CrytekのオンラインFPS，「Warface」のクローズドβテストが韓国で実施

　韓国のNEXONは，同社がサービスを予定しているオンラインFPS「Warface」の初めてとなるクローズドβテストを，2012年9月13日〜16日，韓国で行ったことを明らかにした。Warfaceは，ドイツのゲームメーカーのCrytekが開発した作品で，「CryENGINE 3」による高いクオリティのグラフィックスやサウンド，個性的な兵科，そして武器のカスタマイズシステムなどが多くのFPSプレイヤーの注目を集めているゲームだ。

「Warface」公式サイト

　本作の特徴は，「プレイヤー間の協力」を重視していることだ。味方の協力で高い壁を登ったり，倒れた仲間を救助したりといったことが行える。また，スライディングなどのさまざまなアクションも用意されており，戦いは非常にスピーディな印象だ。


　クラスとしては，ライフルとマシンガンをメイン武器にし，弾丸補給も行える「ライフルマン」，サブマシンガンを使用し，クレイモア地雷の設置や防御アイテムの修理なども行える「エンジニア」，ショットガンをメイン武器に，怪我人の治療を担当する「メディック」，そして，後方から味方の進路を確保したり，遠距離の敵を除去できる「スナイパー」の4種類が用意されている。
　武器のカスタマイズはプレイ中，随時行うことができ，さまざまなオプションの切り替えが可能だ。


　今回のテストでは，バルカン半島の田舎町と都市を舞台にしたCo-opと対戦モードが用意されており，Co-opでは，敵の戦闘ヘリコプターを撃墜するミッションや，峡谷をホバークラフトで移動し，敵と戦いながら目標地点まで移動するミッションなど4種類が楽しめた。また，対戦モードには，「チームデスマッチ」「爆破ミッション」，そして敵の陣営に対する空爆要請を行う「空襲要請」の3種類があり，それらをさまざまな難度でプレイすることができた。


　Warfaceは，2012年4月からロシアで正式サービスが始まっており，近日中にヨーロッパ，中国，そして韓国でのサービスが開始される予定とのこと。日本でのサービスについては，現在のところ発表されていないが，NEXONが日本市場に対して積極的であることを考えると，日本での展開も期待できそうだ。