レベッカのスペシャルコスチュームは白いメイド服？　「バイオハザード ザ・マーセナリーズ 3D」発売記念イベントで，“サムライエッジ”やファントムのアパレル商品復刻も発表

イベントは，カプコンのプレス向けイベントではお馴染みのBATUR TOKYO（バトゥール トーキョー）で行われた

　カプコンは本日（2011年5月26日），ニンテンドー3DS用ソフト「バイオハザード ザ・マーセナリーズ 3D」の発売記念イベントを開催した。

　2011年6月2日発売予定の「バイオハザード ザ・マーセナリーズ 3D」は，これまでゲーム本編クリア後のお楽しみ要素だったモード「ザ・マーセナリーズ」に，新要素などを詰め込んでパッケージタイトル化したもの。
　携帯ゲーム機向けということで，いつでもどこでも遊べる気軽さはもちろん，3DS本体の裸眼立体視による迫力の映像，通信機能を使ったワイヤレス/インターネット経由の協力プレイなどが楽しめるのが特徴だ。また，「バイオハザード リベレーションズ」のパイロット版（体験版）が本作には収録されている。
　本稿では，イベントの模様をレポートしていこう。


　イベントでは，本作に登場する8人のプレイアブルキャラクターを紹介する本邦初公開のトレーラーが上映されたあと，本作のプロデューサーであるカプコンの川田将央氏が登壇し，本作の概要を紹介するプレゼンテーションを行った。

「バイオハザード ザ・マーセナリーズ 3D」プロデューサー 川田将央氏

　川田氏は，「ザ・マーセナリーズ 3D」について，そのウリはホラー要素ではなく「純粋なアクションゲームとしての完成度」にあるとコメント。3D立体視による映像表現やタッチ画面を生かしたシンプルな操作，スキルシステムなどの新要素，DUOモードでの協力プレイなど，本作の魅力をアピールした。
　プレイヤーキャラクターについては8人で，シリーズの重要人物であるクリスやジルだけではなく，ウェスカーやクラウザーといった，ファンに人気のある悪役もバランスよく登場させているとコメント。
　また，「バイオハザード」シリーズではおなじみのエクストラコスチュームはマーセナリーズでも健在であるとし，会場ではレベッカの“スペシャルコスチューム”が公開された。川田氏曰く「ぜひプレイして出してほしい」とのことだ。


　お次は，「ザ・マーセナリーズ 3D」のCMソング「アロン」を歌う人気ロックバンド，黒夢の清春さんと人時さんからのビデオメッセージが上映された。
　清春さんは，シリーズ15周年を迎えるバイオハザードについて，「毎作毎作アルバムを出しているあたりがバンドに似ている」と述べた。また，世界的に有名なシリーズであり，「いずれは自分達も世界に連れて行ってほしい」と，今後もコラボレーションが継続しそうなことを匂わせるコメントをしていた。


　続いて，「バイオハザード」シリーズといえばこの人，フリーアナウンサーの鈴木史朗さんからのビデオメッセージが上映された。実は鈴木さん，「ザ・マーセナリーズ 3D」公式サイトで本日オープンしたコンテンツ「鈴木史郎塾長の熱血！　マーセ塾」に出演している。
　鈴木さんは，マーセナリーズが「バイオハザードを好きになった原点」だと話し，「クリアした爽快感がたまらない」「達成感が人間力をアップしてくれる」とコメント。自身が大好きだというジルを使ってプレイすると，力強く語っていた。
　なお，「マーセ塾」には，滝 ありささん，NATSUMEさん，えどさん゛＆ふみいちが出演。鈴木さんが「つい人格が変わってしまうほど張り切って解説している」とのこと。第1回動画がすでに公開されており，鈴木さんの実演も見られるので，ぜひアクセスしてみてほしい。

「鈴木史郎塾長の熱血！　マーセ塾」特設ページ

ここでいったん休憩で“ご歓談”の時間となった。写真は，「ザ・マーセナリーズ 3D」の試遊機に群がるガナートメディアと，料理に群がるマジニメディアの人々

　休憩を挟んだあとには，ガールズメタルバンドの「Aldious」（アルディアス）のムービーが上映され，メンバーのRamiさん，Yoshiさん，トキさん，サワさん，Arutoさんの5人が，サプライズゲストとして登場した。



　川田氏と萩原氏からの「メンバーの皆さんは『バイオハザード』シリーズで印象深いシーンはどこですか？」という質問に対し，Ramiさんは「バイオハザード3」の“絶望的な”時計塔のシーン，Arutoさんは「バイオハザード2」の「ガラス窓を破ってリッカーが出てくるシーン」を挙げるなど，「バイオハザード」シリーズのファンであることを証明するコメントをしていた。

「バイオハザード ザ・マーセナリーズ 3D」アシスタントプロデューサー 竹中 司氏

　「ザ・マーセナリーズ 3D」の実演が行われることになり，本作のアシスタントプロデューサーである竹中 司氏がステージに上がった。
　萩原氏からは「プロなんだからダメージなんて受けないでしょ」，川田氏からは「プロのプレイはこんな感じだというのを見せてほしい」とプレッシャーをかけられつつ，ステージ4-1に挑戦。その結果は34900点のランクBと，なんとも微妙（？）なものとなった。
　ここで萩原氏が「竹中氏の記録を超えたらソフトをプレゼントする」と提案し，Aldiousのメンバーが「ザ・マーセナリーズ 3D」に挑戦することになった。Ramiさんがソロで挑戦したときは竹中氏の記録に届かなかったものの，トキさんとArutoさんがDUOでチャレンジした結果は，23万7500点のSSランク（※ただし別ステージ）という記録をマークし，見事プレゼントをゲットした。

竹中氏のチャレンジ結果

Ramiさんのチャレンジ結果
トキさん＆Arutoさんのチャレンジ結果

エキシビジョンとして，Aldiousのメンバーと川田氏，萩原氏もミッションにチャレンジ。左が川田氏，右が萩原氏のチャレンジ結果だ

ちなみに会場では，メディア対抗でのタイムアタック大会も実施された。上位3名には「マーセナリーズ 3D」のソフト，iPad2，HUMMERの自転車がプレゼントされるということで，筆者も読者プレゼントをゲットしようと意気込んで参加したのだが，結果は2万9800点で入賞はならず。ごめんなさい。3位が3万1860点だったので，あとちょっとだったのに……

　会場では，「バイオハザード」15周年記念の新情報も公開された。
　川田氏から，「バイオハザード」初の公式ファンクラブ「CLUB96」が結成されることが明らかにされた。なお「CLUB96」は，「モバイルカプコン」のコンテンツであり，携帯電話およびスマートフォン向けの会員サイト（入会無料）として，本日すでにオープンしている。
　「CLUB96」では，開発スタッフによるリレーコラム，クリーチャー図鑑，着うた/待ち受け画像配信など，さまざまなコンテンツが提供される。また，5月26日〜6月30日の期間で，オープン記念プレゼントキャンペーンを実施。期間中に入会した人の中から，10名に「バイオハザード特製アンブレラ」が，30名に「バイオハザード ザ・マーセナリーズ 3D」特製ストラップが抽選でプレゼントされる。


　また，東京マルイから「サムライエッジ改 クリス・レッドフィールドモデル」が復刻，2011年6月末に“完全限定品”として1万9800円で発売されること，ホットトイズジャパンから，“ビデオゲーム・マスターピース”として「バイオハザード4」版のエイダ・ウォンのリリースが決定（※発売時期は未定）したことが発表された。
　以前発売され人気を博した，ミリタリー・サープラスショップ「ファントム」の「バイオハザード」コラボのアパレル商品の復刻も発表された。一部商品はすでに発売が開始されているので，詳細は「ザ・マーセナリーズ 3D」公式サイトで確認してほしい。
　そのほか，シリーズの集大成となるサウンドトラック「バイオハザード サウンドクロニクルII」には，「ザ・マーセナリーズ 3D」の楽曲が早くも収録されている。こちらは5月25日に発売されたばかりなので，興味のある人は，「こちら」の記事で詳細を確認してほしい。

現在配信中のiPhone/iPod touch向けアプリ「バイオハザード マーセナリーズ VS.」。インターネット（Wi-Fi）経由では最大4人，ローカル（Bluetooth）では最大2人で対戦できる。また，シングルモードも用意されている

6月にGREEでソーシャルゲーム「バイオハザード アウトブレイク サバイヴ」が配信予定であることも発表された

　イベントの最後に川田氏は，「開発は大変でしたが，本作はスペシャルコンテンツとしての『マーセナリーズ』以上にさまざまな試みをしています。よろしくお願いします」，萩原氏は，「『マーセナリーズ』はカプコンの今期初のタイトルとなりますが，ここから突っ走っていきますので，ぜひ注目していただきたいと思います」とコメントし，イベントを締めくくった。


　最後に，会場でプレイできた「マーセナリーズ 3D」の簡単なインプレッションをお伝えしておこう。
　まずは画質だが，これは3D立体視と相まって，画面から伝わる迫力は，しっかりと「バイオハザード」のクオリティを維持していると感じられた。
　操作性についても，シリーズでおなじみの操作方法が継承されている。携帯ゲーム機ということで，最初は違和感を感じるかもと思ったのだが，予想以上に操作しやすく，経験者であればものの数分で操作方法に馴染めるだろう。
　なお移動はアナログパッドで行うのだが，デフォルトがダッシュでBボタンを押している間だけ歩くように変更されている。また，銃を構えたままの移動やリロードしながらの移動も可能で，プレイアビリティは向上している。
　ゲーム部分に関しては，基本的にナンバリングタイトルの「マーセナリーズ」モードと同様のプレイフィールという印象を受けたが，新要素のスキルなどは試せなかったので，別の機会にあらためて紹介したいと思う。

「バイオハザード ザ・マーセナリーズ 3D」公式サイト