ゾンビ達をはねのけながら荒野を駆け抜ける。iOS向けアクションレース「The Last Driver」を紹介する「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」第56回

スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが，「じゃあ，どれが面白いの？」「そもそも，数が多すぎて好みのタイトルが探せない！」と思っている人も少なくないはず。　そんな問題を解決すべく，スタートした連載が「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで，スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして（ほぼ）毎日お届けする。

　本日紹介する「The Last Driver」は，「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」第26回で取り上げた「Catapult King」の開発元ChillingoによるiOS向けの新作タイトルだ。強化した車を操り，ゾンビや恐竜達に占拠されて荒廃した世界から抜け出すというアクションレースゲームとなっている。3度の飯よりゾンビ映画が大好きと自負する筆者。本作を紹介しないわけにはいくまい。

本作は，ゾンビだけでなく，恐竜や宇宙人までもが登場するという不思議な設定だが，無料でダウンロードできるタイトルなので，あまり深く考えずにプレイするのがいいだろう

「The Last Driver」ダウンロードページ

　本作では車が自動的に進んでいくので，プレイヤーが行う操作は，左右のハンドル操作，武器の使用，ジャンプの3つだ。武器の使用とジャンプには回数制限があるので，基補的にハンドルさばきを駆使してどれだけ遠くまで進めるかを競うことになる

　ちなみに，武器の使用可能回数は画面の右に，ジャンプ可能回数は画面の左にそれぞれ表示されているので，残数を確認しながらここぞというときに使うといいだろう。

　コース上には，フラフラとゾンビが徘徊しているが，車で体当たりすれば撃退可能だ。ゾンビを倒すとコインが入手でき，一度に複数のゾンビを倒せればボーナスコインももらえる仕組みになっている。
　ゾンビ以外にも，捨てられた車やバリケード，ドラム缶といった障害物も設置されており，それらに接触すると車がダメージを受けてしまう。画面の左上にある「LIFE」ゲージがなくなると，車が故障してゲームオーバーになるほか，溶岩に落ちたり，破壊不能な壁に激突したりすると即ゲームオーバーなので注意したい。

車にはライフが設定されており，ゾンビの攻撃をくらったり障害物に当たったりするとこれが1ずつ減っていく。ゼロになるとゲームオーバーだ

コースの途中には，弾やライフの補給ができる箱が出現。赤や青といった光を放っているので，かならずゲットしておこう

ショップでは，車体の色も自由に変更可能。ただし，1回のプレイで入手できるコインは数百枚程度なので，すべてをフル強化するのは非常に長い道のりだ

ミッションは，3つのお題が1つのセットになっており，すべて達成出来ればクリアとなる

　ゾンビを倒して得たコインは，ショップで車のアップグレードを行うのに利用できる。ショップでは，車の装甲を厚くしたり，武器やジャンプの使用回数を増やしたりすることができるので，積極的に強化していこう。オススメは，車の操作がしやすくなるステアリングの強化だ。

　本作には，「ダメージをくらわず○メートル進む」「○体のゾンビを倒す」といったミッションが用意されているのもポイントで，達成できなくても問題はないが，クリアできるとコインがもらえるので，余裕があれば挑戦するといいだろう。

　ゾンビを蹴散らしながら車で進んでいくゲーム性は，当連載第20回で紹介した「ゾンビオーバードライブ」と似ているが，本作は，矢印アイコンをタッチすることで車のライン取りを変更できるため，操作の自由度は高めだ。

　本作で注目したいのは，まるでゾンビ映画を見ているかのような演出が発生する点である。たとえば，交差点の中央に置かれた車に接近すると，突如左右から別の車が猛スピードで突進し，中央の車に激突したあと，ゾンビたちを蹴散らしながら車が横転するといった具合だ。こういったお約束的な要素を盛り込んでいるのは，ゾンビ映画ファンとしてもうれしいところ。

　大味なゲーム性ではあるが，限られたアクションをいつ使うかが攻略のポイントとなる本作。この手のレースアクションが好きな人はもちろん，ゾンビ好きの人にもオススメしたいタイトルだ。

「The Last Driver」ダウンロードページ

著者紹介：トリスター/目代将規
　ゲームやアニメの書籍企画，編集，シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや，一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。

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