「Crusader Kings II」の新たな開発者ビデオダイアリーが公開に。今作は古代にまでおよぶ家系図を辿れる驚愕のキャラクターデータベースを搭載

　Paradox Interactiveは本日（2011年6月30日），同社が開発中のストラテジーゲームシリーズ最新作「Crusader Kings II」の新たな開発者ビデオダイアリーを公開し，本作の特徴の一つである「家系図」の詳細を明らかにした。

「Crusader Kings II」公式サイト

　Crusader Kingsシリーズは，近隣諸国との戦いで領土を拡大していくだけでなく，結婚相手や子供，家臣，政敵などとの人間関係を重視した，Paradox作品の中でも少し毛色の異なるストラテジーゲームとして知られる。実際，ゲームには何千人にもおよぶキャラクターのデータベースが搭載されている。


　ビデオダイアリーで本作の家系図について解説してくれているのは，このシステムを担当するゲームデザイナーChris King（クリス・キング）氏。氏の解説によれば，本作ではゲームが始まる西暦1066年以前の先祖の情報を辿れたり，一般的には辿りにくいとされる母方の家系図までもが用意されていたりするという。またランダムに生まれてくる子孫の名前において，「リチャード○世」というように○の数字を継承順に表示してくれるなど，歴史にうるさいParadoxファンにとっては細かいながらも嬉しい改良が行われている。


　「これまでに存在したゲームの中で，最も膨大な情報量を詰め込んだキャラクターデータベースだ」と自賛するKing氏だが，たしかに，それぞれのキャラクターにヘルスや政治力ほか，さまざまな“DNA値”が備わるなど，その複雑さからかなりのデータ量であることがうかがえる。誰と結婚するか，どんな子孫を残すかでもゲームの結果が大いに変化していく作品となるため，ゲーム内の身内や政敵に翻弄されながらの覇権争いを堪能できそうだ。
　なおCrusader Kings IIの発売は，2012年の第1四半期が予定されている。

「Crusader Kings II」公式サイト