ニュース
「Minecraft」よりもキャラクターのポリゴンは増量。マルクス・ペルソン氏が新作「0x10c」のスクリーンショットなどを公開
「0x10c」公式サイト
画面左上に“Prototype”の文字が表示されているように,このスクリーンショットはゲームエンジンの性能やゲームメカニズムを検証するためのプロトタイプであり,実際の完成品は,これとは相当異なるものになることが想像できる。この画面は,フラッシュライトのプログラムコードを確認したもので,映っているのは宇宙船を修理するシーンであるとのことだ。画面を見る限り,どうやら一人称視点のゲームになりそうで,また,ブロック状のキャラクターが人気になったMinecraftと違って,キャラクターモデルにはより多くのポリゴンが使用されそうである。
設定ミスの原因は,データ配置形式である「ビッグエンディアン」と「リトルエンディアン」を間違えたことにあると説明されているが,16進数を表す「0x」がタイトルに使われるなど,コンピュータやプログラミングがゲームで重要な役割を果たすようだ。
詳細は分からないが,ゲーム内では「DCPU-16」という擬似コンピュータがエミュレートされており,プログラムできる状態まで開発が進んでいるようだ。ちなみにゲームタイトルの読み方は,ペルソン氏によれば「Ten Screw」(テン・スクリュー)であるとのこと。
リリースは数年先になりそうだが,初期の段階から開発状況をファンに公開していくという姿勢は,これまでの欧米ゲーム業界にはなかった新鮮味を感じる。遠い未来を舞台にしたハードSFであることや,レトロなコンピュータといったマニアック過ぎるアイテムがどれだけ多くのゲーマーにアピールできるかは未知数だが,開発状況の進展には今後も注目していきたい。
- 関連タイトル:
0x10^c
- この記事のURL:
(C)2012 Mojang