イベント
[GDC 2012]世界最大規模のゲーム開発者会議「Game Developers Conference 2012」が開幕に
ゲーム開発者や研究者達が世界各地から集まり,ゲーム開発やビジネスに関するノウハウを共有したり,開発ツールや手法を公開したり,業界でのリサーチや研究成果を時にはアツく,時には和気あいあいと語り合ったりするというイベントである。
ここ数年の間にソーシャルゲームやモバイル向けゲームなどのセグメントが急成長したこともあって,GDC 2012の会期中には400種類ものセッションが行われ,1万8000人もの参加者を集めることになる。ただし,今年はゲーム業界の要人による基調講演が行われないことが特徴となっている。
その半面,ゲーム業界への就職を目指す学生や,転職,再就職を考えているゲーム開発者達のために,キャリアパビリオンが大幅に拡張されているというのが,昨今の世相を反映した結果といえそうだ。そのため,ゲームメディアのヘッドラインを飾るような情報は例年より少なくなりそうだが,ゲーム業界関係者にとって実利的なイベントになるだろう。
もちろん,新作の発表やゲーム業界のトレンドといった情報は発信される見込みとなっており,セッション数は減っているが,去年大好評を博した「Classic Game Postmortem」(クラシックゲーム回顧録)も行われる予定だ。また,プレイベントでは,ソーシャルゲームやインディーズゲームに加えて,教育関連のローカライゼーションに関するサミットが開催されており,このあたりも興味深い情報が多いものとなっている。
4Gamerでは,これまで同様に現地へ取材班を送り込み,ゲーム業界のトレンドをみっちりとお届けする予定だ。いまゲーム業界で何が起きているのか,そしてどんな方向へ進もうとしているのかがGDC 2012から見えてくるかもしれない。
GDC 2012関連記事一覧
- この記事のURL: