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実物大のタイラントとグルメなひとときを過ごせる「バイオハザード カフェ&グリル S.T.A.R.S.」は7月13日オープン。内覧会レポートと川田将央氏へのインタビューを掲載
本店舗の営業時間は,11:00〜23:00(土・祝前日は24:00まで)で,120分(2時間)ごとの入れ替え制とのこと。なお,営業予定は1年間限定となっている。
今回は,本店舗がグランドオープンを迎えることを記念して7月12日に開催された,記者会見の模様をお伝えしよう。
「バイオハザード カフェ&グリル S.T.A.R.S.」公式サイト
「バイオハザード」シリーズポータルサイト
扉を開けて中に入ると…… |
「S.T.A.R.S. Angelique」(スターズ アンジェリーク)と呼ばれる女性キャスト達がお出迎え |
店内は,「バイオハザード」の世界をイメージした装飾がなされている。まず目に付くのが,フロア奥にどっしりと待ち構えている,1/1スケールのタイラントだ。
このモデルは,東映特撮作品の着ぐるみ造型を担当している制作会社である,レインボー造形企画が手がけたもので,その迫力は見事なもの。詳しくは後述するが,3D投影技術であるプロジェクションマッピングを使った演出で,まるでタイラントが生きているかのような体験もできるのだ。
そのほか,銃器(モデルガン)やS.T.A.R.S.仕様のフライトジャケット,タイプライター,ラクーンシティの地図などで,店内は「バイオハザード」一色に染め上げられている。
本店舗をプロデュースしたシー・ツー・エスの兼元知大氏によれば,テーマは1998年にバイオハザードが発生する直前のラクーンシティで,疲弊したS.T.A.R.S.隊員を癒すオアシスのような店,という設定なのだそう。つまり,店を訪れる人はS.T.A.R.S.の一員になった気分で食事を楽しめるというわけだ。
店舗のコンセプトは“ワイルド”。コース&アラカルトメニューを紹介
メインメニューは,基本的にコース料理形式で提供される「B.B.Q GRILL ラクーンスタイル」だ。サラダ/スープ/パン/メインディッシュ/スペシャルカレー(時々ビーフシチュー)/オリジナルヌードル/デザートで構成され,一部の料理は食べ放題。価格は男性が3700円,女性が3300円となる。このほか,ドリンクやアラカルトメニューなども用意されており,これらを個別に注文することも可能だ。なお,オリジナルヌードルは男性が「バリーVer.」,女性が「ジルVer.」と,提供される種類が異なっている。
以下にメニューの写真を掲載しておくので,訪問予定の人はチェックしておこう。
■「B.B.Q GRILL ラクーンスタイル」
Red&Greenハーブの調合サラダ(アンブレラドレッシング) グリーンハーブとレッドハーブを調合したドレッシングをかけ,仕上げに救急スプレーをひと吹き。食べると体力が回復しそうな予感がするサラダだ |
真夜中のビスク Arkley-Style 日替わりスープ。試食させてもらったものは,エビの旨みが詰まった甘めのクリーミーなスープで,女性が好みそうな味わいだった |
■アラカルトメニュー
ウェスカー専用アイス(500円) |
形態変化珈琲ゼリー(500円) |
■ラクーンスタイル カクテル
(※アルコールドリンク)
コードベロニカ(680円) |
スタークレスト(680円) |
ブルーRacoon(680円) |
ケルベルドッグ(680円) |
■ラクーンスタイル ノンアルコール
(※ソフトドリンク)
ARUKAS⇆98(580円) |
ウィンドクレスト(580円) |
ラクーンFARMのチョコミルク(580円) |
■そのほかのドリンク
(★印はアルコールドリンク)
★ビール(500円/食べ放題注文の場合は350円)
★カシスオレンジ(580円)
★カシスグレープフルーツ(580円)
★カシスウーロン(580円)
★カシスソーダ(580円)
★ライチオレンジ(580円)
★ライチグレープフルーツ(580円)
・コーラ(480円)
・アイスコーヒー(480円)
・アイスティー(480円)
・アイスウーロン茶(480円)
・オレンジジュース(480円)
・ホワイトウォーター(480円)
彼女達のダンスは,店内をいっぱいに使った迫力のあるもので,時折り見せるセクシーな表情には,同じ女性でありながらドキッとしてしまうことも。なにより,大胆なコスチュームから見える白い肌がイイ! すごくイイ!
そして,ショーが佳境に入ると突然警報が鳴り出し,タイラントに変化が起きる。プロジェクションマッピングを使った演出で,まるで生きているかのように見えるのだ。写真ではその迫力が伝わらないので,気になる人は店舗に足を運び,自身の目で確かめてほしい。
また今回は会場で,カプコンの川田将央氏に,短い時間ではあるがインタビューをさせてもらったので,本稿の締めとして掲載しておこう。
4Gamer:
今回の企画は,シー・ツー・エスからカプコンに提案されたそうですが,いつ頃のことだったのでしょうか。
7か月ほど前ですね。僕自身がこの企画に本格的に関わるようになったのは,2012年に入ってけっこう経ってからなのですが,スピーディーな展開に若干戸惑うほどでした(笑)。
4Gamer:
タイラントの造形を作るのも含めて7か月というのは,相当早いですよね。
川田氏:
今回のタイラントは,レインボー造形企画さんに制作していただいたのですが,すごい実績を持った方々だとあらためて実感しました。クオリティは言うまでもなく,制作の早さにも驚かされました。実物を見れば,ファンの方も喜んでもらえると思います。
4Gamer:
今回の企画で川田さんは,世界観の監修を担当したという形でしょうか?
川田氏:
ええ。主に世界観の監修をさせていただいて,店内の内装や演出といったアイデアは兼元さんにお任せしています。
兼元さんから提案していただいたアイデアはどれも非常に斬新で,プロジェクション・マッピングを使った演出やダンスショーなど,カプコンのスタッフではなかなか出てこないものばかりでした。
4Gamer:
展示されている銃器類も,カプコンで監修しているのでしょうか。
川田氏:
そうですね。展示物も監修させていただいますので,「バイオハザード」の世界観に沿ったものになっています。東京マルイさんと企画したモデルガンなども一部飾らせていただいているんですよ。
「バイオハザード カフェ&グリル S.T.A.R.S.」は,兼元さんに提案していただいたコンセプトをカプコンで監修させていただいて完成したものですが,ファン層を広げる意味でも新たなチャレンジとなっていて,すごく良いものになっていると感じています。
「バイオハザード」シリーズでは,まだF1(※)層を獲得できていない部分があります。今回「バイオハザード」の新しいランドマークとして,女性でも入りやすいコラボ店舗ができたことで,女性層を新しく獲得できればという思いもありますので,今回の企画はぜひ成功してほしいという気持ちでいっぱいです。
7月7日のプレオープンの前はどうなるか正直不安だったんですけど,プレオープンのおきに女性の方が多くいらっしゃったのを見て,手応えを感じています。
※Female-1の略で,20歳〜34歳の女性を指すマーケティング用語
4Gamer:
10月6日には「バイオハザード6」も発売されますし,次の展開にも弾みがつきそうですね。
川田氏:
「バイオハザード6」はカプコンが総力を上げて制作しているタイトルですから,「バイオハザード カフェ&グリル S.T.A.R.S.」に来ていただいた方に遊んでもらえるきっかけになってほしいと思っています。
1年間の期間限定ですが,7月13日にいよいよグランドオープンを迎えますので,ぜひお店に足を運んでいただければと思います。よろしくお願いします。
4Gamer:
1年といわず,その先もずっと続くことを期待しています。本日はありがとうございました。
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(C)CAPCOM CO., LTD. 2012 ALL RIGHTS RESERVED.
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