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Acer,21インチサイズの湾曲液晶を搭載する世界初のゲーマー向けノートPCを発表
発売時期や価格は未公表だが,搭載するCPUは4コアの第7世代Coreプロセッサ(関連記事)とのことなので,登場は早くとも2017年1月以降ということになるだろう。
ノートPCに,曲率2200R(半径2200mmの円を描くカーブ)の湾曲液晶ディスプレイを無理矢理搭載しているため,当然の如く,天板部分は外側に向かって盛り上がった構造となる。「持ち歩いて使うサイズではないから,天板が膨らんでいても構わないだろう」という発想なのだろうが,こんな力業の実装を本当にやってしまうというのは,ちょっと,いやかなり驚かされた。
ディスプレイの解像度は2560×1080ドットで,NVIDIAのディスプレイ同期技術「G-SYNC」にも対応しているとのこと。ただ,垂直リフレッシュレートの数値は公表されていない。
さらに,ディスプレイのヒンジ部分には,Tobii Technologyが開発した視線追跡デバイスも内蔵しており,対応ゲームの視線による操作も可能であるという。
搭載するGPUはNVIDIAのノートPC用「GeForce GTX 1080」が2基で,もちろん2-way SLI構成。Acerが公開した製品イメージを見る限り,2基のハイエンドGPUとKaby Lake世代のCPUを冷却すべく,5基もの冷却ファンを搭載しているようだ。
そのほかにも,キーボードにはCherry MXシリーズのメカニカルスイッチを採用したり,4基のスピーカーと2基のサブウーファーを内蔵したりと,よくもまあこれだけの仕様をノートPCに詰め込んだものだと感心するくらい,盛りだくさんな製品となっている。
これだけ尖った仕様を備えた製品になると,いったいいくらで販売されるのか見当もつかないが,税別で5000ドル(約50万円)を下回ることはないのではないだろうか。日本で販売されるかどうかも不明だが,Acerの大胆な製品に挑戦したこと自体は歓迎したい。
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