祈りなき世界で，神の銃弾が闇を撃つ。スマートフォン向けタクティカルアクション「Nun Attack」を紹介する「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」第158回

スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが，「じゃあ，どれが面白いの？」「そもそも，数が多すぎて好みのタイトルが探せない！」と思っている人も少なくないはず。　そんな問題を解決すべく，スタートした連載が「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで，スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして（ほぼ）毎日お届けする。

　本日の（ほぼ）日刊スマホゲーム通信は，スマートフォン向けアクションゲーム「Nun Attack」（iOS / Android）をお届けしよう。銃火器を持ったシスター達が，堕落したシスター率いる邪悪なクリーチャー軍団と壮絶な戦いを繰り広げるという内容で，敬虔なシスターと銃火器という組み合わせのギャップや，コミカルタッチで描かれたダークファンタジー色の強い世界観など，独特のセンスが魅力になっている。

本作の価格はiOS版が85円（税込），Android版が無料となっている

「Nun Attack」ダウンロードページ（App Store）

「Nun Attack」ダウンロードページ（Google Play）

　本作の舞台は，堕落したシスターが邪悪な魔物達を解き放って世界を征服してから長い年月が経った世界。闇に覆われた世界に光を取り戻すため，主人公のシスターは悪シスターを討つため旅立つことになる。ワールドマップにあるドクロマークのエリアを1か所ずつ攻略し，ワールドボスのいる最後のエリアを目指すのだ。

ワールド最後にいるボスを倒せば次のワールドへ進める

　各エリアに入ると，宝箱や，妖しげな紫色の鏡，そして別の世界へのワープゾーンのような「ポータル」などが配置されたマップが表示され，ゲームがスタートする。
　まずはポータルまでたどり着くのが目的だ。シスターをタップしてからスワイプするとその場所に向かわせることができるので，これでポータルへと導いていく。
　ポータルや鏡はシスター達に向かって弾を発射してくるので，うまくかわしながらマップを進もう。ポータルの弾は避けるしかないが，鏡の弾はスワイプで弾き返すことができる。うまくぶつければ鏡を破壊できるので，早めに破壊してしまうのがおすすめだ。


　ポータルまでたどり着くと画面が変わり，左右から出現する敵を撃破していくことになる。シスターをタップ後，そのまま敵までスワイプすると赤いラインが描かれて，その敵を銃撃できるのだ。敵をいきなりタップしても攻撃できないので最初は戸惑うかもしれないが，慣れるのにそれほど時間はかからないだろう。

複数のシスターがいるときは，同じ敵へ向かってスワイプして集中攻撃しよう

　また，シスターはそれぞれ固有の特殊能力を持っている。敵を引きつけるデコイを設置できるEVA，透明になれるROSY，屈強なOLGA，回復が得意なMANDYの4名のシスターがいるので，好きなメンバーを連れて行こう。1回のバトルに参加できる人数は最初は1人だけだが，ゲームの進行度に応じて2人，3人と増えていく。

特殊能力の使用回数に制限はない。使用後，一定時間が経つとまた使えるようになるので，ガンガン使って効率よく回転させるのがいいだろう

　シスターのカスタマイズ性が高いのも本作の魅力。出撃したシスターは，バトルから生還すると経験値が加算され，レベルアップしてステータスが増強されていく。また，倒した敵や宝箱から入手できるゴールド（通貨）を使って武器をアップグレードすることも可能で，新たな武器や「MIRACLE」と呼ばれる奇跡の紋章が手に入ることもある。
　紋章は画面左下の本のアイコンを開き，特定の図形を実際にタッチで描くというちょっと変わった方法で発動でき，回復や攻撃といったさまざまな効果がある。ただし使用回数に制限があり，紋章の使用回数を補充するにはゲーム内課金が必要だ。

戦闘で敵が落とすゴールドはタップで回収。これでシスターを強化しよう

　「Nun Attack」は純粋なアクションゲームとはちょっと異なり，どちらかと言えばタワーディフェンスに近いゲーム性を持っている。操作は忙しいものの，戦略でカバーできる要素が大きく，アクションゲームがが苦手な人でも楽しめそうだ。スクリーンショットで琴線に触れるものがあったなら，独特のセンスに彩られたダークファンタジーの世界にぜひ足を踏み入れてほしい。

著者紹介：トリスター/慈空宇砂利
　ゲームやアニメなどの書籍や解説書，そして広告制作などを行う編集プロダクション「トリスター」のライター。1プレイで完結するアーケードスタイルのゲームが好み。フィーチャーフォンからスマートフォンへの移行が進み，そういったタイトルが増えてきたことに喜んでいる。

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