連載
マフィア梶田の二次元が来い!:第158回「ミノルとウーズが邪教の館で合体する新感覚Jホラー」
「真・女神転生IV」が面白しゅぎるぅ! 待ちに待ったナンバリング最新作,期待を裏切らない出来栄えでした。やっぱりこの独特の世界観は,メガテンシリーズじゃないと味わえない魅力だよなぁ……。
あと,「地獄の沙汰も〜」シリーズのDLCが,お手頃価格のわりにものすごく有用なんですよね。レベル上げや資金繰りがめちゃくちゃ快適になる。まるで精神と時の部屋で修行しているような気分ですよ。ちょっと張り切りすぎちゃって,ストーリー序盤で主人公のレベルが99に到達しちゃったけど……。
よーし,全パラメーターMAXのアリスを作り上げるまで飲まず食わずで頑張っちゃうぞー!
番組では,本作のディレクターである井上和久氏をお招きし,実際にゲームをプレイしてきました。
本作は“原点回帰”を謳っているだけに,最近のナンバリングタイトルに比べるとサバイバルホラーとしての要素が強いですね。クリーチャーデザインも秀逸で,“ウーズ”のキモさに関しては,個人的に「バイオハザード」シリーズの中でもトップクラスだと思います。
HD化によって3DS版よりも遥かに恐怖度がパワーアップしていますし,ホラー好きならば絶対にプレイしてほしいタイトルです!
先日,映画「クロユリ団地」(公式サイト)を観ました。久々に怖がらせてくれそうなJホラーという印象を受けていたので,かなり期待していたのですが……う〜ん? 正直,個人的にはイマイチでしたね。正統派すぎるとでも言いますか,設定や演出などが全体的に一昔前のセンスだったんです。それこそ,「リング」以降にポンポン出てきたJホラーと並べてちょうどいいくらいに。目新しい要素や意外性があまりないため,ホラーファンにとっては,先の展開が容易に読める映画でした。
錆びや塗装の剥げが不気味さを醸し出す,寂れた“団地”という舞台設定は非常に良かったんですが,惜しむらくはそれをあまり生かせていないこと。だって,ストーリーの大半は主人公の部屋や団地の外で展開するんですもの……。
作中で起きる怪異の大元である幼い少年「ミノル」についても,Jホラー特有の“可哀そうな過去”を見せようとしているわりには感情移入の余地がないというか,バックボーンが薄すぎて今ひとつ同情できない。序盤はまだ可愛げがあるのですが,終盤になっていきなり子供らしかぬ卑劣さを発揮してくるのがまたなんとも……。オチについても,非常に後味が悪い。この辺はまぁ,「Jホラーだから」で納得できる部分なんですけどね。しかしタイトルは「クロユリ団地」よりも「クソガキ団地」のほうが良かったんじゃないかな!
……とまぁ,ちょいと厳しい意見を並べ立てましたが,一応フォローしておくと,これはあくまでホラーを観すぎてバカになっている人間の感想です。俺自身,過度に期待してしまったところもありましたし,決してつまらない映画ではなかったんです。意外にも……と言っては失礼かもしれませんが,前田敦子さんの演技が素晴らしかった。もし今後,またホラー映画に出演するならば,彼女の演技に注目したいと思えるほど光るモノがありました。
ちなみに本作,どうやら前日譚にあたる「クロユリ団地 〜序章〜」というテレビドラマが放送中なんですよね。もしかすると,こちらをチェックしたうえで映画を観れば,感想が変わるかもしれません。
なんだかんだ言って,Jホラーが盛り上がってくれると嬉しいですし,もし続編の制作が決定したら,このモヤモヤ感が解消できることに期待して,ぜひ観に行きたいですね。
- 関連タイトル:
バイオハザード リベレーションズ アンベールド エディション
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