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【PR】サイコムのデスクトップPC「G-Master Velox AMD Edition」は,ゲームPC初心者が安心してeスポーツを楽しめるマシンだ
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印刷2022/07/09 12:00

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【PR】サイコムのデスクトップPC「G-Master Velox AMD Edition」は,ゲームPC初心者が安心してeスポーツを楽しめるマシンだ

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 ゲーマー向けPCを購入するときに,BTO(ビーティーオー)方式のPCを選択する人は多いだろう。BTOとは,Build To Orderの略で,広義では「受注生産」を意味する。BTO PCでは,構成するPCパーツをユーザーが任意に選択できるのが利点だ。その一方で,PCパーツの選択肢が多いため,「どれを選べばいいのか分からない」と困惑する人も少なくない。
 そんな悩めるゲーマーの声に応えて,サイコムは,「初めてゲーマー向けPCを購入する」人に向けたシリーズ「G-Master Velox」を展開している。

 G-Master Veloxは,PCに関する知識があまりなくてもBTOで困らない「分かりやすさ」を念頭に,価格対性能比にも優れるという,かなり魅力的な製品をラインナップしているのだ。
 今回は,G-Master Veloxのなかから,「G-Master Velox AMD Edition」を詳しく紹介するとともに,ゲームにおける性能をチェックしてみたい。

G-Master Velox AMD Edition
メーカー:サイコム
問い合わせ先:お問い合わせ048-994-6070
BTO標準構成価格:18万9960円(税込)(※2022年7月9日現在)
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最新世代のAMD Ryzen&GeForce RTX 30世代のGPU

基本構成でも安定した高スペックを実現


 G-Master Velox AMD Editionにおける最大の特徴は,BTOで複雑なパーツ構成を選択しなくても,標準構成のままで十分な性能を実現している点にある。BTO PCの場合,パーツ選びが複雑でよく分からず,結果として標準構成のまま購入してしまうというケースもあると聞く。その場合,ゲームを快適にプレイするには,スペックが十分でなかったということもあり得るだろう。その点,G-Master Velox AMD Editionであれば,標準構成でもゲームが快適にプレイできるというわけだ。実際にどの程度快適なのかは,後述のテスト結果の考察を見てもらいたい。
 もちろん,パーツ選びの選択肢は用意されているので,少しPCに詳しい人でも,BTOでカスタムを行うベースモデルとして,G-Master Velox AMD Editionを選んでも間違いないはずだ。

 そんなG-Master Velox AMD Editionは,標準構成でCPUにAMDの「Ryzen 5 5600」を採用する。Ryzen 5 5600は,6コア12スレッド仕様のCPUで,定格クロックは3.5GHzながらも,最大クロックは4.4GHzと,ゲーム用途でも十分なスペックを備えている。また,L3キャッシュが32MBと多い点も,ゲーム性能では大きなアドバンテージとなる。

CPU-Z(Version 2.01.0)で試用機におけるRyzen 7 5700Xのスペックを確認した様子
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 なお,今回の試用機では,より高性能な8コア16スレッド仕様の「Ryzen 7 5700X」を搭載していた。こちらは,定格クロックが3.4GHz,最大クロックは4.6GHzとなっており,CPUコア数,動作クロックともRyzen 5 5600よりかなり高い。2022年7月5日から8月7日までは,Ryzen 7 5700Xを1万円引きで選択できるキャンペーンも行われているので,CPUを安くアップグレードできるチャンスだ。

 グラフィックスカードには,NVIDIAのAmpere世代となる「GeForce RTX 3060」(以下,RTX 3060)を実装したASUSTeK Computer(以下,ASUS)製の「Phoenix GeForce RTX 3060 V2」を採用していた。

搭載グラフィックスカードはPhoenix GeForce RTX 3060 V2。短めのカードサイズが特徴的だ
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GPU-Z(Version 2.46.0)で試用機におけるRTX 3060のスペックを確認した様子
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 このカードは,ファンブレードとバリアリングを一体化した「Axial-Tech」仕様のファンが特徴だ。従来のファンと比べて,直下にあるGPUへの風圧を高めることで,冷却性能の向上を実現しているという。RTX 3060は,GeForce RTX 30シリーズではミドルクラス市場向けのモデルだが,リアルタイムレイトレーシング処理を担う第2世代「RT Core」と,AIベースの超解像技術「DLSS」を実現する第3世代「Tensor Core」を備えている点も見逃せない。さらに,グラフィックスメモリを12GBも搭載している点は,とくにゲームの映像を高画質に設定するときに役立つ。

 マザーボードには,AMD B550チップセットを搭載したMSI製の「B550-A PRO」を採用する。B550-A PROは,基板の電源層に2オンスもの銅を使用して安定性の向上を図っているほか,PCI Express(以下,PCIe) x16スロットに,カードの重量による損傷を防ぐための金属製ガード「PCI-E Steel Armor」が取り付けている点は見逃せない。
 また,マザーボードのサウンド機能部は,マザーボード上で電気的にほかの部品類と絶縁する処理を施したうえで,サウンド回路に高品質な部材を採用することで,音質の向上を実現しているのもポイントであろう。

本機のマザーボードはMSIのB550-A PROだ
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CrystalDiskInfo(Version 8.17.3)で試用機におけるSSDのスペックを確認した様子
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 メインメモリには,DDR4-3200 SDRAMを16GB分搭載しており,ゲーム用途でも十分な容量を誇る。
 ストレージには,Crucial製「P5 Plus」シリーズの容量500GBモデル「CT500P5PSSD8」を採用していた。このSSDは,PCIe 4.0接続に対応しており,逐次読み出し(シーケンシャルリード)性能は最大6600MB/s,逐次書き込み(シーケンシャルライト)性能が最大4000MB/sと,かなり高速なものだ。実際に,G-Master Velox AMD Editionでいくつかのゲームをプレイしていても,ゲームの起動やデータのロードで,ストレスを感じることはまったくなかった。

 G-Master Velox AMD Edition試用機の主な仕様をにまとめておこう。

表 G-Master Velox AMD Edition(試用機)の主なスペック
CPU Ryzen 7 5700X(8C16T,定格クロック3.4GHz,最大クロック4.6GHz,L3キャッシュ容量32MB)
CPUクーラー Noctua NH-U12S redux
メインメモリ DDR4-3200 SDRAM 16GB(8GB×2)
マザーボード MSI B550-A PRO(AMD B550)
グラフィックス ASUSTeK Computer Phoenix GeForce RTX 3060 V2(GeForce RTX 3060,グラフィックスメモリ容量12GB)
ストレージ Crucial P5 Plus CT500P5PSSD8 容量500GB(M.2/PCIe 4.0接続)×1
無線LAN 非搭載
Bluetooth 非搭載
有線LAN 1000BASE-T(Realtek RTL8111H)
前面インタフェース USB 3.1 Gen 2 Type-C×1,USB 3.2 Gen 1 Tyep-A×1,4極3.5mmミニピンヘッドセット端子×1
背面インタフェース USB 3.2 Gen 2 Type-C×1,USB 3.2 Gen 2 Type-A×1,USB 3.2 Gen 1 Type-A×2,DisplayPort 1.4出力×3,HDMI 2.1 Type-A出力×1,RJ-45(1000BASE-T)×1,7.1ch サウンド入出力
電源ユニット SilverStone Technology SST-ET650-HG(定格出力650W,80PLUS GOLD認証)
PCケース NZXT CA-H510i-W1(ミドルタワー型)
公称本体サイズ 約210(W)×428(D)×460(H)mm
公称本体重量 未公開
OS 64bit版Windows 10 Home
試用機構成価格 19万6150円(キャンペーン価格,税込,2022年7月9日現在)

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 これらのPCパーツから本製品を組み上げるために,サイコムでは「The Sycom Craftsmanship」と呼ばれる方式を採用している。The Sycom Craftsmanshipとは,製品1台ずつを1人の担当者が付きっきりで組み上げるというものだ。パーツの組み込みやケーブルの取り回しはもちろんのこと,さらには動作検証,修理やメンテナンスまでを1人のエンジニアが担当することで,ていねいな製作ときめ細やかなサポート体制を実現しているという。

 最後に,G-Master Velox AMD Editionの価格は,標準構成で税込18万9660円と,かなりリーズナブルだ。さらに,2022年7月5日から8月7日までは,CPUにRyzen 7 5700Xを選択したときの価格が1万円引きとなるキャンペーンを実施中なので,試用機構成でも20万円を切っている。PCパーツの値上がり傾向が続く昨今では,この価格でこれだけのスペックを詰め込んだゲームPCが手に入るという点に,心を惹かれる人は少ないないのではないか。


PCケースファンを増設し冷却に配慮

CPUクーラーは定評のあるNoctua製


 それでは,G-Master Velox AMD Editionの外観と内部を見ていこう。

G-Master Velox AMD Edition
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 G-Master Velox AMD Editionは,PCケースにNZXT製のミドルタワー型となる「CA-H510i-W1」を採用している。サイズが約210(W)×428(D)×460(H)mmと,ミドルタワー型としては比較的コンパクトで,側面のガラスパネル以外は無地の白一色ながらも,その無機質さが上品な雰囲気を醸し出したデザインが特徴的だ。

白一色のフロントパネル(左)。下側中央に薄く配置されたNZXTのロゴと,右下に配置されたサイコムのロゴがアクセントになっている。右写真は背面の様子。フロントパネルと打って変わって黒一色だ
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 天板の手前左寄りの位置には,電源ボタンと4極3.5mmミニピンヘッドセット端子,USB 3.1 Gen 2 Type-Cと,USB 3.1 Gen 2 Type-Aをそれぞれ1ポートずつ備える。かさばるデスクトップPCは,机の下に置く人も多いだろう。そんな配置だと,椅子に座っている状態でも触れやすい天板にインタフェースを用意しているのは,使い勝手がいい。
 なお背面には,Type-AとType-C合わせて8系統のUSBポートを用意しており,外付け周辺機器の拡張性は申し分なしだ。

天板手前に並ぶインタフェース類(左)。アクセスのしやすさは言うまでもないだろう。背面のインタフェース部分(右)。映像出力はグラフィックスカード側のものを使用するため,マザーボード側のものはカバーが取り付けられている
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 PCケースの左側面は,内部が見えるように強化ガラスを用いたタイプである。内部空間は,フロントパネル側がかなり広く取られており,メンテナンス性も良好だ。

左側面の様子。強化ガラスを用いた内部が見えるタイプ。内部が黒色,下部の電源ユニットを包むシュラウドは白色と,ツートンカラーになっている点も個性的だ。内部を照らすLEDイルミネーションは,白色に光っているが,発光色はユーザーがカスタマイズできる
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こちらは右側面。前方(写真左側)に吸気孔がある
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右側面のサイドパネルを取り外したところ。ケーブルもキレイにまとまっている
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 さらに,フロントパネルと天板には120mm径の吸気ファンを,背面に120mm径の排気ファンを装備している。ちなみに,CA-H510i-W1では,本来,天板と背面にしかファンを搭載していない。つまりフロントパネル側の1基は,サイコムがG-Master Velox AMD Edition向けに増設したファンである。これにより,前面と天板から取り込まれた冷えた空気が,背面へとしっかり抜ける構造となっているので,内部の冷却効率向上も実現できるというわけだ。
 なお,前面側の追加ファンは,Fractal Design製の「Dynamic X2 GP-12」を採用している。ファンの動作音は,公称最大19.4dBAと静音性に配慮したファンだ。

PCケース標準装備の120mm径ファン×2(左)。CPUクーラーを取り囲むように配置されているのが興味深い。右写真は,G-Master Velox AMD Editionで増設されたフロントパネル側の120mm径ファンだ
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 拡張ベイは,2.5インチストレージ用がマザーボード取り付け部の裏側に2基,電源ユニットのシュラウド上に1基の計3基を用意する。さらに,3.5インチストレージ用のシャドウベイも3基あるので,ストレージを多く積みたい人にとっても,満足のいく仕様だ。

マザーボード取り付け部の裏面にある2つの2.5インチシャドウベイ(左)。3.5インチシャドウベイは,右側面のサイドパネルを外すとアクセス可能だ(右)
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PCケースの右側面側にあるファンおよびLEDのハブユニット。NZXT CAMとこのハブユニットが連携することで,細かな設定を可能にしている
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 PCケース天板側と,筐体内を上下方向に伸びる白いケーブルバーの裏側には,イルミネーション用のLEDを搭載しており,工場出荷時設定では白色に点灯する。さらに,NZXTがWebサイトで配布している設定ソフト「NZXT CAM」を利用すると,「White」「Spectrum Wave」「NZXT Purple」「Red Alert」「Vaporwave」「Mermaid」「Audio Level」といったイルミネーションのプリセットを設定できる。LEDを1か所ずつ,ユーザーが発光色を変更することも可能だ。
 余談だが,NZXT CAMは,NZXT製PCケース用の設定ソフトで,ファンの回転数制御や,CPUおよびメモリのオーバークロックといった機能もあり,使い道は豊富である。

PCケース用の設定ソフトであるNZXT CAM(左)。LEDに関する細かな設定が可能だ。NZXT CAMでは,サイコムが増設したファンを含めた3基のファン設定を変更できる(右)。初期状態では,いずれのファンも静音設定になっていた
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 G-Master Velox AMD Editionは,CPUクーラーにNoctua製「NH-U12S redux」を採用する。NH-U12S reduxは,サイドフロータイプの空冷CPUクーラーだ。簡静音性と冷却能力で定評あるNoctua製クーラーだけに,風量は最大120.2m2/hと大きいのに,騒音値は最大25.1dBAと,静音性は簡易液冷クーラーに引けを取らない。

CPUクーラーはサイドフロータイプのNH-U12S reduxを搭載。冷却性能と静音性ともに申し分のないクーラーだ
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 冷却性能は,後述するテスト結果の考察を見てもらうとして,静音性について言えば,実際に動作させてもファンの騒音は非常に小さく,PCケースを閉じてしまうと動いているかどうか分からないほどだ。また,簡易液冷クーラーには,液漏れの不安を感じる人も少なくないが,そうした心配なく安心して利用できるという点でも,NH-U12S reduxを採用したメリットは大きい。

底面を見ると,電源ユニットのファンがある位置に防塵フィルターが取り付けられていた。着脱可能なので,フィルター掃除も容易だ
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 これらのPCパーツを支える屋台骨とも言える電源ユニットとして,G-Master Velox AMD Editionは,SilverStone Technology製の「SST-ET650-HG」を搭載している。SST-ET650-HGは,定格出力650Wの電源ユニットで,電力変換効率を示す80PLUS GOLD認証を取得した高品質モデルだ。さらに,最小動作音が18dBAという静音性に優れた140mm径ファンを搭載しており,電源ケーブルは,ユニット本体から着脱可能なモジュール式で扱いやすい。
 G-Master Velox AMD Editionの電源ユニットは,PCケース底面に実装されているため,PCケース全体の重心が低く安定性は良好だ。また,,電源部をシュラウドで覆うことにより,マザーボードのある空間と隔離することで,エアフローに電源ユニットが悪影響を及ぼすことがない点も要注目だ。


eスポーツタイトルの性能をチェック。VALORANTのプレイや実況配信を行うときの性能も確認


 それではG-Master Velox AMD Editionの実力を検証してみよう。
 今回は,4Gamerのベンチマークレギュレーション25から,「3DMark」(Version 2.22.7359),「Call of Duty: Warzone」「Fortnite」の3種類を選択した。それに加えて,人気のeスポーツ系FPSである「VALORANT」でのテストも実施した。4Gamer定番のベンチマークを実行したうえで,eスポーツタイトルでの性能もチェックしようというわけだ。

 テスト方法は,Call of Duty: WarzoneとFortniteはレギュレーション25に準拠するが,今回は,高負荷設定と低負荷設定の両方でテストを行っている。
 また,VALORANTに関しては,「グラフィック品質」から負荷が最大になるように設定したものを高負荷設定,そこから「マテリアル」「テクスチャー」「ディテール」を「低」に,異方性フィルタリングを「4x」に変更したものを低負荷設定とした。その状態で,屋外射撃場を選択して,一定のルートを1分間移動したときのフレームレートを「Fraps」(Version 3.5.99)で取得した。VALORANTのテストは2回実行して,その平均値を結果として採用している。

 それに加えて今回は,PC 1台でゲームをプレイしながら動画配信を行うときを想定した性能もチェックするためにレギュレーション25のCPU性能検証にある「OBS Studio」(Version 27.2.4)のテストを実施した。
 レギュレーション25では,録画テストのみだが,今回はOBS Studioを用いて,実際にTwitchでの配信も行っている。なお,テストに用いたタイトルは,レギュレーションとは異なりFortniteであることをここで断っておく。また,録画や配信は,リアルタイムで映像をエンコードする点は変わらないので,配信を行わないという人でも,今回の結果は,録画するときの参考にもなるかと思う。
 テスト解像度は,NVIDIAがRTX 3060に関して1080pでのゲームプレイを想定しているため,今回は1920×1080ドットに加えて,2560×1440ドットも選択した。

 それでは,3DMarkの結果から順に見ていこう。
 グラフ1は,「Fire Strike」の総合スコアをまとめたものだ。

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 G-Master Velox AMD Editionは,Fire Strike“無印”で20000を超えるスコアを記録した。Fire Stirke Extremeでも10000を維持しており,3D描画性能は良好だ。

 続いてグラフ2は,Fire Strikeから「Graphics test」の結果を抜き出したものになる。

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 Graphics Scoreの傾向は,総合スコアを踏襲したものとなっており,Fire Strike“無印”で2万を超えるなど優秀だ。このあたりは,GPUのRTX 3060がその実力を如何なく発揮していると言っていいだろう。

 同じくFire Strikeから,ソフトウェアベースで「Bullet Physics」を実行する事実上のCPUテスト「Physics test」の結果を抜き出したものがグラフ3となる。G-Master Velox AMD Editionのスコアは,28000前後といったところで,Ryzen 7 5700Xの高性能さがうかがい知れる。

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 GPUとCPU両方の性能がスコアに影響する「Combined test」の結果が,グラフ4だ。

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 Combined testは,かなり負荷が高いテストなのだが,それでもG-Master Velox AMD Editionは,Fire Strike“無印”で1万を超えており,グラフィックス性能の高さは申し分ない。

 続いて,3DMarkのDirectX 12のテストである「Time Spy」の総合スコアをまとめたものがグラフ5となる。

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 G-Master Velox AMD Editionは,Time Spy“無印”で9000弱のスコアを記録しており,DirectX 12のタイトルでも,性能に懸念はまったくない。

 次なるグラフ6は,Time SpyからGPU testの結果を抜き出したものになるが,Fire Strikeと同様に総合スコアを踏襲したものとなっている。Time Spy“無印”で,やはり8000台後半の数値を叩き出しており,G-Master Velox AMD Editionが採用したRTX 3060が性能をしっかり発揮している。

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 Time SpyにおけるCPU testの結果がグラフ7だ。G-Master Velox AMD Editionは,Time Spy“無印”で10000以上のスコアを出している点は立派の一言。Ryzen 7 5700Xの高性能が,ここでもしっかり見て取れる。

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 では,実際のゲームではどうなのか。まずは,Call of Duty: Warzoneの結果(グラフ8〜9)を見ていこう。
 G-Master Velox AMD Editionは,1920×1080ドットの高負荷設定で常時120fps以上のフレームレートを発揮した。平均フレームレートも,150fps弱まで伸びており,快適なプレイを実現している。低負荷設定にもなると,1パーセンタイルフレームレートは,1920×1080ドットで144fpsに迫っており,かなり快適にプレイできることは間違いない。低負荷設定であれば,2560×1440ドットでも,1パーセンタイルフレームレートが100fpsを超えている点も要注目だ。

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 続いてグラフ10〜11は,Fortniteの結果となる。
 G-Master Velox AMD Editionは,高プリセットにおいて,1920×1080ドットで最小フレームレートが80fpsに達しており,快適なプレイを実現している。ただ,コアなプレイヤーにとっては,もっとフレームレートが欲しいところだが,その場合は中プリセットに変更するとよいだろう。中プリセットにすると,G-Master Velox AMD Editionは,2560×1440ドットでも最小フレームレートが160fpsを超えており,1920×1080ドットにいたっては,常時200fps以上のフレームレートを実現している。

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 グラフ12〜13のVALORANTでも,G-Master Velox AMD Editionのスコアは良好だ。
 G-Master Velox AMD Editionは,高負荷設定の2560×1440ドットでも,最小フレームレートが200fpsを超えている。1920×1080ドットでは,最小フレームレートが220fpsに達しており,平均フレームレートも500fpsに迫る勢いだ。G-Master Velox AMD Editionで,VALORANTが快適にプレイできるのは,誰の目にも明らかだろう。

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 ゲーム性能テストの最後に,OBS Studioを用いてFortniteのプレイをTwitchで配信したときのフレームレートをチェックしたものがグラフ14〜15となる。

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 配信で処理負荷が増大するため,当然ながらフレームレートは低下するのだが,それでもG-Master Velox AMD Editionは,最高プリセットの1920×1080ドットにおける最小フレームレートで75fpsを維持している点は評価できよう。中プリセットになると,2560×1440ドットでも常時150fps以上のフレームレートを記録しており,1920×1080ドットになると最小フレームレートは180fps以上と,配信を行っても十分高いフレームレートが得られている。
 つまり,G-Master Velox AMD Editionは,Fortniteをプレイしながら配信しても,高いフレームレートでプレイを続けられるわけだ。


ゲームプレイ時の消費電力は300W前後

CPUもGPUも温度はかなり低め


 さて,G-Master Velox AMD Editionの消費電力はどの程度なのだろうか。そこで,ログの取得が可能なワットチェッカー「Watts up? PRO」を用いて,システム全体の最大消費電力のみを計測した結果も見てみよう。

 テストにあたっては,Windowsの電源プランを「バランス」に設定。さらに,ゲーム用途を想定して,無操作時にもディスプレイ出力が無効化されないよう指定したうえで,各アプリケーションベンチマークを実行したとき,最も高い消費電力値を記録した時点をタイトルごとの実行時,OSの起動後30分放置した時点を「アイドル時」としている。
 その結果がグラフ16だ。

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 G-Master Velox AMD Editionのゲームプレイ時の消費電力は,おおむね300W前後といったところ。先述したように,G-Master Velox AMD Editionは,定格出力650Wの電源ユニットを搭載しているため,消費電力ではかなり余裕がある構成と言っていい。

 最後に「Core Temp」(Version 1.17.1)でCPU温度を,GPU-ZでGPU温度もチェックしておきたい。ここでは,温度約24℃の室内で,G-Master Velox AMD Editionを机上に置いた状態で,3DMarkの30分間連続実行時を「高負荷時」として,アイドル時と合わせて温度の計測を行っている。

 CPU温度の結果がグラフ17となるが,G-Master Velox AMD Editionは,高負荷時でも70℃を下回るという,かなり低い温度に収まっている。このあたりは,さすが冷却性能に定評のあるNH-U12S reduxが真価を発揮した形だ。空冷クーラーでも,十分CPUを冷却できていることはこの結果から明らかだろう。

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 一方,GPU温度の結果を示したものがグラフ18だ。こちらも,高負荷時に66℃と,かなり低めだ。グラフィックスカードのPhoenix GeForce RTX 3060 V2は,カードサイズが比較的小さく,GPUクーラーにファンは1基しか搭載していないが,それでも高い冷却性能が得られているようだ。

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eスポーツタイトルを満喫できる性能が約20万円で手に入る


 以上のテスト結果から明らかなように,G-Master Velox AMD Editionは,今どきのeスポーツタイトルを快適にプレイできる性能を備えていると明言できる。とくに,eスポーツタイトルでは,高リフレッシュレートの液晶ディスプレイと組み合わせて有利に立ち回るといったプレイがトレンドになっているが,G-Master Velox AMD Editionであれば,それに見合う十分な性能を備えていると言えよう。

 それでいて,G-Master Velox AMD Editionの価格は,先述したように基本構成なら19万円を下回っている。CPUをアップグレードした試用機の構成でも,キャンペーン価格は19万6150円であり,お買い得感はかなり高い。G-Master Velox AMD Editionは,基本構成でも十分高い性能を備えており,BTOにハードルを感じていた人にとってかなり分かりやすい1台に仕上がっている。
 これからPCでゲームを始めてみたいと考えているのであれば,このG-Master Velox AMD Editionはお勧めの1台であることは間違いない。

画像集#010のサムネイル/【PR】サイコムのデスクトップPC「G-Master Velox AMD Edition」は,ゲームPC初心者が安心してeスポーツを楽しめるマシンだ

サイコムのG-Master Velox AMD Edition製品情報ページ

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