ニュース
ピーター・モリニュー氏の新作,「Curiosity」が2012年8月22日にリリース。イギリスで開催されたゲームイベントで概要が発表
「22Cans」公式サイト
報道によれば,Curiosityは6000万ものブロックで構成されるキューブを,最大100万人のプレイヤーが協力して破壊していくパズルゲームのようなものになるという。モリニュー氏の発言では,「(そのキューブの最深部には)人生を変えるほどの真実」が隠されているとのことだが,それに触れられるのは,最後のブロックに手をつけたプレイヤー1人だけ。モリニュー氏はその中身について,「ネコの死体写真のようなものではない」と語っている。
ゲームは無料でリリースされる予定だが,つるはしを購入するのに50セントが必要になり,作業効率がさらに高まると思われるダイヤモンドのつるはしには,実に5万ドルという驚くべき値段がついている。もっとも,この価格はアイテム課金を皮肉ったジョークらしく,「(たかがデジタルアイテムにこんな法外な値段を付けたことを)恥ずかしいとは思っていない」と胸を張っているそうだ。
モリニュー氏は,長年在籍していたMicrosoft傘下のスタジオ,Lionhead Studiosを2012年3月に退職し,仲間とともに22Cansというインディーズゲームのデベロッパを設立している。転身を図った理由として,Twitterをにぎわせていたモリニュー氏のニセモノ,「petermolydeuxNOT」(関連記事)の影響が大きかったといわれているが,詳しいことは当人にしか分からないだろう。
Bullfrog Productions時代からユニークなアイデアの作品を開発し,「ゴッドゲーム」ジャンルを確立したクリエイターとしてゲーマーやゲーム開発者の尊敬を集めてきたモリニュー氏。Microsoft Gamesの開発部門のリーダーにまで登りつめたモリニュー氏の新作Curiosityは,いかにもpetermolydeuxNOTで話題になりそうな実験的なゲームに仕上がっていそうだ。
- 関連タイトル:
Curiosity
- 関連タイトル:
Curiosity‐What's Inside the Cube?
- 関連タイトル:
Curiosity‐What's Inside the Cube?
- この記事のURL: