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[TGS 2015]EIZO,垂直144Hz対応の27インチIPSディスプレイ「FORIS FS2735」をTGS会場で国内初披露。話題のスマホ連携を試してみた
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印刷2015/09/17 21:05

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[TGS 2015]EIZO,垂直144Hz対応の27インチIPSディスプレイ「FORIS FS2735」をTGS会場で国内初披露。話題のスマホ連携を試してみた

EIZOは,MSIおよびSteelSeriesとの3社共同ブースで製品展示を行っていた
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 EIZOは,東京ゲームショウ2015に,MSI,SteelSeriesとともに共同出展。そこで,今冬発売予定のゲーマー向け液晶ディスプレイ「FORIS FS2735(以下,FS2735)を国内初公開した。
 FS2735は,2015年8月にドイツで開かれた「gamescom 2015」で発表された製品で(関連記事),27インチサイズで解像度2560×1440ドットのIPS液晶パネルの採用と,垂直リフレッシュレート144Hz,AMDのディスプレイ同期技術「FreeSync」に対応するのが特徴とされている。
 日本で初お披露目となったFS2735を,写真を中心にレポートしてみたい。

FS2735の展示機。FreeSync対応をアピールするデモが動作していた
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展示機の背面。赤いラインの中央下側には,持ち上げるとき指を掛けやすい窪みがある
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スタンドは左右回転や高さ調整を行えるだけでなく,左右どちらにでも縦回転できるという,比較的ユニークな特徴を備えている(左)。ビデオ入力インタフェースは,DisplayPort×1,HDMI×2,Dual-Link DVI-D×1を用意している(右)
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スマートフォン連携機能を搭載。据え置き型ゲーム機と接続しているときでもディスプレイの設定が可能に


 gamescom 2015で明らかにされたFS2735の大きな特徴に,スマートフォンとの連携機能がある。BluetoothでスマートフォンとFS2735をペアリングして,iOS/Android用アプリ「G-Ignition Mobile」からFS2735のOSD設定が行えるというもので,スマートフォンがFS2735の多機能リモコン代わりになるわけだ。
 PCと接続しているときは,Windows用ソフトウェア「G-Ignition」でディスプレイ設定を簡単に調整できるのに対し,据え置き型ゲーム機と接続しているときはできないというのが従来製品の泣きどころだったが,G-Ignition Mobileを使えば,「PlayStation 4やXbox Oneなどと接続してゲームをプレイしているときでも,プロファイルを使ったディスプレイ設定の切り替えを素早く行える」(ブースの説明員)とのことである。

 実際にスマートフォンを使ってFS2735の設定を変更する様子を,写真で掲載しよう。ただ,今回で紹介したアプリはまだβ版であるため,UIデザインなどは変わる可能性があるとのことだ。

まずはFS2735とスマートフォンをペアリング
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ペアリングしたスマートフォンでG-Ignition Mobileを起動すると,FS2735の設定が行えるようになる
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アプリで輝度を暗くすると,写真で背後に見えるFS2735の輝度が変わった
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FS2735本体のOSDで設定できるすべての設定を,アプリ側から変更できるそうだ
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 ちなみに,先ほど名前が出てきたG-Ignitionも,FS2735の登場にあわせて一新される予定となっている。最新版では,EIZOのクラウドサービス「G-Ignition Drive」を通じて,自分の作ったディスプレイ設定をほかのユーザーと共有したり,プロゲーマーの好む設定を適用したりできるようになる予定だ。
 既報のとおり,新しいG-Ignitionは,FS2735だけでなく,既存のゲーマー向けFORISシリーズでも利用できるとのことである。

デザインが一新される次期G-Ignitionで,EG-Ignition Driveサーバーに用意されたディスプレイ設定を表示している例。ゲームタイトルごとに設定が一覧表示されるので,ユーザーは,ここから良さそうな設定をダウンロードすれば,自分のディスプレイに適用できる
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設定の特徴をレーダーチャート状に表示するといった,芸の細かい機能もある
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自分のディスプレイ設定をG-Ignition Driveサーバーへアップロードして,世界中に公開することも可能だ
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G-Ignition自体の設定画面も,表示が一新されている
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 もうひとつ,FS2735の特徴として説明員が挙げていたのは,同社独自の視認性向上技術「Smart Insight」が,垂直リフレッシュレート144Hzの表示でも利用できるという点である。これまでのSmart Insightが対応できるのは垂直リフレッシュレートが60Hzまでだったそうで,これが144Hzに対応したということは,FS2735内部の映像処理回路がそれだけ高速に動作していることを示す。これは大きな進歩だと,説明員は胸を張っていた。


OSD操作部分の分かりにくさは改善を希望したい


EIZOとしては初めて,OSD操作用にスティック型のデバイスを採用。ただ,裏面にあるので,スティックの操作は手探りになってしまう
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 興味深い特徴の多いFS2735であるが,筆者がひとつ気になったのは,OSD操作用のボタンやスティックが背面右側にあるため,操作するときに手探りで探す必要があることだ。この配置は,ディスプレイのベゼル部分が従来製品よりも狭額縁化されているのに加えて,「余計なものを視野に入れたくない」というゲーマーの要望に応えるためだと,説明員氏は述べていた。

 手探りでの操作性を向上させるために,EIZOでは初めてというジョイスティック風のOSD操作スティックを採用したそうだが,前面からその位置が確認できないのは,いささか辛そうだ。EIZO社内でも,「操作部の位置に印くらいは入れたほうがいいのでは」という意見もあるそうなので,最終製品では若干のデザイン変更があるかもしれない。まあ,G-IgnitionやG-Ignition Mobileを使えばいいだけの話ではあるのだが。

ベゼルの幅は約5mmという狭額縁仕様。前面にボタン類は存在せず,左下にEIZOのロゴマーク,右下にLEDインジケータが3つある程度だ
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 FS2735の国内発売は,2015年末の予定であるという。「年末商戦には間に合わせたい」そうなので,実機の登場も間近といったところか。2560×1440ドットのIPS液晶パネルで144Hz対応というスペックを持つ製品はいくつか登場しているが,EIZO製ということで,年末商戦におけるゲーマー向け液晶ディスプレイの注目株になることは間違いなさそうだ。
 東京ゲームショウ2015に訪れる予定のある人は,EIZOブースに足を運んで,実機を体験してみてほしい。

EIZO 公式Webサイト

4Gamer「東京ゲームショウ2015」特設サイト

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