バンダイナムコゲームスは本日(2011年9月2日)付けで,12月1日に発売を予定しているPlayStation 3用ソフト「
機動戦士ガンダム EXTREME VS.」の最新情報を公開した。
本作は,歴代の「機動戦士ガンダム」シリーズから多彩なモビルスーツが登場する,チームバトルアクション「ガンダム VS.」シリーズ最新作だ。第1弾作品である「機動戦士ガンダム 連邦vs.ジオン」がアーケードで稼働を開始してから10周年を迎えたシリーズ最新作が,家にいながらにして楽しめるようになる。
そんな本作の,
基本となるゲームシステムや,登場する
モビルスーツの一部が公開されているので,さっそくチェックしておこう。
「機動戦士ガンダム EXTREME VS.」ゲームシステム紹介
■VS.シリーズ伝統の基本システム
◆戦力ゲージとコスト
ゲームの基本ルールは2on2のチームバトルで、勝敗を決定するのは、ゲーム画面左上に表示される「戦力ゲージ」。(緑色が自チームの戦力ゲージ、赤色が敵チームの戦力ゲージ)
敵機を撃破すれば、そのコストに応じて敵チームの戦力ゲージが減少、逆に自機や僚機が撃破されれば自チームの戦力ゲージが減少してしまう。
見事、敵チームの戦力ゲージをゼロにすることができれば勝利となるが、先に自チームの戦力ゲージがゼロになると、敗北となってしまう。
戦力ゲージがゼロにならない限り何度でも復活できることが本シリーズの一つの特徴であり、自分だけでなく僚機の状況にも気を配り、僚機のピンチには援護するなどのチームプレイが勝利の鍵となる。
戦力ゲージの総コストは「6000」で各機体のコストは「1000」「2000」「2500」「3000」の4種類。コストが高くなればなるほど機体の性能は高くなっていく。コストや機体の特性、相性を考えながら最良のチームを組むべし。
※コスト「1000」の機体同士のペアの場合、合計6回撃墜されるまで戦うことができるが、コスト「3000」同士のペアの場合、合計2回撃墜されてしまうと敗北になってしまう。
◆基本操作
「機動戦士ガンダム EXTREME VS.」のプレイは方向キーでの8方向移動、「ジャンプ」ボタンでのジャンプ、「サーチ/ロックオン」で敵機のサーチと
ターゲット切り替え、「射撃」「格闘」ボタンで攻撃を行う。また、方向キーの上下でガード、ボタンの長押しでのチャージ格闘やチャージ射撃、複数のボタンの組み合わせで特殊射撃、特殊格闘やサブ射撃などの様々なアクションも行える。
■より深く広がる新たな攻防!「EXシステム」
◆エクストリームアクション
あらゆる行動を様々なアクションでキャンセルすることが出来るEXアクションには「ブーストダッシュ」と「ステップ」があり、前者は射撃、格闘などの全ての行動をキャンセルでき、かつ長い距離を素早く移動することが出来る。後者は短い距離を素早く移動し、格闘攻撃をキャンセルすることが出来るほか敵の攻撃の誘導性を無力化することが出来る。これらエクストリームアクションを駆使して自分だけのコンボを組みたてよう。
また両者ともブーストゲージを消費し、ブーストゲージがゼロになると無防備になってしまうため計画的に使用することがポイントだ。
ブーストダッシュ |
ステップ |
◆エクストリームバースト
エクストリームバーストはEXゲージを半分以上溜めることで発動する事が出来、一定時間機体をパワーアップさせる事が出来る。
エクストリームバースト発動中にしか使用することの出来ない技もあり、ここぞと言うときに使用するべし。
エクストリームバースト発動時のカットイン |
エクストリームバースト発動中にしか使用できないエクストリームバースト技 |
■立ちはだかる強敵、「エクストリームガンダム」
アーケードのCPU戦の最終ボスとして登場する「ガンダム VS.」シリーズ初のオリジナルモビルスーツである「エクストリームガンダム」。
当然ながら家庭用にもボスとして登場。エクストリームガンダムには「カルネージ・フェイズ」、「タキオン・フェイズ」、「イグニス・フェイズ」の三種の戦闘形態があり、いずれかの戦闘形態で登場する。
エクストリームガンダム |
射撃特化形態カルネージ・フェイズ |
イグニス・フェイズ |
タキオン・フェイズ |
無数の超大型ファンネルを駆使し、変幻自在の攻撃で標的を追い詰めるファンネル特化形態イグニス・フェイズ |
巨大な剣に見立てたマルチプルウェポンで、さながら雷の如き攻撃を放つ格闘特化形態タキオン・フェイズ |
参加作品リスト
機動戦士ガンダム
機動戦士Zガンダム
機動戦士ガンダムZZ
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
機動戦士ガンダムF91
機動戦士Vガンダム
機動武闘伝Gガンダム
新機動戦記ガンダムW Endless Waltz
機動新世紀ガンダムX
∀ガンダム
機動戦士ガンダムSEED
機動戦士ガンダムSEED ASTRAY
機動戦士ガンダムSEED DESTINY
機動戦士ガンダム00
劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-
機動戦士ガンダムUC
機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争
機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY
機動戦士ガンダム 第08MS小隊
機動戦士ガンダム MS IGLOO
機動戦士クロスボーン・ガンダム
◆登場MS一部紹介
■ガンダム コスト:2000
地球連邦軍の「V作戦」によって開発された白兵専用モビルスーツ。「ビーム・ライフル」や「ビーム・サーベル」といった強力な武装に、ルナチタニウム製の装甲を持った高性能機体。その戦闘能力の高さから「連邦の白いヤツ(MS)」と してジオン公国軍の前線兵士を震え上がらせた。「ハイパー・バズーカ」「ビーム・ジャベリン」「スーパーナパーム」など多彩な武装を持つ。
●「機動戦士ガンダム」よりガンダムが参戦!
パイロットはアムロ・レイ。地球連邦軍が開発した白兵専用モビルスーツ。
ビーム・ライフル、ハイパー・バズーカなど豊富な射撃武器で相手をけん制しながら自分の有利な距離を保ち状況に応じて格闘戦に持ち込むなど、全ての距離、敵に対応出来る万能型モビルスーツ。
メイン射撃:ビーム・ライフル
格闘:ビーム・サーベル
サブ射撃:ハイパー・バズーカ
特殊射撃:ビーム・ジャベリン【投擲】
特殊格闘:ガンタンク 呼出
■Zガンダム コスト:2500
アナハイム社とエゥーゴの次世代モビルスーツ開発計画「Z計画」によって、エゥーゴのシンボルとして開発された可変モビルスーツ。ガンダムMk-IIとリック・ディアスの長所を兼ね備え、空間、地上を問わない飛行能力に加え、大気圏突入さえもこなすウェイブライダー形態への変形も可能である。また機体内部に搭載されたバイオ・センサーによって、時に神秘的な力を発揮する。
●「機動戦士Zガンダム」よりZガンダムが参戦!
パイロットはカミーユ・ビダン。
アナハイム社とエゥーゴの共同開発計画「Z計画」で開発された高速可変MS。
近距離、中距離、遠距離など全距離をカバーする攻撃を備えるオールラウンダー的な機体。
またウェイブライダーに変形することで、高速移動が可能となる特殊移動要素も持っており敵との間合いを自在に操りつつ、バトルを構築する事が可能。
メイン射撃:ビーム・ライフル
格闘:ビーム・サーベル
サブ射撃:グレネードランチャー
特殊射撃:ハイパー・メガ・ランチャー
特殊格闘:ビーム・コンフューズ
■フルアーマーZZガンダム コスト:2500
エゥーゴが開発した可変合体MS「ZZガンダム」を強化改造し、更にフルアーマー形態に換装したMS。全身に分厚い外部装甲と大型ミサイルポッド「スプレーミサイルランチャー」を装備し、増加した重量を支えるため、スラスターも強化された。額に装備した「ハイメガキャノン」の圧倒的な破壊力も相まって、驚異的な戦闘能力を誇る。
●「機動戦士ガンダムZZ」よりフルアーマーZZガンダムが参戦!
パイロットはジュドー・アーシタ。
Zガンダムの後継機として開発されたエゥーゴ製の汎用攻撃型重モビルスーツ。
フルアーマー・システムはより武甲強化に加え火力、機動力の増強を兼ねる強化ユニット。
機動力は高くないが中距離からダブル・ビーム・ライフル、ハイ・メガ・キャノンなどを撃ち、隙を狙って格闘攻撃に持ち込むなど、全距離対応の武装を装備したオールラウンド機体。
メイン射撃:ダブル・ビーム・ライフル
格闘:ハイパー・ビーム・サーベル
サブ射撃:ダブルキャノン
特殊射撃:ハイ・メガ・キャノン
特殊格闘:掴み
■ターンエーガンダム コスト:3000
イングレッサ領ビシニティ北部のアーク山に長年祀られてあった石像「ホワイトドール」より出現したMS。この機体は本来、開発当時懸念されていた地球外の敵対勢力との武力衝突を想定して開発されており、その基本コンセプトは従来のMSの運用思想を根本的に覆す「システム∀構想」の実証モデル機だった。月光蝶で過去に文明を滅ぼしたため、黒歴史に封印されたとされている。
●「∀ガンダム」より∀ガンダムが参戦!
パイロットはロラン・セアック。
マウンテン・サイクルの石像内に隠されていた開発年代、機体性能など全てが謎に包まれたモビルスーツ。
ガンダム・ハンマーがメイン武装で、高い格闘性能を備え近距離戦を得意とし、特殊能力「月光蝶」は驚異的な攻撃範囲で戦場に波乱を巻き起こす。
メイン射撃:ガンダムハンマー
格闘:ビーム・サーベル
サブ射撃:ビームライフル【連射】
特殊射撃:カプル呼出し
特殊格闘:巴投げ
■ダブルオークアンタ コスト:3000
ツインドライヴを搭載していたダブルオーライザーの後継機で、純粋種のイノベイターとして覚醒した刹那のために開発されたガンダム。搭載された太陽炉は 「ツインドライヴシステム」のために新たに木星で開発されたものであり、本機ではこれを背中と左肩に搭載する。刹那のイノベイターとしての能力に反応してツインドライヴ二基を直結するバーストモードをとることも出来る。
●『劇場版 機動戦士ガンダムOO』より「ダブルオークアンタ」が参戦。
純粋種のイノベイターとして覚醒した刹那のために開発された機体。搭載された太陽炉は、ツインドライヴシステムのために新たに開発された。
<ゲーム中の機体特徴>
コスト3000の格闘寄りの万能機体。
多くの技が、GNソードビットを様々な形へ展開して使用する形で構成されている。
故に、GNソードビットを使った技を出している間は、他のGNソードビットを使う技を繰り出すことができない。
また、特殊格闘の「クアンタムバースト」を一度行うと技構成が全て変わり、撃破されるまで初期状態に戻ることは不可能。
戦局や状況を的確に判断して技のひとつひとつを繰り出す事を余儀なくされる、癖の強い機体である。
メイン射撃:GNソードV・ライフルモード
格闘:GNソードV
サブ射撃:GNソードビット【射出 】
特殊射撃:GNソードビット【GNフィールド】
特殊格闘:クアンタムバースト
■ユニコーンガンダム コスト:3000
地球連邦宇宙軍再編計画の一つ「UC計画」の産物である純白のMS。全身の駆動式内骨格をサイコフレームで形成した実験機であり、機体追従性は桁外れに高い。また特殊なOS「ラプラス・プログラム」とNT-Dが組み込まれNT-Dが発動すると内部フレームが拡張され、デストロイモード(DM)へと変身する。このDM時には機体性能、特に機動性能が飛躍的に高まる。
●「機動戦士ガンダムUC」よりユニコーンガンダムが参戦!
パイロットはバナージ・リンクス。
連邦宇宙軍再編計画の一つ『UC計画』の産物である純白のモビルスーツ。
ユニコーンモード時は機体性能が抑え目だが、もともとの性能は高く多彩な武装を持ち近〜遠距離で戦える万能機体。
機体追従性は桁外れに高く、「NT-D」が発動すると、全身の体形が変貌しデストロイモードに変形。
機動性がさらに上がり格闘性能がアップする。
メイン射撃:ビーム・マグナム
格闘:ビーム・サーベル
サブ射撃:ハイパー・バズーカ
特殊射撃:ジェガンD型 呼出
特殊格闘:NT-Dシステム
■ストライクフリーダムガンダム コスト:3000
フリーダムの後継機としてクライン派によりファクトリーで開発された機体。 セカンドステージ機のノウハウが取り入れられており、基本性能は非常に高い。武装面での強化も目覚ましく、新たに8基の「スーパードラグーン機動兵装ウイング」が搭載された。操縦にはすぐれた判断力と熟練が要求されるためキラ・ヤマト以外のパイロットが使いこなすことは困難とされる。
●「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」よりストライクフリーダムガンダムが参戦!
パイロットはキラ・ヤマト。
圧倒的火力を持った大部隊で敵部隊を殲滅することを運用思想とし、量産化を前提に開発されていた、ZGMF-X10A フリーダムガンダムの直接の後継機 。
キラ・ヤマト専用の近距離・中距離戦闘用の機体として開発された。
メイン射撃:ビームライフル
格闘:ビームサーベル
サブ射撃:ハイマットフルバースト
特殊射撃:スーパードラグーン 【展開】/【一斉射出】
特殊格闘:宙返り
「ガンダム VS.」シリーズ10周年
シリーズの初代「機動戦士ガンダム 連邦vs.ジオン」がアーケードで稼動したのが2001年。
今年はそれから10年目に突入し、シリーズとしては10周年を迎えた。家庭用としてはこれまで8作品がリリースされその中で9作品目となる最新作PS3「機動戦士ガンダム EXTREME VS.」は据え置き機としては約5年ぶりとなり、シリーズ10周年を締めくくるに相応しい作品となっている。