期待のミリタリーFPS「ARMA 3」のαテストが2013年3月5日からスタート。テストには，α版を購入することで参加可能に

　2013年第3四半期の発売が予定される「ARMA 3」だが，デベロッパのBohemia Interactiveは，同作の発売に際して新しいビジネスモデルを採用することを発表した。これは，α版を事前に購入することで，2013年3月5日からスタートするαテストに参加でき，さらに製品版の発売後には，そのまま製品版にアップグレードできるという内容で，「Minecraft」でMojangが成功させたビジネスモデルとして知られている。

「ARMA 3」公式サイト

　αテストでは，本編に登場する「Infantry」「Vehicles」「SCUBA」，そして「Helicopter」と名付けられた4つのミッションと，2つのマルチプレイモードシナリオがプレイできるとのことで，舞台となるのは，面積が20平方kmほどのストラティス（Stratis）島。ゲームのメインとなるアルティス（Altis）島の270平方kmに比べると小さいものの，ヘリコプターを飛ばせるほどの規模はあるということだろう。
　現時点で詳細は分からないが，プレイヤーは3つの勢力から1つを選べ，12種類の武器と8種類の搭乗兵器が使用できるほか，装備のカスタマイズや武器のアタッチメント交換なども可能だという。さらに，マップエディタなども実装されるとのことで，製品版以前のものとはいえ，十分に楽しめそうだ。


　α版には2つのバージョンが用意されており，スタンダート版である「Arma 3 Alpha」が32.99ドル。地図や戦略ガイド，サウンドトラックなどが同梱される「Arma 3 Digital Deluxe Edition」が49.99ドルとなっている。いずれもSteamで購入でき，発売は3月5日が予定されている。

　Bohemia Interactiveの公式サイトでは以上のほか，「Arma 3 Supporter Edition」というバージョンが，91.99ドルで同じく3月5日に発売される予定で，こちらには，配信予定のすべてのDLCが廉価でダウンロードできるというシーズンパスのような特典が用意されている。もちろん，このSupporter Editionでもテストへの参加が可能だ。
　さらに3月14日には，MOD機能などを省略した「ARMA 3 Alpha Lite」が公開される予定だが，こちらはテスト参加者が与えられたキーコードで友人などを招待したときに使われるバージョンとなる。有料版はいずれも，2013年内に予定されているβテストにも参加できることになっている。


　ARMA 3の公式サイトもアップデートされ，新しいスクリーンショットや各種情報が多数掲載されている。高いリアリティと驚異的なグラフィックスを誇るミリタリーシューティングが，いよいよ来週から堪能できるわけで，ファンにとっては嬉しい話だろう。