連載
美麗イラストで彩られたリズムアクション。スマートフォン向け「Cytus」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第363回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
普段,スマートフォンのボリュームはオフにしている筆者。ゲームを遊ぶときも音なしで遊べる作品ばかり選んできたが,最近,イヤホンを付け,ボリューム全開でハマっているスマホゲームがある。それが本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」で紹介する「Cytus」だ。
iOS版「Cytus」ダウンロードページ
Android版「Cytus」ダウンロードページ
本作は,収録されている楽曲のリズムに合わせ,タイミングよく画面をタップし,コンボをつないでいく,いわゆる「音ゲー」と呼ばれるジャンルの作品だ。台湾のゲームメーカーRayarkが開発し,今年4月のリリース以来,App StoreやGoogle Playのランキングに顔をのぞかせている。
ゲームのルールはシンプルだ。画面を上下に移動し続ける「アクティブスキャンライン」と,リズムにあわせて表示される「ノート」というオブジェクトが重なったときに,そこをタップするというもの。
ノートが単体のときはタップ,連なっているときはスライド,リボンが付いているときは長押しと,3つの操作方法を覚えればOKだ。ただ,ラインが上昇中に押すノートは青&紫,下降中に押すノートは黄&緑で表示されるので,最初は少し慣れが必要だろう。
スコアは,すべてのステージが100万点満点になっており,70万点以上でクリアとなる。とはいえ,ノートの判定はかなり甘めに設定されているので,クリアするだけであれば,リズムゲームが苦手な人でも何とかなるはずだ。
ラインの移動にあわせてノートをなぞるようにスライドさせていこう |
ラインがノートとリボンを通過する間,画面をタッチし続けよう |
ところで,常時マナーモードだった筆者が,音楽を聞かないと楽しめない「Cytus」に夢中になった理由は,楽曲とともに表示される美麗なイラスト群にある。
楽曲の1つ1つにイラストが用意されており,そのいずれもがスマホの壁紙にしたくなるようなハイクオリティなものばかり。新しいイラストが気になるあまり,移動中にもイヤホンを挿してゲームを遊ぶようになった……というわけだ。
しかも,収録楽曲の多くは,日本のアーティストが提供したもので,ポップス,トランス,ドラムンベースなど,さまざまなジャンルに加え,ボカロの歌う楽曲も用意されている。
現在,本作では「100万ダウンロード計画」というキャンペーンが実施されている。これは,ダウンロード数が100万に達すると,100以上の楽曲が無料で遊べるようになる,というもので,10万ダウンロードを達成するごとに,10曲が無料で開放されるようになっている。
現時点で30万DLを達成しており,約45の楽曲を無料で楽しむことが可能だ。今後もバージョンアップが予定されているので,このタイミングでダウンロードしてはいかがだろうか。
著者紹介:トリスター/牛澤庸二
ゲームやアニメ関連の書籍や広告制作,シナリオ執筆を行うプロダクション「トリスター」の代表取締役。「ゲーメスト」のライターから「ザ プレイステーション」の編集者を経て現在に至る。http://tri-star.biz/
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(C)2012, Rayark Inc.
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