「Dragon Age II」，戦闘のカギを握る「クロスクラス・コンボ」「バトルシステム」の詳細を発表。ストーリーダイジェストも明らかに

　スパイクは本日（2012年1月31日），2月2日に発売予定のRPG「Dragon Age II」（PlayStation 3/Xbox 360）にて，「クロスクラス・コンボ」「バトルシステム」を新情報として発表した。また，本作のストーリーダイジェストも明らかになった。

　クロスクラス・コンボは本作からの新要素となるシステム。これは敵の状態異常（脆弱/恐怖/眩暈のいずれか）を引き起こした際に，特定のアビリティで攻撃すると発生するコンボだ。組み合わせは無数にあるので，どのようなものがあるか調べるというのも楽しみの一つと言えそうだ。
　本作のバトルは，フィールド上での移動時や，キャラクターとの会話からシームレスに移行するのが特徴となる。パーティは最大4人編成で，メンバー全員を自ら操作するか，作戦を設定し，AIに戦わせるかを選べる。
　「アクションメニュー」を開くとポーズがかかるので，そこでじっくり行動を考えてプレイするのもいいだろう。そのほか，戦闘中によく使用するコマンドをショートカットに登録しておき，次々とアビリティを切り替えてアクションゲームのような爽快感あふれる戦闘を楽しむことも可能だ。

　また，本作のストーリーダイジェストも公開された。主人公「ホーク」がなぜ故郷を追われ難民になったのか，どのように名声を獲得していくのかが紹介されている。ストーリーを進めていくなかで数々の選択肢が発生し，プレイヤーはそのたびに大きな決断を迫られるようだ。

「Dragon Age II」公式サイト

STORY DIGEST

いよいよ発売が間近に迫った「Ｄｒａｇｏｎ Ａｇｅ ＩＩ」のストーリーをダイジェストで一挙公開！主人公ホークに待ち受ける運命とは！？
プレイヤー自身の判断力が試される数々の選択。果たして君は苦難を乗り越え、カークウォールの英雄となりえるだろうか！？

■ロザリングからの脱出
ゲーム冒頭。ダークスポーンの襲撃を受けたロザリングの村を捨て、カークウォールを目指す主人公一家。しかしダークスポーンの奇襲は執拗に続き、その都度戦うホークらの体力を確実に奪っていった。プレイヤーはゲーム冒頭で主人公を作成する際に、「戦士」「ローグ」「魔道士」のなかからクラスをひとつ選択できる。どのクラスを選択したかにより、物語序盤で主人公の弟か妹のどちらかが悲劇に見舞われてしまうのだが…。プレイヤーの運命の選択は、冒頭からすでに始まっているのだ。



■カークウォール到着
荒野の魔女・フレメスの助力によりカークウォールに辿りついたホークら。しかしカークウォールは難民で溢れかえり、その門は堅く閉ざされていた。カークウォールに古くから住む主人公の叔父・ガムレンの口利きにより、ホークらは街の傭兵団か闇商人の元で一年間働く代わりに、なんとかカークウォールの街に入れるようになるが…。
プレイヤーは傭兵団か、闇商人の元で働くかのどちらかを選択をすることにより、カークウォールでのホーク一家の新しい生活が幕を開ける。



■地底回廊の探検
カークウォールで豪商として知られるドワーフのバートランドは、ブライトが終結してダークスポーンの数が減った地底回廊を探検し、一儲けする計画を立てていた。主人公達はより高みを目指すため、その探検隊に参加することを決意する。回廊の奥深くでホーク達を待ち受けていたのは、いまだかつて誰も見たことのない、ドワーフの歴史にすら記録されていない太古の洞穴だったが…。ホーク達はここで予想すらしなかった窮地に立たされることになる。



■高まる緊張状態
かつて母親が住んでいた邸宅を買い戻し、再びカークウォールの街で貴族の地位を得ることに成功するホーク。その頃街にはカークウォール近くの海で船が座礁したクナリ族が居座り、その存在がしばしば問題視されていたものの、カークウォールの君主・デュマー子爵は、協定に基づき保護したクナリ族を街から追い出すことができずにいた。異なる種族、異なる宗教。異なる者に対する不理解と不安、嫌悪感は人々の心を荒げ、クナリ族と人間の間に張り詰めた緊張状態は、もはや限界に達しようとしていた。



■クナリ族との戦争勃発
反クナリ派による活動は激化の一途をたどっていた。そして腐敗しきった人間社会に嫌気がさしたクナリ族の将軍・アリショクはデュマー子爵を亡き者にし、遂にカークウォールで武装町蜂起する。カークウォールの衛兵隊、テンプル騎士団、サークル・オブ・メジャイは力を合わせこれに対抗するも、街の運命はホーク達一行の手に委ねられることとなる！



■魔道士・テンプル騎士戦争
クナリ族の蜂起から数年後。街の子爵の座は依然として空席になっていたが、テンプル騎士団長のメレディスは、実質に街の最高権力者として街の執政を行っていた。その度が過ぎた魔道士に対する圧政に耐えかねた筆頭魔道士オーシノは、テンプル騎士団への反乱を決意。ホークがどちらの主張を受け入れ、この動乱にどういった終止符を打つかは、プレイヤー次第なのだ！

BATTLE SYSTEM

バトル時は、操作するパーティーメンバーを切り替えたり、アクションメニューとショートカットメニューを駆使しながら戦うことになる。

バトルの流れ
フィールドで敵と遭遇したり、会話イベントの結果、戦うことになるとシームレスでバトルが始まる。
パーティーは最大4名で構成でき、各パーティーメンバーを自ら操作することも可能だ。バトル終了時には全キャラクターの体力とスタミナ/マナが全回復（倒れていたキャラクターも復活）し、経験値の他にお金、アイテムなどが獲得できる。



敵の集団には指揮官となる存在がいることがある。真っ先に指揮役を倒すことで戦闘が有利に展開するぞ。



「もっとも重い装備をまとっているキャラクター」「もっとも多くの攻撃ダメージを与えているキャラクター」「もっとも近くにいるキャラクター」は、敵から狙われやすくなる。これを逆手にとることで、重装備で固めたタンク役が敵を引きつけ、魔道士やローグは安全な場所から補助や遠距離攻撃を仕掛けるといった戦術も考えられる。



■アクションメニュー
L2ボタン/左トリガーを押し続けるとバトルにポーズがかかり、アクションメニューが表示される。左スティックで周囲の各メニューにカーソルを合せて選択することで、体力回復やアビリティの使用、パーティーメンバーの待機指示などさまざまなアクションの決定ができる。



■バトルメニューショートカットメニュー
バトル時によく使用するアクションを各ボタン（計6つ）に割り当てておくことで、アクションメニューを開かずにスムーズなバトルが展開可能に。これにより、まるでアクションゲームのようなスピーディーさと緊張感が味わえる爽快なバトルを楽しめるのだ。



■作戦
AIで動く仲間それぞれに「作戦」を設定しておくことで、細かい行動指示を与えることができる。各自バラバラに散って戦うよりも、攻撃対象を絞って集中攻撃をしたり、プレイヤーのフォローをさせたりと、状況に応じた「作戦」を用意することで戦略的な立ち回りが可能になる。もちろん各パーティーメンバーを自ら操作することもできるぞ。

CROSS CLASS COMBO

どのクラスにも、攻撃時に相手を特殊なステータス以上にさせるアビリティがある。1人がアビリティで敵をステータス異常にさせ、そこへ他のキャラクターが特定のアビリティで攻撃を行うことで、「クロスクラス・コンボ」と呼ばれる強力なコンボ攻撃となるのだ。

新要素「クロスクラス・コンボ」について

敵を脆弱、恐怖、眩暈のいずれかの状態にさせるアビリティが、クロスクラス・コンボのベールとなる。アビリティがヒットして敵に状態異常が発生すると、その敵の頭上にクロスクラス・コンボ発動可能を知らせるアイコンが出現。その間に特定のアビリティを重ねるとクロスクラス・コンボが発動するぞ。
以下ではクロスクラス・コンボの一例を紹介。もちろんこれ以外にも強力なクロスクラス・コンボが存在するので、プレイしながらその組み合わせを探し出すのだ！

頭上にアイコンが表示されたらクロスクラス・コンボを発動させるチャンスだ。

例）脆弱→サイス