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[TGS 2012]「ロスト プラネット」シリーズ最新作の特徴と見どころを開発者が自らアピール。「ロスト プラネット 3」スペシャルステージレポート
本作は,シリーズ前2作の過去にあたる,EDN-3rdの入植時代を描いたTPSだ。主人公のジム・ペイトンは出稼ぎ労働者で,過去作のヒーロー然とした主人公と比べると,ずいぶんと親近感のわくキャラクターとなっている。そのほかの登場人物としては,新たなライバルキャラのほか,「1」の主人公であるウェインの父親ゲイルも登場するそうで,シリーズファンならばニヤリとしてしまう展開が期待できそうだ。
ちなみにゲイルは,試遊バージョンのシングルプレイでかなりひょうきんな様を見せている。しかし,彼の趣味によってアンカーが装着された「コックピットエクスプレス」なるUR用搭乗装置は,プレイヤーの操作する主人公ジムの命を何度も救うことになるのだ。
さて,大黒氏が実演してくれたのは,山頂の電波塔を修理しに行った主人公が,サソリ型のAK(AKRIDの略で,本作における原住生物のこと)タンガントとバトルするというミッションだった。
最初は,空を飛ぶ虫のようなAKで溢れかえる洞窟でのバトルシーンから始まる。ここはAKの巣のようなものらしい。本作ではカバーアクションが採用されており,大黒氏もそれを利用して,物陰から銃撃を行ったり,手榴弾を使ってAKを倒したりしていた。
敵を倒すと地面にT-ENGが落ちる。これを回収すると,基地に帰ったときにお金と交換してもらえるのだ。お金を貯めれば,新しい武器を入手したり,主人公の能力を強化するアイテムを買ったりできる |
その後,時間の関係もあり,シーンを飛ばして山頂マップに到着したところからデモプレイが再スタート。ジムが電波施設の見えるところまで来ると,何やら怪しい人影が……。その人影は,ジムが近づく前に崖から飛び降りて立ち去ってしまう。
アンドリュー氏が語るところによると,ジムとその仲間たちは,本来はこのEDN-3rdという惑星に最初にやってきた人類のはずなのだが,「いるはずのない人間」がいて,彼らが施設を壊すなどの悪さをするのだそうだ。惑星への入植を担当している企業NEVECのまとめ役であるブラドッグも,その件については何も知らない様子。この謎が「ロスト プラネット 3」のストーリーのポイントなのだという。
夕焼けなどの綺麗な風景も,本作の魅力と言えそうだ |
施設の装置を修理して,電波塔を起動する。バトル一辺倒ではなく,こうしたアドベンチャー要素がバランス良く盛り込まれている点も,特徴の一つだ |
ともあれ電波塔の起動準備を終えた大黒氏は,作業用機械であるURをリフトで山頂まで運び上げて,最後の作業へと移っていく。
ところがどっこい,ここで巨大なサソリに似たAKタンガントが登場。しかし,リフトがまだ到着していないため,しばらくは生身の状態でAKと戦わなければならない。AKはオレンジに光る部分が弱点となっており,大黒氏はなんとか敵の尻尾や腕の攻撃をかわしつつ,攻撃を加えていく。
と,ダメージを受けて敵がひるんだところで,URを乗せたリフトが到着。大黒氏はさっそくURに乗り込み,反撃を開始した。
左手のアームで敵の尻尾をつかんで引き寄せ,ドリルによる攻撃を弱点に叩き込んでいく大黒氏だが,アームで敵を捕まえた状態で,あえてURから降り,銃撃を加えるという戦法も披露してくれた。ちなみに,このアームでの攻撃は,小型のAKなら瞬殺できるほどの威力を秘めているという。
そんな調子で猛攻撃を加えていたところ,トドメの一撃が弱点にヒットし,息絶えたタンガントからT-ENGが盛大に飛び散りった。アンドリュー氏は「これが気持ちいいんだ」とアピールしていたが,確かに,非常に派手で爽快感がある。
デモプレイを追えた大黒氏は,「シリーズファンの期待に応えるため,もっと魅力的で,もっと楽しいゲームになるよう必死に開発を続けていきます」と力強く語ってくれた。そしてアンドリュー氏は,「個性的なAKとのバトルだけでなく,人物描写や会話にもこだわって作っているので,人間ドラマの部分にも注目してもらえればと思います」とコメントし,ステージイベントを締めた。
なおカプコンブースでは,本作のシングルプレイだけでなく,マルチプレイも楽しめる。AKとの迫力あるバトルを体験したい人は,ぜひカプコンブースまで足を運んでみよう。会場に足を運べない人はプレイレポートをチェックして,本作のプレイフィールや具体的なシステムなどを確認してみるといいだろう。
「ロスト プラネット 3」公式サイト
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