業界動向
WotC,「M:tG」公式サイトで「人種差別を想起させる描写についての声明」を発表。特定カードの画像が削除,認定イベントでの使用が禁止に
WotCは当該記事で,1994年に印刷されたカード「Invoke Prejudice」について,Gatherer(公式カードデータベース)におけるカード画像の削除を行うこと,そのmultiverse IDを変更することを明らかにしている。「このカードには人種差別を想起させる描写が含まれており、さらに数年前に割り当てられたmultiverse IDは不運にもそれを助長させるもの」だったというのが,その理由である。WotCは,「ここ数週間に起きた出来事」(人種差別に反対する抗議活動などを指すと思われる),そして「有色人種を支援するためにできること」についてのさまざまな意見を受け,これまでに取り組んできたことと,取り組んでこなかったことを見つめ直したとしている。
記事では,「人種差別を想起させる描写や文化に対する侮辱的な描写のカード」に関してはデータベースから画像を削除するとして,Invoke Prejudiceを含む7枚のカードがピックアップされている。これらのカード画像は「人種差別を想起させる描写や文言が含まれるカードにつきまして、私たちのデータベースからカード画像を削除いたしました。どのような形であれ人種差別的要素は受け入れがたく、私たちのゲームはもちろん、いかなる場所においても存在が許されるものではありません。」という声明文に置き換わり,いずれも認定イベントにおいて使用禁止になるという。
「マジック:ザ・ギャザリング」日本公式サイトの「人種差別を想起させる描写についての声明」ページ
- 関連タイトル:
マジック:ザ・ギャザリング
- 関連タイトル:
マジック:ザ・ギャザリング アリーナ
- 関連タイトル:
マジック:マナストライク
- 関連タイトル:
マジック:マナストライク
- この記事のURL:
キーワード
(C)2020 Wizards of the Coast LLC