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印刷2016/09/18 21:35

イベント

[TGS 2016]ついに日本戦車ツリーの実装が決定。DMMの「War Thunder」ステージイベントをレポート

 東京ゲームショウ2016の最終日となった2016年9月18日,DMM.comは,会場内のDMM GAMESブースにおいて,サービス中の「War Thunder」PC / Mac)に関するステージイベントを実施した。

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 ロシアのGaijin Entertainmentが開発したWar Thunderは,海外でのサービス開始後,この8月9日からはDMM GAMESでの日本サービスも始まったオンラインミリタリーアクションだ。第二次世界大戦とその前後に登場した航空機や戦車を使ってチーム戦を行うという基本プレイ料金無料のタイトルで,8月12日に掲載した記事でもお伝えしたとおり,元々あった空戦と陸戦に加え,「海戦」の導入も発表されている。2016年中には招待者と,2種類のスターターパック購入者を対象としたクローズドβテストが実施される予定だ。

 そんなWar Thunderイベントに登壇したのは,本作のディレクターを務める稲垣順太氏と,ゲーム好きで知られるタレント・倉持由香さんだ。

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稲垣順太氏
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倉持由香さん

 イベントではまず稲垣氏によってゲームの概要が紹介され,続いて,新コンテンツとなる海戦の概略が公開された。
 「Knights of the Sea」と名付けられた海戦コンテンツでは,戦艦や空母などの大型艦ではなく,もっぱら魚雷艇や沿岸警備艇など,小型艦艇が中心に実装される。今回はこの点について「なぜこういうことになったのか」についての説明が行われた。
 稲垣氏によれば,第二次世界大戦の大型軍艦同士の海戦は,通常,数時間から数日間かかって行われるものだったという。水平線をまたぐようにして遠距離で撃ち合い,敵艦が損傷して反撃や行動ができなくなるまで,接近戦は行われたなかったという。

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 しかし,こうした現実をそのままゲームにすると,いうまでもなく対戦に時間がかかりすぎて面白くない。そのためゲームにおける海戦では,船のスピードを時速数百kmというレベルまで極端に高めたり,マップサイズを小さくしたりといったアレンジが行われる。また,一発勝負で決着がつくのを避けるため,簡略化された「耐久度」を採用するのが普通であると稲垣氏は話した。

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 Gaijin Entertainmentが海戦コンテンツを実装するにあたっても,リアリティとゲーム性が両立しないという問題に直面したそうだ。
 前述のとおり,現在のWar Thunderには航空機を使った空中戦と戦車による地上戦が実装されている。そして,それらは独立しているのではなく,ボーダーレスに遊べることがほかにはない大きな特徴となっている。海戦しかないのならいくらでもアレンジできるだろうが,空戦,そして地上戦という要素が入ってくると,バランス調整が難しいのだ。

 そこで選ばれたのが,魚雷艇や小型高速戦闘艇だったと稲垣氏はいう。これらの船は敵の大型艦艇に急速接近して魚雷攻撃をするばかりでなく,ときには地上に対しても攻撃を行うなど,本作にとっては最適な存在だったというのだ。
 クローズドβテストでは,本作に登場するすべての国の艦艇が実装される予定で,戦車のように「日本だけツリーがない」ということはない。艦艇の数はだいたい30隻ぐらいになるとのことで,稲垣氏は「Gaijin Entertainmentは短期間で数を揃えることがしばしばある」と語っていた。

 船の特徴の1つは,漠然とした「ヘルス値」がないことだろう。艦艇はエンジン,舵機,大砲,魚雷発射管など,さまざまなモジュールで構成されており,そのモジュールにダメージを与えたり破壊することで敵艦を無力化することになる。
 マップは複数用意されるようで,基本的には「海と島」という形になるという。いずれ,第二次世界大戦の戦場となった地中海,大平洋,北大西洋,そして北極海が追加される予定だ。

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 クローズドβテストには大型艦も出てくるが,これにプレイヤーが乗り込んで戦うことはできず,AI操作になるか,あるいは目標として登場することになるそうだ。大型艦をどうするのかという部分は,クローズドβテストの結果を見て決めるらしい。新たなゲームモードが用意され,そこに大型艦が登場する可能性もあるという。

 なお,誰でも参加できる形のオープンβテストは,2017年の実施が予定されている。

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 以上で,稲垣氏による海戦の紹介は終了。続いて,実際のプレイをブースに詰めかけた来場者に披露するというコーナーが始まった。
 具体的には,稲垣氏と倉持さんがWar Thunderの空戦をプレイするという内容。 ちなみに倉持さんは,日本の航空機ツリーを育てようとして挫折したという,なかなかのWar Thunderプレイヤーである模様。現在は,日本より簡単だと知り合いにアドバイスされた,ソ連機の育成に励んでいるらしい。

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 イベントでは「普通にプレイするのではつまらない」と司会のお姉さんがツッコミを入れていた。
 そんなわけで,2人が敵を1機撃墜するたびに,倉持さんが衣装を1枚脱いでいくというスペシャルルールが設けられることになる。それまでまさにミリタリームード満載のゲーム紹介を受けていた会場は,一瞬にしてお座敷でお大尽遊びをするような雰囲気に変化した。さすがはDMM.comだ。余人は知らぬが,筆者は稲垣氏に大きな期待を寄せた。

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 以前掲載したインタビューでもお伝えしたとおり,稲垣氏はWar Thunderのヘビーゲーマーである。戦車の導入以前からプレイを続け,ジョイスティック必須といわれる「リアリスティック」モードでブイブイいわせるくらいの腕前なので,倉持さんの衣装は風前の灯火だと思ったのだ。デモプレイのモードは,よりカジュアルな「アーケード」である。

 しかし,結果はさんざんだった。「人生で一番恥ずかしいかも」という稲垣氏が気の毒なのであまり詳しくは書けないのだが,落とすどころかドカドカ撃ち落とされて,ビギナーであるはずの倉持さんが先に1機しとめるという場面さえあった。リハーサルではかなりいいところ見せていたとのことだが,まあ,そんな日もありますよね。人がやられることを見ててもあまり面白くないので,会場もやや,どんよりムードだ。

 デモプレイの時間を延長して,ようやく1機落とした稲垣氏だったが,さすがにタイムオーバーとなった。結局,2つのキルアシストを強引に1機に換算することで,倉持さんは無事(?)水着姿に。お疲れ様でした。

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 デモプレイ終了後には,稲垣氏の口から,日本のファン待望の日本戦車ツリーの開発決定が発表された。詳細については,追って明らかにするとのことだ。
 また,クローズドβテストの参加チケットが抽選もらえるTwtterキャンペーンも実施されているので,詳しくは公式サイトを参照してほしい。

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DMM.comの「War Thunder」公式サイト


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