連載
マフィア梶田の二次元が来い!:第258回「暗殺教室のウィッチャーと天国のライバル」
トークショーでも話題にしたのですが,業(カルマ)くんの声優が岡本信彦さんに決まったのを知った時に思わずガッツポーズしたんですよね俺。これ以上ないレベルでイメージ通りのキャスティングだったので。
アニメは早くも2期が決定しているようですし,今後も業くんのアレやコレが岡本さんの演技で観られると思うと楽しみですわ。
「RADIO 4Gamer Tap(仮)」の第12回では,スクウェア・エニックスより配信中の「HEAVENSTRIKE RIVALS」(iOS / Android)を特集。ゲストとしてプロデューサーの市川雅統氏と,シナリオ/世界観監修を担当したベニー松山氏をお招きし,ゲームの魅力を紹介していただきました。
「HEAVENSTRIKE RIVALS」公式サイト
「HEAVENSTRIKE RIVALS」ダウンロードページ
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最近はスマホアプリでもプレイヤースキルを問われる“ガチ”なゲームが増えてきましたが,本作はその中でも“対戦”に特化したシステムの面白さが頭ひとつ抜きん出ている印象ですね。すでに海外ではかなりイキオイのある作品になっているようですが,日本でのプレイヤー人口が増えるかどうかはまだまだこれから……といったところでしょうか。スマホアプリと侮るなかれ,本作はコアゲーマーにこそぜひとも触ってほしいタイトルです。
またニュースコーナーでは,めでたく12周年を迎えた「疾走,ヤンキー魂。」(iOS / Android)からエグゼクティブ・ヤンキー魂。の安藤武博氏と,プロデューサーの伊勢友光氏をお招きし,「ヤン魂。」の歴史を振り返りました。リスナーのために特別に用意してもらったゲーム内アイテム「12周年記念旗」のプレゼントシリアルコードは「yanklife12th」ですので,お取り逃しなく!(有効期限は2015年6月26日23:59まで)
俺は本来,シリーズ物のゲームをプレイする際には1作目から順番にクリアしなければ気が済まないタイプなんですよ。「ウィッチャー」シリーズはストーリー面でも高い評価を得ている作品ですし,できればやはり1作目から追いかけたい気持ちはあったんですが。記事や動画などをチェックしていると,今作が飛び抜けて面白そうなので我慢できませんでした。
あ,ほら,でも4Gamerの特設サイトで簡単にシリーズの歴史を振り返ることもできますし(ステマ)。それに,シリーズ初のオープンワールドゲームになっているという点も,我慢できずに手を付けた理由として大きいです。ゲームに没入感を求めるタイプとしては,生きた世界を味わえるオープンワールドRPGに目がないんですよ。
実際にプレイしてみるとストーリーは過去作を知らないことが気にならないくらいグイグイ引き込まれる作りになっていますし,我慢しなくて大正解でした。スルーしたら乗り遅れるところでしたよ,このビッグウェーブに。
また,特筆すべき点としてローカライズが本当に素晴らしいです。ボリュームのある洋ゲーの翻訳は大変な作業なので,細部までこだわりきれず残念なことになる作品も少なくないのですが……。本作に関してはローカライズ担当に拍手を送りたい。ここまでレベルの高い翻訳には,なかなかお目にかかれませんよ。印象的な劇中歌まで雰囲気を崩さず吹き替えているところなど,涙モノです。
本来,ゲームのレビューにおいて他作品を引き合いに出すという行為は野暮なのであまりしたくはないのですが,本作に関しては「オープンワールドRPGの大作」という点でどうしても「The Elder Scrolls V: Skyrim」(PC / PS3 / Xbox 360)との比較は避けられないと思います。
まぁ,ここで俺がしたいのはどっちが良い,悪いの話ではなく,「Skyrim」にハマった層は間違いなくオープンワールドRPGになった「ウィッチャー3」のことも気になっていると思うんですよ。エヴァで綾波好きだった人がナデシコのルリルリも気になるみたいな。……いや,これはちょっと違うか? ともかく,まさに自分がそうだったので。せっかくだから,そういう人達が参考にできるような話をしようかなと。
手っ取り早く結論から言いますと,意外に思われるかもしれませんが似て非なる作品ですね。例えば“自由度”に焦点を当てるのであれば,装備のバリエーションやキャラクターメイクといった面なら,明らかに「Skyrim」に軍配が上がります。ただ,だからといって「ウィッチャー3」が劣っているという話ではなく,「ウィッチャー」シリーズには「ゲラルト」という明確な主人公が存在しているのが大きなポイントなんですよ。彼を中心にストーリーが組み立てられるため,そのイメージを崩さないようにあえて制限をかけているというのが正しいと思います。だからこそ,ストーリー面での凝りようは凄まじいですよ。クエストのひとつひとつが味わい深く,良質なミステリー小説でも読んでいるかのようです。
つまり,「Skyrim」が「究極のオープンワールド」を目指したゲームである一方で,「ウィッチャー3」における「オープンワールド」はあくまで手段にすぎないのです。シリーズを重ねてゲーム性が変化しても,「ゲラルト」という男の生き様を追った物語であるという“核”の部分はまったくブレない変わらない。そこを理解していれば,同じ「オープンワールドRPG」でもまったく違った見え方になってくると思います。
あとは,アクション面ですよ。手に汗握るバトルというのが比喩ではなく,本気で味わえるゲーム。またまた他作品を引き合いに出しちゃいますけれども,オープンワールドで遊ぶ「DARK SOULS」(PC / PS3 / Xbox 360)……と,表現したらイメージしやすいですかね。難易度は選択できるので一番簡単なモードにすればサクサクなんですけれども,いわゆるノーマルやそれ以上の難度を選んだ場合は雑魚相手でも慣れないと苦戦します。結果,ただ漠然と剣で切りつけるだけじゃダメだとプレイヤー自身が学び,特定のモンスターに効果のあるオイルを剣に塗ったり,その時々に効果的な霊薬や爆弾を使用してクレバーな戦い方を身に付けていく。熟練のモンスタースレイヤーであるゲラルトとプレイヤーの思考が次第にシンクロしていくのが,たまらないんですわ。
おっと,連載でこんなに長々とゲームをレビューしたのは久々ですね。まぁ,それだけの魅力が「ウィッチャー3 ワイルドハント」にはあるということです。本稿でビビッときた人は悩んでいる時間すらもったいないので,今すぐ最寄りのお店へ買いに走るかダウンロードしてくださいな。こんなに面白いゲームをスルーしちゃうなんて俺が許さないよ!
「The Witcher 3: Wild Hunt」公式サイト
「ウィッチャー3 ワイルドハント」4Gamer特設サイト
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