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NVIDIA,Kepler世代の最上位GPU「GeForce GTX TITAN Black」を発表
一言でまとめるなら,GTX TITAN Blackというのは,「GeForce GTX TITAN」(以下,GTX TITAN)のGPUコアを,「GK110」のフルスペック版に変更したGPUだ。GTX TITANでは,15基あるSMXのうち1基が無効化されていたが,GTX TITAN Blackでは15基すべてが動作するため,総CUDA Core数は2880基となる。
GK110のフルスペック版GPUというと,2013年11月に登場した「GeForce GTX 780 Ti」(以下,GTX 780 Ti)を思い浮かべるかもしれない。ただ,GTX 780 Tiでは,倍精度浮動小数点演算プロセッサ(以下,DP)のフルスピード動作モードに対応していかなった。その意味では,DPのフルスピードをサポートし,“非公式Tesla化”のできる,初のフルスペックGK110版GeForceと紹介することもできるだろう。
GTX TITAN BlackとGTX 780 Ti,GTX TITANの主なスペックは表にまとめたとおりだが,GTX TITAN Blackでは,動作クロックもGTX 780 Tiより高められており,文句の付けようがないフラグシップモデルとなっているのも分かる。
なお,北米市場における搭載カードのメーカー想定売価は999ドル。これはGTX TITANのそれと同じなので,GTX TITAN Blackの登場をもって,GTX TITANは出荷終了になるものと思われる。
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