Cliffhanger Productionsが「Shadowrun Online」の制作を発表。欧米で人気の高いテーブルトークRPGがFree-to-Playのブラウザゲームに

　欧米で人気の高いテーブルトークRPG「Shadowrun」だが，北米のデベロッパであるCliffhanger Productionsは，その世界観をFree-to-Playのブラウザゲームに移した「Shadowrun Online」の制作を発表した。
　Shadowrunと聞くと，2007年にPCとXbox 360向けに発売されたFPSを思い出す人も多いかもしれない。PCとXbox 360のクロスプラットフォーム対戦を実現した作品として知られるFPS版の「Shadowrun」は「MechWarrior 4」などを開発したFASA Interactiveがリリースした作品で，近代的な兵器と魔法が共存するShadowrunらしい世界が描かれていた。

「Shadowrun Online」公式サイト

　Shadowrun Onlineは，プレイヤーが情報を収集したり仲間とミッションの下準備を行ったりするロビー的なLegworkと，実際に敵地潜入や銃撃戦を行うAction Mapの2つのレイヤーから構成されるとのことだが，正式サービスの開始日など，詳しいことは分からない。TRPG版Shadowrunのファンなら，FASAの創設者であるジョーダン・ウェイスマン（Jordan Weisman）氏や，Shadowrunシリーズのライターが開発プロジェクトに関与していることに期待してしまうかも知れない。
　開発には「Unity 2」エンジンが使われており，かなり高い位置から見下ろしたサードパーソンビューになるとのこと。ローンチ予定日などは発表されていないが，冒頭にも書いたように，アメリカやドイツでは人気の高いIPだけに，欧米を中心に固定ファン層を築くことになるかも知れない。