Intel，公式β版グラフィックスドライバ「15.33.0.3496」公開。「Titanfall」と「Thief」向けの最適化とバグ修正が進む

　Intelは，2014年3月12日のタイムスタンプで，HaswellおよびIvy Bridge世代のCoreプロセッサ向けとなる公式最新β版グラフィックスドライバ「15.33.0.3496」（64bit版は15.33.64.3496）をリリースした。対応OSは32/64bit版のWindows 8.1・8・7。例によってWindows XP用は用意されていない。

　今回のリリースは，2月28日付けで公開されたβ版グラフィックスドライバ「15.33.0.3464」と同様に，PC版「Titanfall」および「Thief」に向けた最適化版ドライバと位置づけられている。プレイしやすさと性能のチューニングを図ったものだというのは先のドライバから変わっていないが，今回のアップデートでは，先のドライバで生じていた「ノートPCで画面が真っ黒になる現象」が改善したとのことだ。

　TitanfallをHaswellおよびIvy Bridge世代の統合型グラフィックス機能でプレイする予定のある人は，下に示したリンクからどうぞ。
　ただし，今回のドライバにも，両ゲームをプレイする予定がない場合は導入しないようにとの警告があることは注意が必要だ。
　Intelは，純正グラフィックスドライバをあくまでもリファレンスとして位置づけており，ユーザーに対しては「PCメーカーが配布するドライバを利用するように」という立場を貫いている。導入する場合はくれぐれも自己責任でお願いしたい。

→32bit版 Windows 8.1/8/7用15.33.0.3496ドライバ（zip形式，74.66MB）
→64bit版 Windows 8.1/8/7用15.33.64.3496ドライバ（zip形式，140.37MB）

　なお，このβドライバには，グラフィックスドライバ本体に加えて，以下のドライバやランタイムも含まれているとのことである。

• Intel Iris and HD Graphics Beta Driver
• Intel Display Audio Driver
• Intel Media SDK Runtime
• Intel OpenCL Driver
• Intel Graphics Control Panel

●Version 15.33.0.3496の対応CPU

• 第4世代Coreプロセッサ（Haswell）
• 第3世代Coreプロセッサ（Ivy Bridge）
• Pentium 3558U・3561Y・G3220・G3220T・G3320TE・G3420・G3420T・G3430（Haswell）
• Pentium 3550M・3556U・3560Y（Haswell）
• Pentium 1403 v2・1405 v2・2020M・2030M・2117U・2129Y・2127U・A1018・G2010・G2020・G2020T・G2030・G2030T・G2100T・G2120・G2120T・G2130・G2140（Ivy Bridge）
• Celeron 2957U・2961Y・2981U・G1820・G1820T・G1820TE・G1830（Haswell）
• Celeron 2000E・2002E・2950M・2955U・2980U・2955U（Haswell）
• Celeron 927UE・1000M・1005M・1007U・1017U・1019Y・1020E・1020M・1037U・1047UE・G1610・G1620・G1620T・G1610T・G1630（Ivy Bridge）

●Version 15.33.0.3496で解決した問題

• 以前のβドライバを導入したノートPCで画面が真っ黒になる問題の修正

●Version 15.33.0.3496の新要素

• 「Titanfall」および「Thief」の最新版に対して，プレイしやすさと性能のチューニング