連載
ゾンビの群れをスクーターで蹴散らせ。iOS向けランニングゲーム「Dead Ahead」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第271回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
いきなり個人的な話で申し訳ないが,筆者は三度の飯よりゾンビが好きだ。もちろんゲームでもゾンビが登場するタイトルをよくプレイするのだが,「これだ!」と思わせてくれるものは少ない。
本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」では,そんなゾンビゲームの中でも,ユニークなドットグラフィックスに過激な演出,適度なゲームバランスなどで,ひときわ高い完成度を誇る「Dead Ahead」を紹介しよう。
「Dead Ahead」ダウンロードページ(App Store)
プレイヤーはスクーターに乗った主人公を操作し,ゾンビがはびこる街道をどれだけ走れるかを競うこととなる。前進自体は自動で行ってくれるが,道路にはゾンビや障害物が点在しているので,これらを回避して進もう。画面右端を指でホールドし,その状態で上下へスライドさせれば,スライドさせた方向へ移動できる。
交通規制用の小さな柵やパイロンは当たっても吹っ飛ばすことができ,ゾンビにいたっては轢いて殺すことができるので,無理して避ける必要はないが,その場合,スクーターのスピードが落ちてしまうので注意しよう。
また,トラックや乗用車といった大きな障害物に当たると主人公がこけてしまい,ゲームオーバーとなるので,これらは何としても避ける必要があるのだ。
ゾンビには,主人公を後ろから追いかけてくるものもいる。彼らに捕まるとスクーターから引きずり下ろされ,ゲームオーバーとなるので,画面左下の「加速ボタン」をタップし,スクーターのスピードを上げて振り切ろう。
また,加速ボタンの隣には「射撃ボタン」があり,これをタップすれば手持ちのライフルで後方射撃が可能。これを使えば迫り来るゾンビたちを撃ち倒せるが,銃には弾数が設定されており,使い切るとリロードまでしばらく時間がかかるので,接近されたときの最後の手段として残しておこう。
前述したように小さな障害物やゾンビにぶつかるとその衝撃でスクーターのスピードが落ちてしまうのだが,加速ボタンをタップしているあいだ発動する「ウィリー」中ならば,ぶつかってもスピードは落ちない。「ゾンビにぶつかる,でもスピードを落としたくない…」というときは,これを活用していこう。
ちなみにゾンビを短時間で連続で倒せば「コンボ」となる。ボーナスとして最後に獲得できるコインが増えるので,なるべく狙っていくといいだろう。
本作ではゲームオーバー時に,「進んだ距離」「ゾンビ撃退数」「コンボ」「最高速」に応じてスコアが算出され,通貨であるコインがもらえる。このコインを使えば,「1回だけ復活」や「そのチャレンジ中,リロードが早くなる」といったアビリティを入手できる。
ただし,これらは規定回数使用するとなくなるので,高スコアを狙うときのみ購入するといいだろう。コインは「バイク」「武器」「ロケーション」という3つのアイテムの購入にも使えるので,なるべくこれらのために使用することをオススメする。
アイテムにはコインで購入するもの以外に,ゲームプレイ中に登場するものもある。爆発的に加速し,無敵状態となるものや,弾数が一定時間無限になったりするものなど,いずれも非常に役立つのだが,ランダムで登場するうえ道路にぽつんと置かれているだけなので,スピードが速いと取るのがかなり難しい。
無理に取ろうとするとミスしやすいので,取れそうなときだけ取るというスタンスが,もっとも安全だろう。
なお,ある程度走行距離を稼ぐと「ボス」と呼ばれる巨大なゾンビが後方から出現し,主人公に迫ってくる。ボスは非常にタフで,その巨体を生かしたジャンプで障害物で潰したり,着地の衝撃で主人公のスクーターを転倒させたりといった荒業まで繰り出してくる。
倒すにはアクセル全開で逃げながら射撃しなければならないので,ボス戦では難度がかなりアップする。ここを切り抜けられるかどうかで,高スコアにつながるかが決まるのだ。
プレイ中,特定の条件を3つ満たすことで「RANK」が上がり,RANKに応じて新たなバイクや武器も開放される。さらに日替わりの「デイリーミッション」も用意されているなど,やりこみ要素も十分だ。
単純なランニングゲームとしても非常によくできているので,ゾンビ好きはもちろん,この手のゲームが好きな人にはぜひオススメしたい。メニュー選択時にたびたび出てくる広告にはうんざりしたが……。
著者紹介:トリスター/目代将規
ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。
「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」記事一覧
- 関連タイトル:
Dead Ahead
- この記事のURL:
キーワード
(C) Mobirate