選手を破り，チームを2度目の優勝に導いた

優勝したチーム「ファミリー餃子五人前♪」。左からこば次郎選手，ケイスタ選手，人造人間選手，ぷうた選手，完全二択♪選手

VF5の稼働から数えて12年，最新Ver.であるVF5FSから数えても8年目を迎えた2018年。続編の噂もなく「休眠したIP」とされるVFの大会に，果たして人が集まるのかと懸念されたが……その盛況ぶりは予想以上だった。ぜひ来年の開催にも期待したいところだ

「バーチャファイター5 ファイナルショーダウン」公式サイト