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[SPIEL’14]古典作品からスマホ連動の最新作までズラリ。開幕前日に行われた関係者向け先行公開をレポート
今年で開催32年目となるSPIEL’14には,昨年の39か国828社を超える,41か国832社の出展者が参加しており,大きな賑わいとなっていた。本稿ではその中からとくに目を惹いたタイトルを紹介していこう。
古典作品からスマホ連動の最新作までが,ズラリと並んだSPIEL’14
会場に展示された850を超える新作の中には,今回が世界初お披露目というものが少なくなかった。
玩具大手のRavensburger(ラベンスバーガー)は,同社がsmartPLAYと呼ぶ,新しいボードゲームシリーズを展開する。これはスマートフォンと連動させることで,新しいプレイ体験を創出するものだという。
同社によれば,クイズゲームの「YES or kNOw」,冒険ものの「KING ARTHUR」,協力型のファミリーゲームである「DAS MAGISCHE MUSEUM(THE MAGIC MUSEUM)」の三作が現時点でラインナップされているとのことで,実際のプレイフィールが気になるところだろう。
そうした最新ゲームが並ぶ一方で,いわゆる古典ゲームのリニューアル版が次々と登場しているのも見逃せない。「Mensch」の100周年を記念した復刻版が発売となるほか,名作「カルカソンヌ」や「電力会社」の第2版も登場。こちらはイラストの変更やルール改訂が行われ,より遊びやすくなっているという。
“重たいゲーム”の復権とゾンビゲーム
ドイツゲーム賞における「RUSSIAN RAILROADS」の大賞受賞は,現地のゲームファン達に,ルールが複雑だがプレイ時間が長く,その分濃密なプレイが楽しめるという,いわゆる“重たいゲーム”の復権を意味するものと受け取られているという。dlp gamesからリリースされる新作「Orleans」(オルレアン)などは,まさにその流れにあるタイトルで,今回の注目ゲームの一つとなっている。
またモチーフという意味では,ゾンビ系ゲームの人気がいまだに根強いようだ。
パブに迫り来るゾンビの群れと戦う「PINTS OF BLOOD」,ゾンビとの戦いを協力型ゲームにした「ZOMBICIDE」のほか,人気ドラマ「Walking Dead」のボードゲーム版なども出展されていた。
QUEENS GAMEもゾンビゲーム「Escape Zombie City」を発売 |
KOSMOSの「THE WALKING DEAD:DER WIDERSTAND」 |
このほかにも,SPIEL’14ではさまざまな新作ゲームが出展されている。プレイレポートなども順次掲載していく予定なので,ご期待あれ。
「SPIEL’14」公式サイト
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