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「Ryse: Son of Rome」のメイキングムービーが公開。表情や動作,音声を一度にキャプチャできる技術「Performance Capture」の詳細を確認しよう
Performance Captureは,ハリウッドのCG映画制作では10年ほど前から使用されているもので,表情,動作,そして音声を一度に取り込んでキャラクターアニメーションに利用できるというモーションキャプチャの進化型だ。
PlayStation 3向けアクションアドベンチャー「Heavy Rain」(邦題,HEAVY RAIN -心の軋むとき-)の開発で知られるQuantic Dreamでの使用例をGDC 2012レポートで紹介したこともある。
Ryseの開発におけるPerformance Captureの撮影は,ロンドンに設立されたThe Imaginarium Studiosで行われているという。
ちなみに,このスタジオのオーナーであるアンディ・サーキス氏は,映画「キングコング」のキングコングや,「ロード・オブ・ザ・リング」のゴラム役のモーションアクターでもある俳優。Performance Capture技術では草分け的な存在として知られている。
今回公開されたメイキングムービーでは,モーションキャプチャ用の特殊スーツを着て演技している役者たちの姿が,鎧を身につけたローマ兵士としてディスプレイ上にリアルタイムで再現されているのが見どころだろう。
このスタジオでは一度に最大12人までのアクションやボイスデータを処理する能力があるという。顔だけでも700種にも及ぶジョイントが用意されているらしく,これをリアルタイムで表示させるには,次世代ゲーム機でなければ達成できなかったと解説されている。
CryENGINE 3.0で開発が進められているRyse: Son of Romeは,欧米におけるXbox Oneのローンチタイトルとしてリリースされる予定だ。新型Kinectを活かしたコマンドシステムや,Co-opを含めたオンラインモードもあるとのことで,続報に期待したいところである。
「Ryse: Son of Rome」公式サイト
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