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Sennheiser Communicationsが2020年1月に分割。ゲーマー向け製品はWilliam Demantグループの新会社へ移管
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印刷2018/09/19 13:22

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Sennheiser Communicationsが2020年1月に分割。ゲーマー向け製品はWilliam Demantグループの新会社へ移管

 欧州時間2018年9月11日,William Demant Holding(以下,WDH)とSennheiser electronicは共同で,両社の合弁事業であるSennheiser Communicationsを終了させ,2020年1月に事業分野を分割すると発表した。
 事業分割後,ゲーマー向け製品を扱う「Enterprise Solutions and Gaming」部門はWDH傘下の独立した事業体として存続し,モバイル市場向けのヘッドセットを扱う事業部はSennheiser本体でコンシューマ向け製品を扱うSennheiser Consumer事業の一部になるそうだ。ゲーマー向け製品を扱う新会社はSennheiserブランドとのライセンス契約を継続するとのことなので,当面の間,ゲーマー向け製品にはSennheiserのブランド名が残りそうな気配もある。

 ちなみに,2017年11月1日掲載のインタビュー記事でもお伝えしているとおり,WDHは補聴器などの医療機械などを手がけているデンマークの企業だ。
 GSPシリーズという,ゲーマー向け市場で確固たる地位を築きつつある製品群の将来に不安を覚える読者もいると思うが,WDHは今後もゲーマー向け製品事業を続ける「強い決意」を持っているとのことなので,その言葉に期待しつつ,続報を待ちたい。

Sennheiserによる当該プレスリリース(英語)

Sennheiser公式Webサイト(英語)

ゼンハイザージャパン公式サイト



#### 以下,リリースより ####

ゼンハイザーコミュニケーションズ(Sennheiser Communications)社が
合弁会社を解消。各社が独自領域にて、イノベーションを進化。

コペンハーゲン / 2018年9月11日 - William Demant Holding社(デンマーク/William Demant)およびSennheiser electronic(ドイツ/Sennheiser)社がジョイントベンチャーとして設立したゼンハイザーコミュニケーションズ(Sennheiser Communications)社は、3つの事業セグメントで大きなビジネスチャンスの可能性を秘めています。この可能性を最大限に活用するために、両者は、それぞれがフォーカスする事業領域において成功を収めるべく全社的に態勢を整えて取り組んでいきます。William DemantとSennheiserは合弁事業を終了し、各社独自が独自にフォーカスするビジネスセグメントを設定し、共に成長していくことで合意しました。Enterprise Solutions and Gamingヘッドセットの事業セグメントは、William Demant グループの一員として独立した事業として進めますが、モバイルミュージックヘッドセットの事業セグメントは、今後、Sennheiser Consumer事業の一部となります。分割は誠実に行われ、両者はパートナーとしてお互いにシナジーおよび協力関係を今後も継続します。

  • 当該ジョイントベンチャーは、両社のパートナーとしての成功を収めており、その間に当社は新技術の開発に協力し、市場シェアの拡大を続けてきました。すべての3つのビジネスセグメントには大きな将来性があります。 William DemantのSoren Nielsen社長兼最高経営責任者(CEO)であり、Sennheiserの共同CEOを務めるDaniel Sennheiserは次のように述べています。「市場のダイナミックスが年々変化し、集中した R&D アプローチを含むすべての工程において最適化が必要ですが、それぞれがフォーカスする事業領域において継続して最善を尽くす必要があります。

Sennheiser社、William Demant社、それぞれが50/50分割所有権を持つジョイントベンチャーSennheiser Communications社は、15年以上にわたり、Enterprise Solutions、Gaming、Mobile MusicヘッドセットのSennheiserブランドのポートフォリオを開発し、普及することに成功しました。合弁事業の終了は、正式には所有権構造での潤沢な資金のある分割を意味します。

分割は2020年1月を予定しています。それまでは、Sennheiser Communications社は事業を継続し、Sennheiser社と William Demant社は、従業員、顧客、サプライヤー、パートナーのためにシームレスでスムーズな移行を確実にするために緊密なパートナーシップで分割を準備していきます。

いずれは、William Demant社は Enterprise Solution(CC&O)and GamingとこれまでのSennheiser and Gamingとの流通、販売を含む事業部門を継承します。William Demant社傘下の新しい事業体は、Enterprise Solutions and GamingポートフォリオのSennheiserブランドとのライセンス契約を継続する予定です。2018年から2019年まで、Sennheiser Communications社にけるSennheiser社、William Demant社それぞれの利益配分はこれまで通りです。

  • William Demant社にとって、これは明らかにEnterprise Solutions and Gamingの2つの魅力的なビジネス分野における将来の成長を支える強い決意を示しています。すでに存在するグローバルな流通を次のレベルへと引き継ぐことが私たちの意向です。当社グループ内の研究開発シナジーは、インテリジェントオーディオ、低電力接続性、小型化 はより強化されるとWilliam Demant社のSoren Nielsen CEOは述べています。
  • Sennheiser社にとって、モバイルミュージック事業セグメントの統合は、そのコアコンピタンスに焦点を当て、ファミリー企業としての独立性を促進する上でのさらなる一歩です。
  • Sennheiser社は革新的な“Smart & Connected”オーディオエクスペリエンスに焦点を当て、モバイルミュージックヘッドセットの成長市場にさらに浸透させます。コンシューマー部門は、必要なすべての能力がここに集中するため、さらに強化されます。プロフェッショナル部門では、ワイヤレスマイク技術と並んでビジネスコミュニケーション部門が引き続き魅力的な成長の可能性を秘めた拠点となります。3Dオーディオ技術 AMBEOは、コンシューマー部門とプロフェッショナル部門の将来の製品ポートフォリオを開発する上でも重要な部分を占めると、Sennheiser社の共同CEOであるAndreas Sennheiser博士は語ります。

現在のSennheiser Communications社の社長Jeppe Dalberg-Larsenは、移行期のSennheiser Communications社と、分離後のWilliam Demant社の新会社の陣頭指揮をを引き続き執ります。
  • 関連タイトル:

    Sennheiser

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