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印刷2013/03/23 12:00

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【PR】ポップでキュートな“三国志”が,装いを新たに登場。ベクターの運営により生まれ変わる「ぎごしょくマスター」とは?

画像集#035のサムネイル/【PR】ポップでキュートな“三国志”が,装いを新たに登場。ベクターの運営により生まれ変わる「ぎごしょくマスター」とは?

 ベクターは昨日(3月22日),MMORRPG「ぎごしょくマスター」のティザーサイトを公開し,クローズドβテスターの募集を開始した(関連記事)。

画像集#001のサムネイル/【PR】ポップでキュートな“三国志”が,装いを新たに登場。ベクターの運営により生まれ変わる「ぎごしょくマスター」とは?

 本作は,どんな作品でもシリアスに描かれがちな“三国志”の世界を,とことんコミカルかつ大胆にアレンジしたタイトル。全体的にコンシューマRPGライクな雰囲気で,三国志に詳しくない人でも遊びやすく仕上がっている。
 グラフィックスを見て気付いた方もいるかと思うが,本作は崑崙日本が「ほのぼのモグウ日記」というタイトルで運営してきた作品(崑崙日本でのサービスは4月30日に終了予定)。それをベクターが,装いも新たにサービスすることになるわけだ。

 そこで本稿では,ぎごしょくマスターがどんなゲームなのかを紹介していこう。

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「ぎごしょくマスター」ティザーサイト

「ぎごしょくマスター」クローズドβテスター募集ページ



可愛らしいキャラクターが織り成す

フリーダムな三国志


 中国大陸が“魏・呉・蜀”の3国に分かれ,群雄が割拠した“三国時代”を題材にした三国志は,日本でもさまざまな形でゲーム化されてきた定番のテーマである。それらの多くは,コワモテやヒゲヅラの武将達が戦う,シリアスな作品だったのはご存じのとおりだ(一部例外もある)。
 しかし本作では,あらゆるキャラクターがとことんデフォルメされている。決して大げさな話ではなく,従来の三国志に対するイメージを,大きく覆すものになっているとも言えるだろう。
 スクリーンショットを見れば,2.5頭身のキャラクターの可愛らしさは一目瞭然。キャラクターの表情や動作も全体的にマンガチックで,これらが動いている姿を眺めているだけでも,なんとなく楽しい気分になれる。

 本作の開発を行なっている台湾のChinese Gamer Internationalは,本作のほかにも「Wonderland ONLINE」「ARK FRONTIER -時空漂流-」なども手がけてきた。これらのタイトルと同様,グラフィックスのタッチは日本人好みのそれに近いようだ。

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 さて,本作におけるストーリーは,基本的に「三国志演義」の流れに沿って展開し,序盤は“劉備,関羽,張飛”の視点で描かれる。プレイヤーは,劉備ら3人が義兄弟の契りを交わす“桃園の誓い”に便乗して,彼等と行動を共にすることになるのだ。まぁ,ここまでなら,なんとなくイメージできるだろう。

 しかし,そこから先のシナリオや演出はユーモアたっぷりで,ときには三国志とまったく関係ない展開を見せる始める。
 劉備たちの敵として最初に立ちはだかるのは,(三国志の史実では)宗教をベースに革命を起こそうとした武装勢力“黄巾党”である。しかし本作における黄巾党は,村人の衣服を剥ぎ取るなど,どちらかというと“小悪党”というべき存在になっている。

ストーリーは三国志演義をベースとしながらも,ときに逸脱した展開を見せる
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劉備
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関羽
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張飛

 そんな中,関羽が黄巾党の企みにより「変身肉まん」を食べ,なんと大ザルに変身させられてしまうのだ。プレイヤーはメインクエストを通じて,大ザルになった関羽を救うべく,黄巾党をこらしめるという展開に……。

 キャラクター設定も,これまでの三国志モノとはかけ離れていて,黄巾党教祖の“張角”に至っては,どういうわけかハゲ頭。しかも,その頭から発する閃光で村人を困らせているという有様だ。
 そこで張飛と共に張角を打ち破るべく,閃光を遮るためのアイテム「サングラス」を探し求めていく。一事が万事このような感じで,なんというかフリーダムな展開が随所で待ち受けている。

たいていの作品で張角は,頭髪がフサフサな姿で描かれているのだが……。彼がハゲてしまった真相はシナリオで明らかに
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 筆者も最初プレイしたときは「こんな三国志,今まで見たことない。……いや,ありえん!」と思ったものだが,要所要所ではきちんと三国志のストーリーが押さえられており,「ほう……今度はこうきたか」といった具合に,意外性が楽しくなってきた。

 このような作りなので,たとえ三国時代の武将や歴史に詳しくない人でも,気張らずに遊べるというのは,本作の大きな魅力だ。また,三国志に詳しい人にとっては,有名なエピソードの数々がどのようにアレンジされているのかを見るのも一興だろう。

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三国志でおなじみの武将達が大胆にアレンジされている。こんな三国志,見たことない!
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狡猾な曹操,生真面目な皇甫嵩など,デフォルメされてはいても“三国志”としてのポイントはきっちり押さえられている

 なお,本作は実はこう見えて(?)各種システムがきっちりと作られているのも特筆すべき点。見た目がコミカルとはいえ,決して子供だましというわけではないのだ。
 本作の特徴的なシステムをいくつか見てみよう。

 プレイヤーキャラクターの職業に関しては,レベルやクエストの条件を満たすことで,ツリー型に派生していく。最初は“見習い”から始まるが,大別すると物理系職業の“新米戦士,戦士,弓手”,魔法系職業の“新米神官,神官,魔術師”などへのクラスチェンジが可能となる。

 本作では,転職条件を満たした職業は,いつでも自由に切り替えられる(ジョブフリーシステム)。一度習得したスキルは,別の職業に転職しても使用可能なので,自分だけのキャラクターを作り上げられるのだ。

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 また,プレイヤーキャラクターのみならず,NPCを仲間にして共に冒険/成長させていくことも可能だ。仲間にするには条件があり,まずはバトルを通じてHPをある程度減らしたうえで,“捕獲”コマンドを成功させねばならない。「え,捕獲?」という疑問はさておき,本作ではこのようにして三国時代の武将や,さまざまなモンスター達と一緒に冒険が進められるのだ。

 仲間にできるNPCの中には,三国志演義では劉備と敵対する魏や呉の武将も含まれているのだが,シナリオの整合性など細かいことを気にする必要はない。自分だけのドリームチームを結成するといった遊び方もできるわけだ。

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一般兵や武将だけでなく,モンスターも仲間にできてしまうのが本作らしい
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呂布や趙雲といった有名武将と冒険することも可能

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 戦闘周りのシステムに関しては,一言でいうならばコンシューマRPGとよく似た作りで,非常に取っ付きやすいものになっている。敵との遭遇はシンボル&ランダムエンカウント形式で,バトルはターン形式で進行する。操作は,攻撃や防御などをコマンドで選ぶだけだ。
 MMORPGとはいえ,ほかのプレイヤーと獲物を取り合うなどといった,ギスギスしたことにはならないのも嬉しいポイントである。

 また,プレイ中に何かと重宝するのが,自動操作の機能が充実していること。例えばクエストの遂行時は,ログウィンドウに表示されている地名やNPCの名前をクリックすると,その場所まで自動で移動してくれる。
 このほか,「HPがある程度まで減ったら回復アイテムを使う」など,バトルに関する自動機能もあり,まとまったプレイ時間が取りにくい社会人などでも,十分にゲームを進められるだろう。
 こういった便利な機能は,Chinese Gamerらしい心遣いといったところか。

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目的地へワンクリックで移動できる
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 キャラクターレベルが20に達すると,いわゆる農園系のコンテンツ「領地システム」が利用できるようになる。これは,アイテム合成に必要な素材品や,強化バフなどが得られるもので,コツコツと参加することによって,確実に成果が得られるのは地味ながら嬉しいものだ。


 オンラインゲームらしい要素としては,定時開催のイベントが豊富に用意されていることを挙げておきたい。パーティを組んでのダンジョン攻略,対人戦,大規模ギルド戦,パズルゲームなどは,あらかじめ開催時間が決まっており,プレイヤーは気が向いたらワンクリックで参加(及びマッチング)できる。
 本作は基本的にソロプレイでも楽しめるゲームバランスになっているのだが,マルチプレイを楽しみたくなったときも,遊びやすい環境が整えられているわけだ。

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領地システム
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定時開催されるイベント


クローズドβテスターを募集中の「ぎごしょくマスター」

運営元の変更により強化されるポイントも


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 ほのぼのモグウ日記の経験者にとっては,運営がベクターに変わることで,何か変わる部分があるのかが気になるところだろう。
 現在,同社はバランス調整作業のまっただ中とのことだが,バランス調整に関する方針を軽く聞くことができたので,簡単に記しておきたい。

・仲間にできる武将の数を増加
・ゲーム内のランキングをもとにしたイベントを開催予定
・ゲームの序盤における,金銭の入手と移動速度のバランスを改善
・ギルドバトルを楽しめるようにする施策を検討


 これらから察するに,ゲームの良さをそのままに,より遊びやすく,間口を広げるような運営を志しているということなのだろう。ベクターの運営手腕に期待したい。


 以上,本作の主な特徴を紹介してみたが,いかがだっただろうか。少なくとも,三国志をモチーフとしたほかのタイトルとは,一味も二味も違うことは理解してもらえたことだろう。
 あまりの大胆なアレンジに最初は戸惑うかもしれないが,見方を変えると「歴史にあまり詳しくなかったり,ライトな人でも楽しめる三国志ゲーム」として,これまでにあまり見なかったアプローチの作品とも言える。

 繰り返しになるが,ベクターが手がけるMMORPG,ぎごしょくマスターでは現在,クローズドβテスターを募集中だ。少しでも早く本作に触れてみたいという人は,さっそく応募してみよう。

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