高知コラボゲームやコンボイ刀などが目白押し。平成の海援隊「高知元気カフェ」プレスセレモニーの模様をお届け

　高知県・志国高知幕末維新博推進協議会は2018年3月，ゲーム，玩具，ファッションなどの民間企業と連携することで高知県の地域活性につなげていく，コラボプロジェクト“平成の海援隊”を始動すると発表した（関連記事）。

　そして今回，夏の新規事業として，本日2018年8月2日から8月4日までの3日間，東京・赤坂駅近くの居酒屋「わらやき屋 赤坂店」にて，コラボカフェ“高知元気カフェ”をオープンすることになった。本稿では開店前に行われたプレスセレモニーの模様をお届けしていこう。


　高知元気カフェは“元気な土佐高知”を応援するべく，平成の海援隊の参加企業がそれぞれの独自企画をお披露目する場である。

　わらやき屋を運営する「ダイヤモンドダイニング」は高知にちなんだ昼間限定スイーツなどを提供，「atmos」は限定スニーカーを展示，「DeNA Games Tokyo」は高知オリジナルバージョンのゲームを発表，「タカラトミー」は“トランスフォーマー 龍馬バージョン映像”を公開するなど，高知愛が迸るさまざまな企画が勢揃いした。

高知県知事の尾﨑正直氏

尾﨑は平成30年7月に発生した西日本豪雨へのお悔みを述べ，また最も被害が大きかった高知の盛り上げに尽力したいとのことから，今回のカフェの売上を“高知県豪雨災害義援金”として全額寄付すると発表した

■ダイヤモンドダイニング

なんとなく「マンゴー」にいってしまうところを，思い切って「トマト」にすると，新たな出会いが生まれるんだとか

限定メニューの一覧

高知限定の乳酸飲料「リープル」，愛知や高知で愛される菓子「ミレービスケット」，変わり種の「じゃこソフト」なども

DDホールディングス 代表取締役社長の松村厚久氏。店舗では“海援隊のリーダー”にちなんだ気合の入った紹介映像を観られる

■atmos

9月2日に高知で行われる“atmosの日曜市特別店”では「NIKE Animal pack Collection」「NIKE Shoes box Collection」など，ここだけの限定スニーカーが約200足販売されるという

「龍馬Tシャツ」なども展示。売れ行きはかなり好調なのだとか

atmosを運営するテクストトレーディングカンパニー 代表取締役社長の本明秀文氏。店舗ではatmosショップや周辺地域で撮影したという応援動画を観られる

■DeNA Games Tokyo

DeNA Games Tokyoは“ゲーム維新祭 2018”（関連記事）と題し，モバイルゲーム「怪盗ロワイヤル」「農園ホッコリーナ」「戦国ロワイヤル」「アクアスクエア」「スペースデブリーズ」で高知コラボを開催中

「何気なく目にしたものが高知」をコンセプトに，各タイトルで高知にちなんだコンテンツが提供されている

オリジナルカードも展示

DeNA Games Tokyo 代表取締役社長の川口 俊氏。社長就任はわずか2日前のことで，今回のイベントがいきなりの大仕事になったという。店舗では高知コラボのコンセプトムービーを観られる

■タカラトミー

タカラトミーは同社の人気作品「トランスフォーマー」を用いて，“坂本龍馬の側近がコンボイで敵役がメガトロンだったら”をテーマにしたオリジナル映像を公開

映像内でコンボイが武器としている「コンボイ刀」。実際に刀匠に作ってもらった逸品で，茎（なかご）には銘として“オートボット”のマークが

タカラトミー マーケティング本部 ボーイズ事業部 ボーイズ第1マーケティング部 部長の高岡悠人氏。店舗では上述したオリジナル映像「トランスフォーマー龍馬バージョン」を観られる

■レプロエンタテインメント

高知県田野町の公認キャラである，タレントのユージさん。本日かぎりの一日店長にも就任。ユージさんは今後，四国一小さな町である田野町を題材にした映画の監督を務めるという。また，同町では商店街をまるごとおばけ屋敷にするイベント「まちなかおばけストリート」も実施予定だ。「自由に入っていい古民家でおばあちゃんが白塗りで待ち構えている」といったクールな体験をしてみたい人はチェックしてみよう

　高知県にちなんだ企画を持ち寄って，本格的に動きはじめた平成の海援隊。先の豪雨災害による爪痕は大きく，未だ予断を許さないタイミングにあることは確かだが，それゆえに元々の元気な土佐高知を応援するというコンセプトに加え，平成の海援隊は“高知を支える”という決意をあらためて固めていたように見えた。

　なお，本コラボカフェの営業時間は各日11：00〜16：00となり，17：00以降は昼間限定メニューの提供は行われず，居酒屋「わらやき屋」としての通常営業に移る。しかし，各企業展示は引き続き実施されるというので，興味のアンテナになにか引っかかるものがあれば，ぜひとも足を運んでみるといいだろう。

「志国高知 幕末維新博」公式サイト