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【PR】「Xperia 1 III」はゲームに強い。横長ディスプレイとGame Enhancerでワンランク上のゲーム体験を実現する
このところ,ゲーマー向けを謳うスマートフォンが数多く登場している一方で,一般向けと思われている製品でもゲーム向けの機能を搭載したものが増えており,ゲーマーからの認知も高まっている。中でも2021年7月8日に発売となった,ソニーのフラグシップスマートフォン「Xperia 1」シリーズは,とくにゲームに対して注力している製品となっている。
本稿では,Xperia 1 IIIの実機を用いて,Xperia 1 IIIが搭載するゲーム用機能について,詳しく検証したい。
高い質感の筐体
Xperia 1 IIIには,「フロストブラック」「フロストグレー」「フロストパープル」という3種類のカラーバリエーションがある。
背面のデザインは,フロスト仕上げのガラスを採用したシンプルかつシックな雰囲気となっている。表面はつや消し加工を施しており,きめ細やかな感触だ。指紋なども目立ちにくく,質感の高さが際立つ。本体サイズは,約71(幅)×165(奥行き)×8.2(厚さ)mmであった。横幅が細いので,手が大きくない人にも持ちやすそうだ。
側面部分は平面となっている。左側面は,SIMカードスロットのみのシンプルな構成だ。SIMカードトレイには,Nano SIMカードとmicro SDカードが装着できる。
一方の右側面は,音量調整ボタンや,指紋認証センサー一体型の[電源/スリープ]ボタン,Googleアシスタントを起動するGoogleアシスタントキー,写真撮影時に利用できるカメラキーが並ぶ。
上側面には4極3.5mmミニピンヘッドセット端子とスピーカー孔を,下側面にUSB Type-Cポートとマイク孔を配置する。
このうち,注目すべきは4極3.5mmのミニピンヘッドセット端子だ。Bluetooth接続のヘッドセットは便利なのだが,やはり遅延は避けられない。アナログ接続型ヘッドセットやイヤフォンが使いたいというゲーマーにとって,Xperia 1 IIIはうれしい仕様だ。出力部分の回路設計や部品の見直しによって,3.5mmミニピン端子経由の最大音圧が,「Xperia 1 II」と比べて,約40%も向上しただけでなく,音量を上げたときに発生しやすい歪みも低減しているという。ソニーのハイエンド市場向けヘッドフォン「MDR-Z7M2」と組み合わせても,その実力を十分に発揮できている。
なお,後段で説明するが,この3.5mmミニピン端子とアナログ接続したヘッドセットに対して,ボイスチャットの音声を最適化する機能が利用できるのもポイントである。
Xperia 1 IIIは,前面に搭載するスピーカーにも見るべき点が多い。内部構造を改良することで,こちらも最大音圧がXperia 1 II比で約40%向上したそうだ。スマートフォンに限らず薄型筐体に内蔵されるスピーカーは,低音が出にくい傾向にあるのだが,Xperia 1 IIIではしっかりと低音も出力できている印象だ。音量設定を下げた状態でも,ある程度の音量が確保できるのに加えて,ボリュームを最大まで上げても音が割れにくい。
スピーカー孔を本体側面ではなく,ディスプレイ面に搭載するのも好印象だ。手でふさいでしまいにくいので,端末の持ち方を気にしなくてもよい。
また,スマートフォンとしては初めて,ソニーの立体音響技術である「360 Reality Audio」(関連記事)の認証を取得しているのもポイントである。
ゲームにも有効な21:9の横長ディスプレイ
Xperia 1 IIIの最も大きな特徴がディスプレイだ。約6.5インチで解像度1644×3840ドット,横持ち時のアスペクト比が21:9の有機ELパネルを採用している。21:9の横長ディスプレイは,2019発売の初代「Xperia 1」から搭載しているもので,いまではXperiaシリーズのアイデンティティとも言えよう。
横長ディスプレイは,映画をはじめとした動画視聴はもちろん,ゲームにおいてもメリットがある。21:9表示に対応した「Call of Duty: Mobile」のスクリーンショットを見ると,視野がかなり広いことが分かるだろう。これがアスペクト比18:9のディスプレイだと,左右の表示可能な範囲が少し狭くなる。たとえば,ゲーム内において画面の端で敵が動くような場合,21:9ディスプレイのほうがいち早く気付けるというわけだ。
加えて,一般的なゲームでは,画面の左右端に仮想ゲームパッドやマップなどのUIを配置しているため,ゲーム画面の表示が隠れてしまうことも多い。横長ディスプレイであれば,表示の隠れる領域が少ないのもポイントとなる。
また,Xperia 1 IIIのディスプレイは,最大リフレッシュレートが120Hz表示に対応するのも特徴だ。さらに1フレームごとに黒画面を挿入して,残像感を低減する機能も備える。このほかにもタッチパネルのサンプリングレートは240Hzであり,画面を激しく連打するゲームでも十分なスペックを有していると言えよう。
ディスプレイの発色はよく,しかもかなり高精細だ。色空間規格である「BT.2020」に対応し,デジタルシネマ向け色空間規格「DCI-P3」のカバー率は100%に達するなど,広い色域の表示が可能で,撮影した写真の色味を確認するような場面でとくに威力を発揮するだろう。
ハイエンドSoC「Snapdragon 888」を採用
メインメモリ容量も見どころで,12GBという大容量メモリを搭載しているので,メモリ消費の大きいゲームでも十分対応できる。国内キャリアが取り扱うXperia 1 IIIの内蔵ストレージ容量は256GBとなっており,ファイルサイズが大きい大型ゲームを複数インストールしても余裕だろう。
内蔵バッテリーについては,前世代モデルであるXperia 1 IIの4000mAhから,Xperia 1 IIIでは4500mAhと容量が増えた。また,急速充電にも対応しており,出力30Wの充電器と組み合わせてると,30分で約50%まで充電が可能でとっさの場面でも安心だ。
Xperia 1 IIIの主なスペックを表でまとめておこう。
メーカー | ソニー |
---|---|
OS | Android 11 |
ディスプレイパネル | 約6.5インチ有機EL, |
プロセッサ | Qualcomm製「Snapdragon 888」 ・CPUコア:Kryo 680(最大2.84GHz) ・GPUコア:Adreno 660 |
メインメモリ容量 | 12GB |
ストレージ | 256GB+microSD(最大1TB) |
アウトカメラ | 3眼式 ・広角:約1220万画素,F1.7,焦点距離24mm ・超広角:約1220万画素,F2.2,焦点距離16mm ・望遠:約1220万画素,F2.3および2.8,焦点距離70mmおよび105mm |
インカメラ | 約800万画素,F2.0 |
対応通信規格 | 5G(Sub-6/ミリ波),LTE |
無線LAN対応 | Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax) |
Bluetooth対応 | 5.2 |
バッテリー容量 | 4500mAh |
USBポート | USB 3.1 Type-C |
本体サイズ | 約71(幅)×165(奥行き)×8.2(厚さ)mm |
本体重量 | 約188g |
本体カラー | フロストブラック,フロストグレー,フロストパープル |
Xperia独自のゲーム向け機能「Game Enhancer」
さて,Xperia 1 IIIでゲームをするうえで重要なのが,ソニー独自の「Game Enhancer」だ。これは初代Xperia 1から搭載されたゲーム向け機能で,Xperia 1の世代交代に合わせて,機能強化が行われきた。開発にはプロゲームチーム「SCARZ」が関わっており,プロゲーマーの意見が取り入れられているそうだ。
Game Enhancerは,個別のゲームタイトルに対して以下の設定や機能が利用できる。
- ゲームモード:ゲームプレイ時の動作モード設定
- フォーカス設定:通知や着信を止める
- 画質&サウンド:画面の明るさや色温度の調整,オーディオイコライザーの設定
- マルチタスク:ゲームプレイ中にWebブラウザやYouTubeなどのアプリをポップアップウインドウとして表示
- スクリーンショット:画面のスクリーンショットを撮影
- レコード:プレイ動画を録画
それぞれの機能について順番に紹介しよう。
ゲームモード
ゲームモードでは,性能を最大とする「パフォーマンス優先」とバッテリー消費を抑える「省電力優先」,その2つのバランスをとった「バランス」,ユーザー自身がリフレッシュレートやタッチパネルの感度を設定できる「カスタム」という4つの動作モードを利用できる。ゲーム用途であれば,バッテリーの残量が足らないということでもない限り,「パフォーマンス優先」の設定で構わない。
また,ゲームモードでは,横持ちしたときに手のひらが当たる領域のタップを無効化する「タッチエリアの最適化」や,内蔵バッテリーに充電することなく,USBケーブルからの電力で直接端末を駆動する「HSパワーコントロール」といった機能の有効化も行える。
このうち,とくに注目したいのはHSパワーコントロールだ。スマートフォンが使うリチウムポリマーバッテリーは,高温状態や満充電状態が続くと劣化しやすくなり,バッテリー駆動時間が徐々に短くなってしまう。そのため,充電しながらのゲームプレイは,バッテリーにとってかなり厳しい状況であり,できれば避けたい。そんなときに活用したいのがHSパワーコントロールである。充電することなく端末に直接給電することで,バッテリーの発熱と満充電状態が続くのを抑え,劣化を防げるというわけだ。
フォーカス設定
フォーカス設定では,通知や着信の抑制に加えて,Androidのナビゲーションバーを表示させなくしたり,明るさの自動調節を無効化したりできる。また,Xperiaのアプリランチャーである「サイドセンス」や本体の右側面にあるカメラキーの無効化も可能だ。
これらの設定は個別に行うこともできる一方で,「コンペティションセット」を利用すると,有効と無効を一括で切り替えられる。
画質&サウンド
Xperia 1 IIIで新たに加わった項目が画質&サウンドだ。画質設定では,ゲーム内の暗所を明るく表示できる「L-γレイザー」と,ホワイトバランスの調整が行える。L-γレイザーは,レベル1とレベル2の2段階で明るさを調整でき,とくにレベル2は,画面全体が明るくなるので違いを体感しやすい。
サウンドでは,「オーディオイコライザー」の搭載が見どころである。本機能は,31Hz〜16kHzまでの周波数に対して出力を調整するイコライザ機能で,たとえば,31Hz〜250Hzの低音域を強調して,ゲーム内の足音を聞こえやすくするといった調整が可能だ。標準設定ではフラットな状態である。筆者がオススメする設定は以下の画像のとおりだ。
また,サウンドの設定では,ボイスチャット音声の最適化も行える。これは,3.5mmヘッドセット端子に接続したヘッドセットで利用できるもので,ブームマイクとインラインマイクでそれぞれ異なった調整ができるという。接続するヘッドセットに合わせて利用するといいだろう。
実際にマイクを有効にした状態で録画した動画を見ると,口元から遠いインラインマイク用の設定では,ノイズが目立ちにくい印象を受けた。マイクが体に当たったときのタッチノイズも比較的抑えられている。
マルチタスク
マルチタスクでは,ゲームプレイ中にWebブラウザで必要な情報を検索したり,YouTubeで動画を見たりできる。また,GmailアプリやGoogleマップアプリをポップアップウインドウの形で表示することもできる。FPSやアクションゲームでは,ゲーム画面以外に目を向ける余裕はないが,たとえばRPGなどでクエストを周回しつつ,調べ物をしたり,動画を見たりといったことも可能だ。プレイするゲームのジャンルによってはかなり重宝しそうだ。
スクリーンショット
スクリーンショットは,文字どおり,プレイ中の画面を静止画で撮影する。1枚だけ撮影するほかに,毎秒10コマと20コマの連写も可能だ。なお,連写可能な時間を1〜30秒の間を5秒刻みで変更できる。
レコード
レコードは,ゲームプレイ動画の録画機能だ。手動での録画開始に加えて,「RTレコード」機能を有効にしていると,録画ボタンを押す30秒前にさかのぼってゲームを録画できるようになる。
録画解像度は1120×480ドット,1680×720ドット,2560×1080ドットの3種類。フレームレートは標準で60fpsだが,1120×480ドットと1680×720ドットでは,最大120fpsのハイフレームレート録画も可能だ。
ここまで見てきたように,Game Enhancerは,ゲーマー向けを謳うスマートフォンに匹敵するほどの豊富な機能を備えている。L-γレイザーやオーディオイコライザーといったプレイを有利にすすめる機能を活用したいところだ。
Xperia 1 IIIでCall of Duty: Mobileをプレイ
それではここからは,実際のゲームにおける動作を検証しよう。今回は,Call of Duty: Mobileをプレイして感触を確かめた。
Call of Duty: Mobileは,設定にある「音声/グラフィックス」の「グラフィックス」から,画質設定やフレームレートの設定が行える。Xperia 1 IIIでは,グラフィックス品質が「低」または「標準」で,フレームレートを「ウルトラ(MP限定)」に設定できる。
この設定にすれば,「MULTIPLAYER」モード限定ではあるものの,120fps表示が可能となった。「ウルトラ(MP限定)」の1つ下となる「最大」は60fpsなので,大きな違いだ。MULTIPLAYERモードで勝ちたいという人は,ぜひ「ウルトラ(MP限定)」でプレイしてほしい。
なお,グラフィックス品質「最高」に設定した場合でも,フレームレート設定は60fps表示の「最大」を選択可能だ。
実際にMULTIPLAYERモードと「BATTLEROYALE」モードでそれぞれプレイしてみた。MULTIPLAYERモードでは,やはり120fps表示がかなり効果的だ。動きがなめらかで残像感がないので,展開の早いゲームのなかでも相手の動きを見やすい。長時間プレイしていてもフレーム落ちなどがなく,終始安定したプレイができるのもポイントである。
BATTLEROYALEモードでは,21:9の横長ディスプレイが有効だと感じた。BATTLEROYALEモードの広いマップを見渡せるのは大きなメリットだ。画面から得られる情報量の多さでゲームを有利に進められる。
また,いずれのモードでも,ゲーム内で仮想ゲームパッドの感度を高く設定しても,指の動きにきちんと操作が付いてくるという印象だ。縦横どちらの方向に速く動かしたときでも,しっかりと反応する。FPSの場合,左右に細かく動きながら銃を打つ場面が多いのだが,入力に漏れがないのだ。総じて快適にプレイできた。
ゲームにも強さを見せるハイエンドスマートフォン
Xperia 1 IIIは,ゲームをしっかりとやり込むにも適した完成度の高いスマートフォンだ。高リフレッシュレートに対応した横長ディスプレイと高出力のスピーカーに,Game Enhancerという各要素を組み合わせることで,よりよいゲーム体験が得られる。
Xperiaシリーズと言えば,強力なカメラ機能に注目がいきがちだが,ゲームという観点でも,Xperia 1 IIIを選ばない理由がない。2021年のスマートフォンを代表する製品として,お勧めしたい。
SIMロックフリーモデルならXperia 1 IIという選択肢も
Xperia 1 IIIは,いまのところ通信キャリアのみの取り扱いとなる。キャリアに縛られずにXperiaを利用したというゲーマーは,Xperia 1 IIやXperia 5 IIのSIMロックフリーモデルを検討してみよう。Xperia 1 IIIと同じく,Game Enhancerを搭載しており,ゲームも快適にプレイ可能だ。
また,キャリアモデルにはないデュアルSIM仕様で,DSDS(デュアルSIM デュアルスタンバイ)対応といった特徴も備えている。
ソニーのXperia 1 III製品情報ページ
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