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【PR】Corsairの新型キーボード「K60 RGB PRO SE」は,CHERRY VIOLAスイッチ採用でCherry MXの打鍵感を手頃な価格で実現
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印刷2021/01/30 12:00

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【PR】Corsairの新型キーボード「K60 RGB PRO SE」は,CHERRY VIOLAスイッチ採用でCherry MXの打鍵感を手頃な価格で実現

画像集#002のサムネイル/【PR】Corsairの新型キーボード「K60 RGB PRO SE」は,CHERRY VIOLAスイッチ採用でCherry MXの打鍵感を手頃な価格で実現

 ゲーマー向けキーボードのキースイッチはメカニカル式が定番だ。メカニカルキースイッチは,安定した打鍵感と高い耐久性を合わせ持つのに加えて,バネや内部構造と部材により打鍵感にバリエーションを持たせることもできる。このような利点があるからこそ,メカニカルキースイッチがゲーマー向けの定番になったわけだ。
 もっとも,メカニカルキースイッチを採用するキーボードはやや高価という難点がある。一般的な日本語配列のフルキーボードだと,少なくとも108個のキースイッチが必要であり,それに加えてゲーマー向けキーボード定番の全キー同時押しやNキーロールオーバー,高速レポートレート,そしてカラーLEDバックライトといった機能を作り込めば,どうしてもそれなりの価格になってしまうからだ。

 そんなゲーマー向けキーボード事情に変化をもたらす製品が登場した。それが本稿で紹介するCorsair製のゲーマー向けフルキーボード「K60 RGB PRO SE Mechanical Gaming Keyboard」(以下,K60 RGB PRO SE)だ。

K60 RGB PRO SE Mechanical Gaming Keyboard
メーカー:Corsair
問い合わせ先:アスク(販売代理店)
リンクスインターナショナル(販売代理店)
メーカー想定売価:1万4960円前後(税込,※2021年1月30日現在)
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 本製品は,定評あるCherryブランドのメカニカルキースイッチを採用して,カラーLEDバックライトを始めとする多機能を搭載しながら,1万円台半ばという手頃な価格を実現したキーボードだ。早速,K60 RGB PRO SEの機能や特徴を見ていこう。


高品質かつ低価格を実現したCHERRY VIOLAスイッチを採用


 4Gamerでは既報だが,簡単におさらいしておこう。K60 RGB PRO SEは,CorsairのフルキーボードタイプのK60 PROシリーズに属する製品で,このシリーズはいずれもCherryブランドのメカニカルキースイッチを採用するのが特徴だ。K60 PROシリーズには3つのモデルがラインナップされており,本稿で紹介するK60 RGB PRO SEは,カラーLEDバックライトを含めたフル機能を搭載する最上位モデルにあたる。

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 4Gamerの読者には今さらかもしれないが,Cherryは1980年代にキーボード向けメカニカルキースイッチを開発したメーカーだ。とくに,同社のキースイッチ「Cherry MX」シリーズは,その品質で高く評価されてきた。最近ではCherry MX互換スイッチが普及してきたことで,「メカニカルキースイッチ=Cherry MX」というほどではなくなっているものの,Cherry純正品の高評価は変わっていない。
 高品質ゆえに高価というのがCherry MXの弱点だったが,CorsairがK60 RGB PRO SEで採用した新開発の「CHERRY VIOLA」はその弱点を覆す可能性を持つスイッチだ。CHERRY VIOLAスイッチの採用こそ,K60 RGB PRO SEの最大の特徴でもあるので,まずはこのスイッチの概要から説明していこう。

CHERRY VIOLAスイッチ
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 CHERRY VIOLAスイッチは,2020年1月に行われた大規模展示会「CES 2020」で発表となったキースイッチだ。名称に「MX」がつかないことからも分かるとおり,Cherry MXシリーズとは別のキースイッチである。
 Cherryによると,CHERRY VIOLAスイッチの狙いは「低価格と高品質」だという。まず低価格だが,Cherryは「メンブレンスイッチからの置き換えを狙う」と謳っている。メンブレンスイッチは,数あるキースイッチの中でも,低価格帯のキーボードで採用事例の多いスイッチなので,CHERRY VIOLAスイッチがターゲットとする価格設定が,いかに意欲的かが覗えよう。

 低価格化のポイントになっているのが,徹底した部品点数の削減だ。Cherryの公式Webページに掲載されていたCherry MX Redスイッチと,CHERRY VIOLAスイッチの分解図を見比べてみるとよく分かる。
 Cherry MX Redは,上下に別れたハウジングと赤い軸(ステム),接点やバネといった部品で構成されている。図だと分かりにくいが,接点は2つの部品からなるので,スイッチの部品数は6点だ。ちなみに,打鍵時にクリック音がするCherry MX Blueスイッチの場合,音を出すためにステム部が2つの部品に分かれているので,部品数は7点である。
 一方,CHERRY VIOLAスイッチでは,ハウジング上部が軸を兼ねている。また,基板上に作られたパッドに「V型コンタクト」と呼ばれる金属部品が接触する仕組みを採用することで,スイッチ内の接点が不要になった。こうした工夫で部品数を4点まで削減したわけだ。

Cherry MX Red(左)とCHERRY VIOLA(右)の分解図。部品点数の違いが明確だ
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 スイッチ内に接点がないので,CHERRY VIOLAスイッチは,キーボードの基板にはんだ付けされているわけではない。そのためスイッチの交換が容易で,傷んだらユーザーが交換することも仕組みのうえでは可能となっている。
 ハウジング上部が軸を兼ねるため,キースイッチ全体の見た目はCherry MXシリーズとかなり異なるが,キーキャップの取り付け部分はCherry MXシリーズと同じクロス型ステムを採用する。そのため,市販されているCherry MXおよび互換キースイッチに対応するクロス型ステム用キーキャップを取り付けることもできそうだ。

K60 RGB PRO SEのCHERRY VIOLAスイッチ。キーキャップを取り付けるステムの形状は,Cherry MXシリーズ互換で,いま市販されている汎用キーキャップが利用できる
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 ハウジング上部は透明の樹脂で作られており,光を通すので,基板上に実装した表面実装LEDにも対応できる仕様だ。今どきのキースイッチらしく,キーボードバックライト対応を初めから考慮しているわけだ。

キーボードバックライトを点灯した状態。ステムは半透明なので,基板上に実装しているLEDの光を透過する
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 まとめると,CHERRY VIOLAスイッチは,部品点数の削減とキースイッチ本体から接点を省略して基板上のパッドを接点として使うことで,メンブレンスイッチからの置き換えが可能なほどの低価格を実現したキースイッチ,ということになる。

 ただ,安価だからといって性能に妥協があるわけではない。たとえば,キースイッチを押したときの打鍵感は,Cherry MXシリーズに非常に近いものとなっている。
 CHERRY VIOLAスイッチでは,「クロスリニア」と呼ばれるバネフィールを採用している。スイッチを押し込む距離に応じてバネ圧が均等に上がる「リニア」フィールに対して,クロスリニアは,アクチュエーションポイントを境にバネ圧の上がり方が変わるのが特徴だ。以下の図はリニアフィールの代表であるCherry MX Redのバネフィール(アクチュエーショングラフ)を示したグラフだ。

Cherry MX Redのアクチュエーショングラフ
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 縦軸が圧力(cN,センチ・ニュートン)で,横軸がスイッチを押し込んだ距離である。赤い線はキーを押し込んだときに生じる圧力の変化を示すもので,黒い線は,押し込んだ状態からキーを離すまでにかかる荷重の変化を示すものだ。黒い線が曲がっている「Reset position」(リセットポジション)とは,キースイッチがオフになるポイントを示す。
 グラフを見てのとおり,キーを放すときにリセットポジションで若干の荷重変化があるものの,それを除けば押すときも放すときも荷重を示すグラフはほぼ直線だ。つまり,Cherry MX Redは,キーを押し込んだ量に比例して荷重が大きくなっていることが読み取れる。

 CHERRY VIOLAスイッチは,まだデータシートが公開されていないが,Cherryの広報動画にスイッチを押し込んだときの荷重変化を示したグラフがあった。次の画像がグラフのスクリーンショットだ。

CHERRY VIOLAスイッチのアクチュエーショングラフ
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 CHERRY VIOLAスイッチのアクチュエーションポイントは2mmで,その位置でのバネ圧は45cN(≒46g・f)だ。この値はCherry MX Redと同じである。しかし,アクチュエーションポイントでグラフの傾きが大きくなり,底まで押し込んだときのバネ圧は75cN(≒76g・f)まで増えている。同様の条件で60cN未満のCherry MX Redと比べて,バネが重くなる仕様だ。

 この違いを踏まえたうえで実際の打鍵感を試してみると,第一印象はCherry MX Redにとても近いように感じた。Cherry MX Redと同じく,アクチュエーションポイントの位置で45cNというバネ圧はかなり軽いほうであり,キーボードを速く入力したいゲーマーに適した荷重で扱いやすい。
 ただ,少し触っていると,Cherry MX Redとの違いがはっきりと分かってくる。CHERRY VIOLAスイッチは,スイッチがオンになるところでバネの重さが変わるのでアクチュエーションポイントが体感的に分かるのだ。

 メカニカルキースイッチのキーボードを素早く操作するには,底まで押し込まずアクチュエーションポイントまで軽く押すのがコツだ。Cherry MX Redのようなリニアタイプだと軽く押すよう慣れるまでに少し時間がかかるが,CHERRY VIOLAスイッチだと荷重の変化でアクチュエーションポイントが分かるので,慣れるのが楽という利点があるように思う。
 そういう意味でメカニカルキースイッチのキーボードを初めて導入するゲーマーに適したキースイッチではないかと思う。

 というわけで,低価格ではありながら,Cherry MXシリーズと同等の質感やフィーリングが得られるのがCHERRY VIOLAスイッチと言っていいだろう。そんなキースイッチを採用して本格的なゲーマー向けキーボードに仕上げたのが,K60 RGB PRO SEというわけだ。


コンパクトで上質なゲーマー向けのフルキーボード


 さて,それではK60 RGB PRO SEの外観を見ていこう。
 K60 RGB PRO SEには,キーボード本体に加えて,着脱可能なパームレストが付属している。

K60 RGB PRO SEの本体と,着脱可能な付属パームレスト
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 前述したとおり,K60 RGB PRO SEは,10キーを備えるフルキーボードだ。日本語版は日本語108キー配列に準拠しつつ,[KANA](ひらがな/カタカナ)キーの右に[FN]キーを置いた配列となっている。一般的な日本語キーボードと比較すると,[変換/無変換]キーのサイズを通常のキーと同じ19mmピッチにすることで,[Space]キーの幅を約79mmと,やや大きめに取っているのが特徴だ。ゲームでは[Space]キーを多用することが多いので,ゲーマーにとって嬉しい配慮だろう。

K60 RGB PRO SEのキー配列。日本語キー配列にしては,[Space]キーの幅が大きめなのも特徴だ
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 それ以外のキーピッチは標準的な19mmで,配列にも変な癖がないので,日本語配列キーボードのユーザーなら,違和感なく利用できるはずだ。
 なお,当然ながらK60 RGB PRO SEは,全キー同時押しとNキーロールオーバーをサポートしている。USBレポートレートは最大1000回/秒で,ゲーマー向けキーボードで必須と言えるスペックは,しっかりと備えているのは安心できる点だ。

キーの同時押し状況をチェックできるソフトウェア「Aqua’s KeyTest」で,同時押しを確認した様子。手のひらでキーボード中央を押したときのスクリーンショット。39キーの同時押しと正常なロールオーバーが確認できた。もちろん39キー以上の同時押しも認識できる。
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 K60 RGB PRO SEは,フルキーボードにしてはコンパクトで,パームレストを取り付けない状態のフットプリントは,実測440(W)×135(D)mmだ。
 机上からのキーボード天板まで,つまりキーキャップを含まない高さは[Space]キーの列で14mm,[ESC]キーの列で19mmだった。天板まではかなり低背で,それがK60 RGB PRO SEのスマートなルックスに寄与しているように思う。

本体底面にあるチルトスタンド。角度を一段階だけ変えられるシンプルなものだ
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 ただ,K60 RGB PRO SEは,最近主流のキーキャップが天板から浮くフローティングデザインを採用しているので,机上からキーキャップまでの高さはそれなりに高い。キー列ごとにキートップの段差と傾斜に違いを持たせたステップスカルプチャ方式を採用しているために,キートップまでの高さはキー列によって異なるが,[Space]キーの位置では机上から約30mm,[ESC]キーの列で約38mmだった。つまり決して背が低いキーボードではない。

チルトスタンドを閉じた状態(左)と開いて立てた状態(右)。チルトスタンドを開くと,奥側を約10mm高くすることが可能だ
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 というわけなので,付属のパームレストを取り付けて使うのが,一般的にはおすすめだろうと思う。
 これまでのCorsair製ゲーマー向けキーボードのパームレストは,固い樹脂製のパームレストだった。それに対してK60 RGB PRO SE付属のパームレストは,表面はクッションが効いていて,感触は合皮のソファーに近いものとなっている。表面材はエンボス加工されているためにホールド感はあまりなく,比較的自由に手を左右に動かすことができる。

付属のパームレスト。表面はクッションが効いており,エンボス加工されているために手を拘束する感じではなく,上で手を自由に動かせる
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パームレストの高さはおおむね28mm程度だ
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 パームレストのサイズは実測で440(W)×77(D)mm。高さは,最も厚いところで約28mm程度だ。パームレストを使うと,おおむねキートップの高さと手の高さが合うので手首に無理がなくなり,多くの人にとってキータイプしやすいだろう。また,クッションが効いているので長く手を置いていても血行を妨げず,疲れにくい。長時間のゲームプレイにも適している。

 このパームレストは,取り付け部分の仕組みが少しユニークだ。取り付けはマグネット式で,2つのヒンジをキーボード裏に固定するだけのワンタッチである。ヒンジの部分がゴム製で,自由に可動するのがユニークな点だ。
 従来,ゲーマー向けキーボードのパームレストは,樹脂製のヒンジではめ込むものが多かった。Corsair製のゲーマー向けキーボードも同様である。そのような製品の場合,キーボードを雑に扱ったときにヒンジが折れてしまうことがあった。それに対して,K60 RGB PRO SEのパームレストは取り付け部分がゴム製なので,多少荒っぽく動かしてもヒンジが折れる心配がない。ここは優れた点だ。

パームレストの取り付け部分(左)。このヒンジ部分がゴム製になっていて,折れる心配はないのが利点だ。K60 RGB PRO SEの裏面には,ヒンジ部分をはめ込む凹みがあり,ここにヒンジを重ねると,磁石でくっつく(右)
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 なお,パームレストを取り付けると,キーボード全体の奥行きは実測205mmになる。かなり机上のスペースを取るようになるとはいえ,これでも大型のフルキーボードと同程度の奥行きなので,コンパクトと評してもいいだろう。

 実測重量は,パームレストを除く本体が約952gで,参考までにケーブルを避けて図ったところ約880gだった。ゲーマー向けキーボードとしては軽いほうだが,一般向けのキーボードと比べれば十分に重い。机上でガタつくといったことはないので必要十分な重量感があるキーボードといえる。

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 天板は,黒のアルマイト塗装を施したヘアライン仕上げのアルミニウム合金製だ。天板のパネルは,厚さが2mmもあって重量感を演出しているほか,右上に薄っすらとCorsairのシンボルマークが描かれている。また,キーキャップにも質感の高い素材が使われており,価格以上の高級感が感じられるキーボードだ。購入したときの満足感は高いだろう。

 なお,PCとの接続は,背面中央から出ているUSBケーブルを使う。ケーブルの長さは実測で約1.85メートルだった。最近のゲーマー向けキーボードでよくある布巻きケーブルではないが,柔らかく取り回しやすいので扱いは楽だろう。


iCUIによるバックライト制御など

Corsairのハイエンドキーボードと同等の機能を実現


 K60 RGB PRO SEは,新開発のキースイッチを導入し手頃な価格を実現しているが,機能面は上位機種とほとんど変わらない。
 キーボードバックライトは約1677万色対応で,発光色や発光パターンの制御には,Corsair製の統合設定ソフトウェア「iCUE」で行える。

iCUEを使ったバックライト設定の例。「照明効果」の欄で選択したプロファイルにバックライトのパターンを関連付けることで設定する
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 設定できる照明効果のプリセットパターンは全15種類。それぞれのパターンで点灯時間や照明が光るトリガーといった項目をカスタマイズできる。カスタマイズ済みのパターンを「照明ライブラリ」に登録しておけば,照明効果にドラッグアンドドロップで適用できるので,多彩なパターンを作り出して楽しむことができるだろう。

全15種類のプリセットパターンをカスタマイズして,自分だけの照明効果として保存できる
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 また,発光パターンを適用するキーおよびキーの範囲は,iCUE上に表示されているキーボードの画像をクリックしたり,範囲指定して設定できるのも便利だ。直感的な操作が可能なので,カスタマイズも楽にできるはずだ。

発光パターンを適用するキーは,範囲指定などを使って視覚的に設定できる
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プリセットの発光色で,キーの色を左から赤,黄,緑,水,青,紫,白と変えてみた。キースイッチの違いで光り方が変わるかと思っていたが,Cherry MX RGBと変わらず,LEDの発光は鮮やかだった
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 なお,iCUEをインストールしていないPCに接続したときにも,K60 RGB PRO SEを任意の設定で光らせることは可能で,その場合の設定は「ハードウェア照明」という項目で行える。ハードウェア照明に設定できるパターンは1つだけで,設定はキーボード内蔵のフラッシュメモリに記録される。この設定は,iCUEの設定プロファイルとは連動しない。
 補足しておくと,キーボード上で[Fn]+[^]キーを押すことで,キーボード内部に記録されているハードウェア照明設定をリセットできる。ハードウェア照明を設定していない状態では,[Fn]+数字キーで「スパイラルレインボー」を始めとするプリセットの発光パターンを手動で切り替えることもできる。

マクロやキーの再割り当ては「アクション」で設定する。画像は割り当て可能な機能を示した状態だ
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 iCUEではそのほかにも,マクロ機能やキー割り当て設定のカスタマイズも行える。すべてのキーに対して固有の機能やマクロを割り当てられる強力なもので,割り当てられる機能は15種類だ。

 なお,K60 RGB PRO SEのマクロやキー割り当て機能を利用するには,PCにiCUEをインストールする必要がある。本体内蔵フラッシュメモリに設定を記憶させることはできない。マクロの作成に関する詳細は割愛するが,キーにマウスクリックを割り当てることもできるので,チートにならない範囲ならば大いに活用できるだろう。
 もちろん,ゲーム以外でもアプリのショートカットキーのカスタマイズなどに活用できる。並のキーボードではできないキー割り当てが可能なので,非ゲーム用途でも便利に利用できるはずだ。

WinLock有効時に無効化するキーやキーの組み合わせは,「パフォーマンス」で設定する
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 ゲームで使う人の多い[Windows]キーの無効化は,「WinLock」という機能で設定できる。初期状態では,[Fn]+[F1]キーでWinLockの有効と無効を切り替えられる仕様だ。iCUEの「パフォーマンス」設定では,WinLock有効時に[Windows]キーを無効化するだけでなく,[Alt]+[Tab]キーの無効化なども行える。
 そのほかにiCUEでは,[Fn]+[F6]〜[F12]キーにメディア再生コントロールが割り当てられている。[Fn]+[F5]のミュートや[Fn]+[F7],[Fn]+[F8]による音量調節は,ゲームでも利用できるので活用する人も多いだろう。

 K60 RGB PRO SEは,メディアコントロールやWinLock機能に専用のキーやスイッチが用意されていないため,[Fn]キーのコンビネーションで切り替えることを覚えておく必要がある。その点は,Corsairの既存製品と少し違う点かもしれない。その代わりに余計なキーやスイッチがないので,低価格化とスマートな見た目を実現できているのも確かだろう。


メカニカルキー搭載キーボード初心者にも推奨できるK60 RGB PRO SE


K60 RGB PRO SEの製品ボックス
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 K60 RGB PRO SEは,ゲーマー向けキーボードに求められるスペックをしっかりとサポートしたうえで,Cherry MXと変わらない打鍵感の良好なキースイッチを採用することで,ゲームプレイの質を1ランク上げてくれるキーボードだと太鼓判を押せる製品だ。

 筆者がK60 RGB PRO SEをとくにおすすめしたいのは,これまで価格の点でメカニカルキースイッチ採用のキーボードに手が出せなかったゲーマーだ。Corsair製ならではの高機能と極めて高い質感,そして上質なパームレストを備えつつ,1万5000円前後という税込予想実売価格を実現しているので,K60 RGB PRO SEならば手を出しやすいだろう。
 とくに,本機が採用するCHERRY VIOLAキースイッチは,メカニカルキースイッチ初心者にぴったりだ。スイッチのバネが重くなるあたりまで押し込むようにしていれば自然とキーを高速に操作するコツが身につくはず。K60 RGB PRO SEを店頭で見かけたらぜひ触ってみて,その感触を確かめてほしい。

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CorsairのK60 RGB PRO SE製品情報ページ(英語)

リンクスインターナショナルのK60 RGB PRO SE製品情報ページ

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    Corsair Gaming(旧称:Vengeance Gaming)

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