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「コール オブ デューティ ブラックオプスII」の発売記念パーティをレポート。Treyarchのスタッフがゲームの魅力を直々にプレゼン。藤 真秀さん,白熊寛嗣さん,竹達彩奈さん,植田佳奈さんら吹き替え版の声優も登場
当日は,同作の開発スタッフや吹き替え版(12月20日発売予定)の声優陣が出席してトークを展開。さらに本作のウリとも言える「ゾンビモード」や「マルチプレイヤーモード」のデモプレイも披露され,会場は大いに盛り上がった。本稿ではその模様をレポートしよう。
「コール オブ デューティ ブラックオプスII」公式サイト
イベントは,スクウェア・エニックス EXTREME EDGESの統括プロデューサーを務める小林大介氏の挨拶で幕を開けた。小林氏は,本作のボリュームが非常に大きかったことから,制作が間に合うのか心配だったと振り返りつつ,なんとか無事発売できることになり,現在は予約本数などから,日本のプレイヤーの高い期待度を実感していると語った。
スクウェア・エニックス EXTREME EDGES統括プロデューサーの小林大介氏 |
Treyarchのシニアプロデューサー パット・ドゥワイヤー氏 |
ここで,本作の開発を手がけた北米の開発スタジオ,Treyarchから,シニアプロデューサーのパット・ドゥワイヤー氏が招かれた。通訳を務めるのは,ローカライズディレクターを担当したスクウェア・エニックスの塩見卓也氏だ。
ドゥワイヤー氏は集まった来場者に感謝の意を表し,「これまでのCall of Dutyシリーズの中で,最も意欲的な作品になった」と自信のほどを覗かせた。
本作に登場する近未来兵器/技術の中には,すでに使われているものも多いという。例えば,壁などの向こうにいる敵の位置を認識できるアタッチメントは,空港などで目にするセキュリティ用のスキャンシステムとして使われており,けしてSFチックな夢物語ではないのだ。
未来兵器のほか,本作のキャンペーンモードの大きな特徴は,プレイヤーの選択によってストーリーが分岐していくことにあるとドゥワイヤー氏は言う。関わったキャラクターを殺すか,逃がすかなど,選んだ行動によって物語が変わっていくので,いろいろ試してほしいとのことだった。
藤 真秀さん |
白熊寛嗣さん |
竹達彩奈さん |
続いて,本作の宣伝プロデューサーを務める井上和則氏,そして,日本語吹き替え版の声を担当した藤 真秀さん(デイビット・メイソン役),白熊寛嗣さん(ラウル・メネンデス役),竹達彩奈さん(アンダーソン役)が登壇した。
藤さんは「僕自身はゲームの仕事はあまりしたことがないのですが,こんな大作に使っていただけるのは本当に光栄です」とコメント。白熊さんは「(自分は)黒幕とか悪役とかが多いのですが,自分自身では悪と思ってないので,比較的気持ちよくやらせていただきました」と感想を披露。竹達さんは「私が演じたアンダーソンは,メイソンを無線で遠くから援護するキャラクターです。『あそこに銃があるから使いなさいよ』とか,そんな感じでサポートしてます」と,自分の役柄を紹介した。
収録時の感想については,ゲームの仕事が初めてという藤さんが「外国映画は映像がありますし,役者の表情も分かるので演じやすいのですが,今回の収録は絵がなかったので,難しかったですね。海外版を聞きながらいろいろと想像して演じました」と振り返った。
竹達さんは,「クソだっ!」といったような,普段は言えないような汚いセリフをバンバン言えたのが楽しかったとのことで「こんな自分もいたんだ,って思いました」と笑顔で話した。
ここで,ブラックオプスIIのデモプレイがスタート。デモでは,メイソン(コードネーム:セクション)が大統領を警護しながらステージを進めていくシーンが登場した。さらに,スキャン機能の付いたスナイパーライフルで敵を狙撃する場面や,迫力満天のカーチェイスなど,キャンペーンモードの魅力の一端を見ることができた。
声優陣の熱演も印象的で,井上氏は「日本語音声なので,字幕を見なくても状況を把握しやすい」と,吹き替え版ならではの利点をアピールした。
デモプレイ終了後,藤さん,竹達さん,白熊さんはいったん降壇し,再び登場したドゥワイヤー氏が「前作よりもかなりボリュームがアップしています」というゾンビモードの紹介を行った。ゾンビモードは,1〜4人のプレイヤーによるCo-opである「サバイバル」と,プレイヤーが2チームに分かれてゾンビと戦ったり,お互いの足をひっぱり合ったりする「グリーフ」,そしてストーリーに沿って進む新たなモード「トランジット」の3つで構成されるという。人気の高いモードだけに,力が入っているようだった。
岡林史泰さん |
植田佳奈さん |
高橋研二さん |
ゾンビモードの説明が一区切りつくと,続いてはトランジットモードに登場するキャラクターを演じる高橋研二さん(ラスマン役),植田佳奈さん(ミスティ役),岡林史泰さん(マールトン役),そして先ほどに続き白熊さん(トランジットモードではストゥリンガー役)が登壇した。
収録ではアドリブを求められる場面も多く,ときにはゲップの音を演技で表現するシーンもあったそうだ。ゲップを表現するのはかなり難しそうな気もするが,声優陣によれば,意外と簡単だったという。また高橋さん,植田さん,岡林さん,白熊さんは個人的にも友人であり,収録現場は非常に楽しかったと語った。プライベートでも,全員で「Call of Duty」シリーズを楽しむことが多いそうだ。
ここで,声優陣による「トランジット」のデモプレイがスタートしたが,FPS経験者が多いだけあって,慣れた感じでプレイが進んだ。フィールドに落ちているアイテムを有効に使ったり,ゾンビの侵入を防ぐためのシールドを作ったりと,チームワークの良さも見られた。またゾンビが全力疾走でプレイヤー達の乗ったバスを追いかけてくるシーンなどもあり,会場は大盛り上がり。終始緊張感が抜けない展開で,プレイ終了後は,「もうワンチャンスないんですか?」と岡林さんが言い,植田さんも「もう一回やりたいです!」と話していた。
ゾンビモードの紹介が終わると,続いてはドゥワイヤー氏がマルチプレイヤーモードを紹介した。「ものすごく改良を加えた」というマルチプレイヤーモードでは,「Pick10」というシステムが採用されており,10個のスキルを自由に選び,自分の好きなクラスを作ることが可能になっている。
またマルチプレイヤーモードには「コンバットトレーニング」というモードも用意されており,これは,プレイヤー全員でマルチプレイを練習しながら経験値も得られ,それによって武器などをアンロックできるという,初心者にもオススメのモードだ。
BOTと組むこともできるので,気楽に遊びたいという人にも向いているだろう。百聞は一見にしかずということで,ここでコンバットトレーニングのデモプレイがスタートした。対戦メンバーは,声優陣(ドゥワイヤー氏も参加) VS.イベント来場者代表。声優陣もなかなかの腕前であるため,好勝負が期待できるかと思われたが,なんと来場者チームの圧勝。さすが,自ら参戦を希望したメンバーで構成されたチームであるだけのことはある。
最後にドゥワイヤー氏が日本語で「このゲームは,本当に心を込めて作ってきました。ぜひぜひ皆さんにエンジョイしてほしいと思います。よろしくお願いします」と挨拶して,イベントを締めくくった。
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(C)2012 Activision Publishing, Inc. Activision and Call of Duty are registered trademarks and Black Ops is a trademark of Activision Publishing, Inc. All other trademarks and trade names are the properties of their respective owners.
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