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ナイスショットならぬナイス転がし。スマートフォン向け「イライラゴルフ」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第265回
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印刷2013/06/03 10:00

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ナイスショットならぬナイス転がし。スマートフォン向け「イライラゴルフ」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第265回

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スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。

 ゴルフは,ドライバーで思い切り飛ばしても,カップまでの数センチをパットで転がしても同じ一打,というルールが面白いスポーツ。しかし,本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」で紹介する「イライラゴルフ」iOS / Android)は,ゴルフいう名前こそついているものの,ボールを打つのではなく,ティーグラウンドからカップまで転がしていくというルールのゲームだ。もはやゴルフではないような気もするが。そこはあまり気にしないでプレイしよう。

iOS版,Android版ともに無料でダウンロードできる。全18ホールは少なめに感じるかもしれないが,制覇するのはそう簡単ではない
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「イライラゴルフ」ダウンロードページ(App Store)

「イライラゴルフ」ダウンロードページ(Google Play)


 本作ではステージ選択時やスタート時に画面をタップはするものの,実際のプレイ中に画面を触れる必要はない。コース上に置かれたゴルフボールを,端末を傾けて転がし,各ホールの最後に待っているカップまで運べばいいという単純なルールになっている。

 ただし,タイトルに「イライラ」とある通り,そう簡単にはボールをカップに運ぶことはできない。各ホールには,とんでもない妨害ギミックの数々が待ち受けているのだ。

ボールはちょっとした端末の傾きにも,敏感に反応する
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 端末を傾けるという操作方法はどうしても大雑把になりがちだが,コースにはボールよりちょっと幅が広い程度の細い道や,穴だらけの地形などがあり,かなり緻密な操作が要求される。ここで感じるイライラは,スマホを操作していたら傾き感知機能で勝手に画面の向きが変わったときの数倍だ(個人の感想です)。

 さらに先のコースになると,池が動いたり,橋が動いたりと,思わず突っ込みたくなるほどの妨害がプレイヤーの苛立ちをさらに煽ってくる。

橋が動くのは,下に動力が付いているんだろうとか,なんとか理由が想像できなくもないが,池が動くのはどういうことなのかさっぱり分からない
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 さらに恐ろしいことに,各ホールにはかなり厳しめの制限時間が設けられている。制限時間を過ぎてもゲームオーバーにはならないが,カップインしてもクリア扱いされない。この制限時間による焦りが操作を狂わせ,イライラを煽ってくるのだ。

 なお,ボールが水の中に落ちれば,その場でゲームオーバーとなる。時間と即死,双方からかかるプレッシャーはかなりのものだ。

バンカー(砂地)に入ると,ボールの動きが著しく遅くなる。そこでのタイムロスを取り戻そうと,狭い部分を突っ走ったりすると池ポチャだ
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 精神的余裕がないときのプレイは絶対にオススメできない本作だが,その分,クリアしたときの達成感はかなりのもの。難度も「もうちょっとでクリアできそう」と思わせる絶妙な設定で,ついつい熱中してリトライを繰り返してしまうこと請け合いだ。

 苦難を乗り越えて征服感を味わいたいという猛者には,ぜひ挑戦してほしいが,あなたの想像以上にイラッとさせられるであろうことは,お忘れなく……。

著者紹介:カイゼルちくわ
 ゲーム攻略記事を中心に活動するフリーライター。ゲーセンに寝泊まりしたいくらいのシューティング&ガンシューティング好きだが,家に帰ればPCのFPSも遊びたがる。アクションゲームとかわいいキャラにも目がない。

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